目次〜2005年07月〜

■Top
■2005/07/31:密会
■2005/07/30:アイム・オン・ザ・エッジ
■2005/07/27:熊避けの鈴-歪な現在進行形-
■2005/07/21:秘密の会員制クラブ vol.3
■2005/07/15:秘密の会員制クラブ vol.2
■2005/07/11:秘密の会員制クラブ vol.1
■2005/07/08:粗忽な遠足
■2005/07/07:短冊に願ふ
■2005/07/03:バトン
■2005/07/02:ECLIPSE


■2005/07/31:密会
旅は道連れ世は情け、袖振り合うも他生の縁。とはよく言ったもので、いやまあ、あんま言わない。

ついぞ聞いたこともないってのが妥当かもしれないのですけれども、

とりあえずそんな言葉もあるのは確かでして、僕は出会いというものをなかなかどうして、大切にする傾向があるのですよね。

そんなこんなでこのサイトを通じて出会った女性の方々を片っ端から喰いたいだとかいう願望を・・・
(だから祖父(齢87)が見てるんだって!止めんか!殺す気か!)



この世界において、退屈でないものには人はすぐに飽きるし、飽きないものはだいたい退屈なものです。

そういうものなんです。

僕の人生には退屈する余裕はあっても、飽きているような余裕はない。

それは僕の人生のオプションにはない。

威張るつもりはないのだけれども、たいていの人はそのふたつを区別することが出来ない。



そう、それは世の中のほとんどの人が自由なんて求めていないように。

求めてると思い込んでいるだけだ。

全ては幻想だ。

もし本当に自由を与えたりしたら、たいていの人間は困り果ててしまう。

覚えておくといい。

人々は実際には不自由が好きなんだ。






そんなこんなでサイトを通じて知り合った方々とはちょいとエネルギーを使って交流を深めようと思うわけなのですよね。

まずはリンク先の方々からと思い、対象の方のオフ会には極力参加して出会ったりだとか、僕のウンコ駄目なnot1人オフとか本気で1人になっちゃうオフ会に参加して頂いた頭の痛い方々。

思い返せば実に楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

あっ、まあnot1のオフでマジ独りな時は膝を抱えて泣いてましたけどね。

うん、それはまあ、弱小なサイトの管理人のくせに羽ばたこうとかした罪を全面的に背負う結果になっただけですから別に気にしないで下ちぃ。



と、長い茶番はこれくらいにしまして、それとは別に日記にはアップしない形でこそぉぉぉぉぉーっと親密を深めるような行為をしてたことが過去に二度ほど・・・

まあ、この年(齢26)になるとですぜ?兄貴?

自分がどんな女の子と寝ればいいのかが分かるわけですよ。

そして誰と寝ることが出来て、誰と寝ることが出来ないのかもが分かるわけですよ。

誰と寝るべきじゃないのかも。



ええ、まあそんな期待を胸にしまいながらもボインボインにヒンデボス。

自分で記載してて全然意味が分からないのですけれどもね。

もうこのサイトも収束に向かってることですし、ちょいと内輪話をしようかと。



●密会 セクション1 −犬ヨの管理人と飲んでみる−
実のところ僕はサイトを通じて女性とメールするよりかは、殿方とメールする方が断然多い。

なぜかは分からないし、聞かないで欲しい・・・

でも、その、間違った傾向ってか、具体的にはホモ・セクシャルでないことは伝えておきたい。



同じ横浜住まいってなこともあって「犬ヨ」のあんちゃんにメールしたのですよね。

「飲みませんかー」ってな感じで。

快く引き受けてくれた「犬ヨ」のあんちゃん。

横浜の西口の・・・

何処だったかな・・・

モンテローザ系のチープな居酒屋に入ります。

まずは生チュウでかんぱ・・・



うおっ!

この輩コミュニケーションとかそういうの抜きにして瓶ビール頼んでる!

乾杯とか予告なしにテメェでついでテメェで勝手に飲みだしてる!

こっちが話しかけないと話さない!

人の目見ない!

そんな不細工か?僕・・・



かなりマイペースな人間でした。

かなりメジャーなサイトの管理人なのだけれども、僕は別に相手がメジャーだとかそういうの抜きにして、

なんてか僕のサイトがマイナーでも僕の文章が一番面白いしエネルギーに溢れてると思ってますからね。

そんなこんなで誰に対してもヘコヘコするのはゴメンです。

飾らないし、持ち上げません。

とにかく変な奴でした。

多分友達にはなれない。

でも誤解しないで下ちぃね。

愛情の裏返しってことを。



●密会 セクション2 −Dandy荒田の管理人と飲んでみる−
メールから始めておホモ達に。

あわよくば・・・



とまあ、このふざけたサイトの管理人。

まさに非常識の代名詞のようなサイトを営んでまして、僕のサイトとは正反対。

こんな下品な人間がこの世に存在するのか!?

していいのか!?

そんな疑問をよそに口説き文句のメールを投稿ってか、注入します。



なんてか、助かるのは僕のような難しい人間がリンク先にいないことなのですよね。

快く「飲もうぜ!」ってな返答を返してくれるDandy荒田。

もうこれは飲むっきゃない。

僕だって飲みっぷりだけはDandyです。

約束の日時をとりつけいざ新宿へ。



全ての欲望が渦巻く街、新宿歌舞伎町。

アルタ横のみずほ銀行でを待ち合わせに指定するDandy荒田。

何がDandyだよ。ぜってぇー来る奴は貧困、貧弱な奴に違いない。

そう思いながら7月も終わりを告げる物憂げな空を見ながら彼が現れるのを待ちます。



はうあっ!

いや、なんてか、新宿アルタ横のみずほ銀行から眺める夜空の向こうに輝きを放つ電光掲示板!

その掲示板に流れる文字・・・

「ダンディ・・・ダンディ・・・あなたもダンディ・・・」

ぬおっ!

こ、こやつ絶対狙ってる!

こんな分かりやすい変態サイト管理人は今までに出会ったことがない!



そして迎えた約束の刻19:00。

ものすんげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

ダンディな荒田さん登場。

なんてかね、マジでダンディでした。

顔とか骨格とか、身体全体ってか、オーラまでダンディでした。

いやね、普通はサイトを通じて知り合ったとはいえ、よそよそしくするってか、したいじゃない?

もうね、強烈にダンディでした。



とまあ、彼のサイトを見ると分かるのですが、変態日記はともかく「Forum」には熱烈に刻印された文章。

ええ、まんまでした。

とてもダンディ、超ダンディ、ちかっぱダンディ。ゲロバブエにダンディ。



とまあ、とても喜作な方でしてね。

伊達男丸出しで、大阪弁丸出しなのですけれどもすげぇー優しい人でした。

彼のサイトに「Gourmet」ってなグルメな店の紹介があるのですけれども、この日は彼にまかせてお店をチョイスして頂きました。





待ちました。

なんか客がびっしりでしたよ・・・

テーブル席から客が退いていけすが見えるまで待ちました・・・

嘘です。

尽きないほどの会話で料理とか撮影する暇がなかった。





えと・・・

頼んだ料理は4、5品でしたっけ?

すいません・・・

一杯700円近いビールやら焼酎やら飲んじゃいまして・・・



いやね、流石にメニューを見て「たっけぇー!」と思ったので飲むのは控えていたのですよね。

多分荒田さんの倍は飲んでた。

でな、まあ、気持ち「僕一万払いますよー」ってな持ち出しをしたのですよね。

もしかしたら、てめぇ、散々飲んどいて一万だと?掘るぞこの野郎!だとか言われる覚悟で。



でもね、なんてかダンディにこう言ってくれた。

「ダンディに分割だ!」

いやまあ、そんなことは言ってないのだけれども割り勘にしてくれました。

す、すいません・・・

彼のサイトのオフ会の計画もあるので僕は参加させて頂くこととなります故、そのときも是非よろしくお願いします。

ダンディによろしくお願いします。






安いウイスキーを飲んだり、あまりぱっとしないセックスをしたり、結論のない話をしたりしてる貴方。

是非彼のオフ会に参加しませんでしょうか。

てか、しろな。

ダンディに宣伝しないとダンディに締めるって脅されてまして・・・


■2005/07/30:アイム・オン・ザ・エッジ
どこから書こうかと悩むわけですが。

先刻まで伏せ字にしておいた文を読んで頂けると分かるかと思います。



---
なんてか、じーちゃんにサイトがバレました。

僕が酔っ払ってPCからじーちゃんにメールした際に以下の署名をつけてしまいました・・・

__/__/__/__/__/__/
BLUE-TRANSPARENCY
〜限りなく透明に近いブルー〜
http://blue-transparency.net/
w0r3z@yahoo.co.jp
管理人:asuka
__/__/__/__/__/__/



それを読んだサボーグじじいから以下のメールが・・・
(おそらく■2005/07/27:熊避けの鈴-歪な現在進行形-を読んだっぽい・・・)

> はい。全部見ました。良くできました。長くて読むのに息が切れ ましたが?
> 「万国共通後」の後は、殊によったら語では。? 
> 為念。



えと、間違いなく読まれてる・・・

ちょっとまずい・・・

心臓が急停止しなかっただけでもありがたい・・・(齢87)

ちょっと週末に実家帰ってじーちゃんのPCから僕が送ったメール抹消して来ます。

じーちゃんから親に知れ渡ったら多分自殺します。
---



上記のように小細工しようとしたのですが、本日帰宅して受信したメールが以下のようになります。



---
>  「ピンクのバックに白字のメッセージ」
> 1 「えと、間違いなくよまれてる・・・」(読んだよ。)
> 2 「ちょっとまずい・・・・」 (なにが。?)
> 3 「心臓が停止しなかっただけでもありがたい(歳87)」 (まだ動              
>   いているよ。)
> 4 「ちょっと週末に実家帰ってじーちゃんのPCから」・・・・(暗号                     
>    は誰も知らない。?)
> 5 「じーちゃんから親に知れ渡ったら」・・・(口止め料が必要?。
>   殊によったら止めないかも。?)           
---


ふむ。

と、言うことで驚かさずを抜きにして閉鎖しようかと思います。

僕にも到底予期せぬ形で閉鎖になったなあーという感で一杯です。

まあ、ちょっと予想以上に頭のキレるじいちゃんでまいりました。

<あなたに言ってますよ。よわい87才のあなたに。>



小細工は通用しないかなと。
(見えないリンクを張って、遷移して、暗号のファイルをDLさせて中身を解析させてもついてくるでしょう。)

恐らく協定を提携したとしても彼は何かしらの方法でここを見続けることでしょう。
(僕ならそういう道は閉ざさない。)

なので、潔くを志に閉鎖としようかと思います。



「酒は飲みすぎるな!」と。

良い教訓ですな。



まだ宿題事項が2つもあったのになあ・・・

残念無念。



そうそう、2005/08/27を閉鎖予定としまーす。

この日僕は27才になります。

なんとなく区切りもよさそうですし。

もう世間ではおっさんと呼ばれてもおかしくない年ですね。

全国のおっさん方、よろしく。



そんなこんなで予定日までもうちょっと頑張ろうかと思います。

おっしゃー!

バンバン書くぜ。

最後までよろしくぅー。


■2005/07/27:熊避けの鈴-歪な現在進行形-
「とどめだー!」



日常使う言葉の中でもちょっとした環境の違いで「おいおいちょっと使い方間違ってるんじゃねーの?」

ってな風に感じることがあるのですよね。



僕が小学校の頃に聖闘士星矢ってないわゆる正義と悪がおりまして、アチョウアチョウしながら戦うアニメが放送されていたのですよね。

何処の田舎の鼻垂れ小僧も真似するように、当然のことながら僕らもキャラを割り振って遊んでいたのですよね。

まあなんてか、あまりぱっとしない輩が悪キャラの役目を担って倒されるわけですよ。



でな、そんなパッとしない輩を倒すときの決め台詞ってなのがあるわけですよ。

ペガサス流星拳だとか、盧山昇龍覇だとか、ダイヤモンドダストだとか、

もうどこからどう見ても頭の悪い子ちゃん丸出しでアニメのキャラが繰り出す必殺技のモーションをとって拳を振りかざすわけな。



そんな必殺技の呼称を叫んでフィナーレを向かえる場合はもちろんあるのだけれども、それとは別に万国共通後がある。

いわゆる「とどめ」ってな単語を用いて、「とどめだー!」だとか叫んでフィニッシュを飾るわけですよ。



ところが一人だけ違和感を覚えないわけにはいかない使い方をしている奴がいた。

まあ、小学校の頃の親友のエロエなのだけれども、もうここは言わば人生の晴れ舞台。

この一言で己の不細工さを、体臭っぷりを、ありとあらゆる負の極限を解消できるチャンスに一言。

「とどめぇー。」



僕はどうもこの名詞的終止符ってのが苦手なのですよね。

「とどめぇー」ってあんた、なんかちょっと歪な響きがしませんでしょうか?

こう文面で表記しても実に伝わりにくい。

僕は本日このいささか響きの悪い名詞的終止符について語りたいわけなのですよね。

「とどめぇー」の何処が一体全体悪いのをか?

それをもっと分かりやすい例を用いて説明したいと思います。






僕が鳥作のオヤジと東北は山形県で山菜狩りに行ったときのことでした。

山は深く険しく、登る者の精神を摩耗しつくす山々。

ふもとの休憩場で身支度を整えているときでした。

僕と鳥作のオヤジの他にもう一組カップルが囲いのある休憩場にいたのですよね。

なんだか、熊が出たらどうしようだとか、あたし怖いだとか言ってるごく普通の、

あまりぱっとしないセックスをしているであろうカップルがいたのですよね。

でもまあ、記憶に残っているのは、とにかく熊が出ると怖いとしきりに言っておられました。

熊が出るとまずいので鈴まで装備しているとのこと。



僕らは僕らで山菜を取ることに精神を集中しておりましたから格別気にすることはなかったのですよね。

そのときは・・・

ええ・・・そのときはな。



僕と鳥作のオヤジが背中に背負った忍者刀。

じゃない、背中に背負ったコンドーム。

でもない・・・

いやまあ、背中に背負った籠一杯に山菜をとってふもとに戻るときでした。



静かな湖畔の森のなかから・・・
(静かな湖畔の森のなかから・・・)

男と女の声がする〜♪
(男と女の声がする〜♪)

いやん、だめん、そこはだめよぉー(ハモリ)



僕は鳥作のオヤジに連れて行かれるがままに道をなくしたかなり奥地まで足を踏み入れていたのですよね。

なんてか、まったくもって信頼性も回帰性もないオヤジに、度胸だけで着いて行って、余裕で道に迷っていたときでした。

チリン・・・チリン・・・



そこでとんでもない衝撃的な映像が僕等の視界に写った。

いやな、なんか女が木にもたれるように屈して、ケツをつきだしてるのな。

「てめぇのケツにキスでもしてろよ、お釈迦様。」

ってな格好をして木にもたれかかってるのよ。

全裸で・・・



全裸で木にもたれかかったまま右手で一生懸命鈴を鳴らしてるのな。

なんか、鈴を握って必死になって振ってるのよ。

その後方からは男が発情期の猿のオスみたいにヒンデボス。

分かりやすくいうと、バックでファックってな格好でアヘアヘしてたのな。



いやまあ、それは百歩譲ってありだとしてもいい。

僕が気になったのは立ちバックしてる女のセリフでした。

彼女は万遍なく草の匂いが漂う森の中で叫んでたね。

こう叫んでた。



「逝ってる!イってる!いってる!」



いやな、僕が育った環境が悪かったのかもしれないのだけれども、

普通は「逝く!イく!いく!」じゃない?

「逝ってる」ってあんた・・・

モロに現在進行形で逝ってらっしゃるじゃない。



そらね、アメ公なんかは「I'm comming」だとかモロに現在系で表現しますよ。

でもね、そこまで現在進行形にならなくてもいいと思う・・・

いってるって、あんた・・・



あんたの最中のその顔が逝ってるわ。


■2005/07/21:秘密の会員制クラブ vol.3
『おちんちんする?』



はじめのうち僕にはそれが、この太陽系第三惑星における、この現実といういささかユーモアのセンスを欠いた、
(もちろん地球は人を笑わせ楽しませるために身を粉にして太陽のまわりを回転しているわけではない。)

星の上で起こっているのかうまく理解が出来ませんでした。



しかし僕は確かめなくてはなりません。

裸の彼女の身体を開かせ、そのあたたかみの中に身を沈めたいという激しい欲望を押しとどめて確かめなければなりません。

聞くはいっときの恥、聞かぬは一生の恥でございます。



いや、嘘だ。

なんでテメェ、このトンカツ!

なんで裸になってんだ!おまっ!

シャレになってない!

なんだ、その醜い段々腹を僕に見せるんじゃない!






そうだ・・・

僕は干上がったやる気のない女に暗黒の根源の中を、共鳴を失った沈黙の中を、

どこまでもどこまでも孤独のうちに落ちていく感を与えられている時だった。



あたり一面が黒の世界ですから正しく正確に確認出来たわけではなかったのだけれども、

そこはかなり大きな一つの部屋になっていて、ソファーと机がワンセットになった空間が何セットか存在してました。

何セットかといっても、外からは薄いレースのカーテンのようなもので仕切られていたのでそれぞれの詳しい中の様子は分かりません。

ただ僕が今いるこの部屋と呼ぶには若干ふさわしいような表現ではないのだけれども、

それでもここが何セットかのうちの一つであるならば、そこにはソファーと机が一つ。

そして机の上には火の灯されたローソクが一つありました。



一体この場所でこれから何が起きて、はたまた何を選択出来て、あるいは何かを受動的にさせられるか。

そんなマイナスのベクトルに進む物事達が僕の頭の中を駆け巡っているときでした。

『こんにちわ』



何処かで聞いたことのあるような声。

でもそれは記憶の中では間違いなく良いものとしては残ってなかった。

そしてそれは・・・

トンカツだった!

牛のような乳をバスローブに巻いてショルダーチャージしてきたハラボテマッスルだった。



トンカツは僕の顔を見てもうろたえた様子はありませんでした。

どうやら渾身の一撃を浴びせたことなんてすっかり忘れているようです。

もしかしたら昨晩僕の顔までははっきり見ていなかったのかもしれません。

どちらにしても彼女にとっては僕を初めて会う人間だと思っているようでした。



どう考えてもお酒を飲むような雰囲気ではありません。

もうこれは今にも両の足を鷲づかみにしてマクローリン展開だのテイラー展開だのをかましても許される雰囲気です。

しかし僕はそんなことをしに来たわけではありません。

世界で一番タフな25才な僕は恥を忍んでビールの値段を伺い、

一本2000円の豪快にヤクザな瓶ビールを注文して飲みます。



一時したときでした。

『おちんちんする?』

そうトンカツが言ってくるではないですか。



僕がこの世界で知る「おちんちん」の意味は2種類です。

でもしかしこの場でワンコのように手を差し出すだとか、そんなことはあり得ない。

例え夢の中でも、メタファーの中でも、アレゴリーの中でも、アナロジーの中でもあり得ない。

つまりそれが意味することは「ちんぽを出すか?」と聞いているに違いないのです。



簡単なことです。

3年近く洗ってないジーンズのチャックを降ろして、その足の付け根にある国宝級のホエールタイテーを出せばいいのです。

そうすりゃこのハラボテマッスルは『ホエール!ホエール!』だとか言うに決まってます。

全てのものごとには臨界点というものごとがあって、それは自明の理なのです。

ここでトンカツとスタークロスト・ラヴァーズ(悪い星のもとに生まれた恋人たち)になり果ててバカみたいにちんぽを出すのは簡単です。

浅学非才な僕にでもお前の頭の中身なんぞアジの開きみたいにべろっとまるわかりだぜ。

僕が言うセリフは決まってました。



「あーい。オティンポ気持良くして下ちぃ。」

いや、違う。

僕は世界で一番タフな25才です。



「結構。」

ここは意を決するまでもなく訥々と答えます。



始めのうちトンカツはそれが冗談だと思っていたのか満面の笑みを浮かべて何度も聞き返します。

『おちんちんしないの?』

「しない。」

『なんで?気持ちよくなりたくないの?』

「なりたくない。」



そうこうしているうちに昨日を思い出させるような阿修羅の仮面に変わります。

『ちょっと!ちんこ出しなさいよ!』

『あんたひやかしに来たわけ?ちんこ出せよ!』



遂には人様のちんこに向かって「出せよ!」と命令口調で言い放つトンカツ。

『マジ有り得ない!』だとか暴言を吐くと怒りに満ちた足取りでその場を離れていきました。

ここは終わった世界だった。

僕はその隙に席を離れると急いで店を出ました。

幸い入店したときにいた女は会計場にいなかったので僕は黙って店を出ました。






この奇妙な邂逅があってから1年あまり。

会社の帰りにスーパーで酒のつまみでもと刺身を買ってレジで会計を済ませて袋に詰めているときでした。

僕の隣で買った物を袋に詰め終わったトンカツが誰ぞやと携帯で話していたのですよね。

僕にケツを向けながら・・・



僕よりも豪華な刺身の盛り合わせが目に付いたので僕の貧相なかんぱち刺しと取り替えておきました。

プラスティック容器を包んだサランラップにそっと親指で穴を開けながら・・・



追い越し際にスカシッペをかまし出口付近で顔を見ると・・・

全然違うただのデブだった。


■2005/07/15:秘密の会員制クラブ vol.2
あんのぉぉぉぉぉぉぉクソアマッ!

とことんとろい生きてくセンスを欠いた脳味噌は寒天でできているであろうふぬけういろう野郎め。

網膜に映し出されたイメージとそれを受け取って分析する脳の部位がかみ合うことのないメスブタめ。

目と目の間が少し開きすぎてバカっぽい草食動物のような顔をした分際で自分の価値観でしか物事を測ることが出来ないうつろな人間め。

想像力を欠いた狭量さ、非寛容さ、一人歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直したシステム。

ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃー!



いや、ぶっちゃげ太った女のことはどうでもいい。

どんな都会の通りにもある遥か恩寵に遠ざけられた街外れの雑居ビルの一角の実態を確かめたい。

物事が損なわれ続け、心が移ろい続け、時が休みなく流れていく世界で、

それがどんなに突飛で奇矯なことであってもこの目で確かめたい。



その先に何があるのか、それを知りたい。

もしそこに何もないとしたら、何もないということを知りたい。

物語の中で拳銃が出てきたら、それは発射されなくてはならない。

このサイトにちんぽが出てきたら、それはオナニーされなくてはならない。

僕の人生の中に秘密の会員制クラブが出てきたら、それは確かめなくてはならない。



僕は一貫して虚飾のないストレートな性格ですからね。

あんあん、知りたい知りたい、見たい、聞きたい、触りたい。

あんあん、入れたい入れたい、揉みたい、抜きたい、舐められたい。

ゲロバブエにヒンデボス!ゲロバブエにヒンデボス!ゲロバブエにヒンデボス!

ぶひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃー!






影の触手が新しい地面をひと目盛り、またひと目盛りと侵食し、

やがてその暗い冷ややかな領域に呑み込まれていく都会の夕暮れ。

10枚の諭吉を握り締めジェラルミンに刻まれたスナック『ルナ』を目指します。

助骨の檻の中に閉じ込まれた熱い心臓が、僕の意思とは無関係に収縮し、拡大します。拡大し、収縮します。

「国宝級のペニスをぶち込んでやるぜ!」

いや、違う。



とまあ、昨夜大敗を喫っしたスナック『ルナ』へ向かったわけですよ。

スナック『ルナ』を包囲するビルは相変わらずの静寂。

その重みがどっしりと耳を伝わります。

ああ・・・沈黙が耳に聞こえる・・・耳が痛い・・・

当時25才。

僕は今から世界一タフな25才にならなくてはなりません。



昨夜の悪夢が蘇りながらも扉に手をかけ思い切って開きます。

メガトンキュウの豚がハイパボリックなタックルをかましてきたときの為に、

全部で1ダースくらいの言い訳を前もって用意していたのだけれどもどうやら24時間前とは様子が違うのです。



会計場らしき付近にタバコをふかした痩せた女が一人。

女は『それで?』と言いたげな呆れたような顔でタバコをふかしながら僕に見下す視線を浴びせます。

ムキィー!

どうやら僕からのアクションを待っているようです。

ここでうろたえてはいけません。

僕は世界で一番タフな25才にならなくてはなりません。



こういうステレオタイプな反応を示す女ってのは精神的に屈折しているケースが多いものですから、

何を話しかけても見事にスルーしがちです。

でもしかし、僕は世界で一番タフな25才です。

「こんにちは」

ここは意を決して友好的な挨拶を持ち出します。



いかれたステレオタイプの女はなかなか反応を示しません。

根気よく苛立たずに待つとします。

長い沈黙の後で女はいかにも大儀そうに傲然な様を保ちながら緩慢な速度で口を開きます。

『会員証』。



どうやら昨日の荒地の魔女レベルの女よりかはいささかまともなようです。

会話が通じるようでございますです隊長!

しかし困ったことに僕は会員証なんてもちろん持ってません。

普段なら「アヒィー!」だとか叫んでその場を後に逃げ帰るところですが今日の僕は違います。

なんたって世界で一番タフな25才です。



「今ここで会員になりたい。」

一頻り時間が経過した後でトンマな女が口を開きます。

『誰かの紹介じゃないと入れないんだけど。』

微かな猜疑と陰謀の気配がプンプン漂います。

しかしここで怯むわけにはいきません。

なにせ僕は今世界で一番タフな男です。



「田中さんです。」

僕の心:「おいおい、誰だよ田中さんて?いいのか?いいよな?もう突っ走るしかない。」

「田中さんに俺の名前を出せば会員になれると聞いて来ました。」

僕の心:「うっわー、言っちゃったよ。言っちゃったー。何でもありだこりゃ。」



疑いの余地を隠しきれない様子で僕を睥睨します。

諦めたのか面倒臭かったのか彼女は薄いプラスティックでラッピングされた会員証を僕に手渡すと諭吉さんを一枚要求しました。

僕は泣く泣く諭吉さんを手放し硬く虚空が続く奥の細道へと通されるのでした。



僕は何をやっているのだろう。

確実に誤った道を進んでいる・・・

もしかしたらこの奥で男祭りだんじりならぬホモ尻ほもじりとかが熱く激しく雄たけびを挙げていて、

僕はその間違った権力の走狗になり果ててしまうのかもしれない。

ケツにキスされてアナルをペロンチョされて昇天してしまうのかもしれない。

気持ちいいとか思ったらどうしよう。

ああ・・・

おうちに帰りたいよ・・・

ママー!















































つづく・・・


■2005/07/11:秘密の会員制クラブ vol.1
おっぱいむちむち、肌はつるつる、腰はくねくね、あそこはぐしょぐしょ、ばりんばりんのセックス・マシンだ。

車に例えるならば、まさにベッドの四輪駆動。

踏み込めば愛欲のターボ、指が包むは怒涛のシフトノブ、

さあコーナーだ、とろけるギアチェンジ、よしきた追越し車線まっしぐら、

行くぞ、行くぞ、asukaちゃん。

見事に大昇天だ。



この門扉を抜ければそこは魅惑のパラダイス。

超弩級の芸術的なフェラチオ娘をはじめ誰も彼もがバルトリン腺液でヌメリまくった下品なプッシーを火照らす。

己のメッキしゃちほこボケを心ゆくまま快楽に浸し、善と悪の峻別を超えた力の源水地桃源郷。

行くぞ、行くぞ、asukaちゃん。

開けばそこは楽園だ。



ギィィィィ(扉を開く音ぉー)






「ちょっと!何入って来てるんですか!ここは会員制ですよっ!」



もんの凄い勢いで、今からトンカツにでもなるんじゃーねの?

ってくらいのハラボテマッスルが出てきたね。

なんか、全身をバスローブでくるんでらっしゃいまして、真っ赤っかなお顔で怒り狂ってましたもの。






普段からそうであると言えばそうなのですけれども、週末は更にもまして人間を辞めている僕。

なんてか、土曜日なんて夕方17:00から日曜の朝4:00くらいまで飲んでますからね。ええ、今だに・・・

とまあ12時間を越えて飲むのはざらなのですよね。



そんなかなり大胆でシュールレアリスティックな生活をしておりますと、

夜の夜中に唐突に馴染みのないお店にお邪魔するなんてことがあるのですよね。

そのときもそうでした。



かれこれ1年以上前の話になるでしょうか。

行き着けの鳥作をはじめ適当に2、3軒はしごしていたのですよね。

そうしますとあなた、3軒目でシンさん(齢63)てなバツ3のどこぞの社長さんと出くわすじゃないですか。

もちろん飲み友達でして、次行こうってな風になったのですよね。



お互いだいぶ酔ってましたから船を漕ぎながらフラフラと三歩進んでは二歩下がる状態で夜中の街中を彷徨ってました。

まあ、確実に駄目な人生に向かってちゃくちゃくと進んでいるわけですけれども。

ふと気づくと、町の一角ににあるスナックビルの前。

このビルだけは手をつけたことがなかったのですよね。

なんてか、コンクリートの壁は宿命的に日焼けをしていたし、それに走ったヒビは、

「どうせそのうちに壊されるのだから、とくに気にもしないでもらいたい。」

と言葉少なに訴えかけているように見えました。

加えて、表の電光看板は無造作に穴が空けられて蜘蛛が巣を張りめぐらせていました。



もうその陰気な雰囲気から僕の直感がこのビルには近づくなと言っている。

ところが酒を飲んで気を大きくしたバツ3の駄目社長。

「よしっ、ついて来い。」の気の良い一言。

冷淡なネオンの光が僕らの全身に呪いの洗礼を浴びせ、不気味な語らいを投げかける。

「さあ、行って来い。」と。



螺旋状の剥き出した冷たいコンクリート階段。

5F建てのビルだが階段には電気はない。

半周すると無限の深淵のように漆黒の暗闇が僕らを迎え、

もう半周するとまるで僕らを睥睨するかのごとく淡い微笑を浮かべたネオンがあざ笑う。



一体シンさんは何階まで登って行くのだろう。

僕の不安をよそに最上階へ。

おいおいこういった陰気臭いところに入るときはいつでも逃げれるように1Fを選ぶべきなんだ。

1Fのビル案内の標識を見ると5つの店が入っている模様。

しかしながらどの店も営業している様子が全くない。

最上階の5Fのフロアですら看板一つない。

長い沈黙と暗闇以外には黙り続ける扉が一つ。

ドアの上方部、左右からど真ん中に位置する銀色のジュラルミンのような札に刻み込まれたスナック『ルナ』の文字。

この扉を開けてしまえば何が起こるのかは人知の他だ。



天国と地獄、Dead or Alive、光と影、希望と絶望、笑いと哀しみ、信頼と孤独。

そんな相反する言葉が頭をよぎる。

正しい場所なのか、正しくない場所なのかのどちらかに決まっている。

こんな危険にオルターネイティブな二択に賭けてよいものか・・・



「さあ、asukaちゃん。開けて。」

おいおい、やっぱ開けるの僕なのか?

入った途端にボブサップ並みの黒人にドアを閉められて、彼らはきっとこう言うんだ。

「合言葉を言え。」

そして僕はこう答える。

「Love Me?」

『Leave Me』

そしてズドーンだ。



そんなビジョンが容易に予想出来るのだけれども扉を開ける僕。

「らぶ みぃ?。」

・・・

・・・

・・・

そしてもの凄い勢いで飛び出してきたトンカツ。

「ちょっと!何入って来てるんですか!ここは会員制ですよっ!」






そんなもん何処にも書いてなかったし知ったこっちゃない。

入ってこられたくなかったら少なからずそういった処置を取るべきなんだ。

僕らは物凄い勢いでトンカツのタックルを受けて店の外に吹っ飛ばされたました。



町外れの一角にあるビルの一室で一体何がなされているのだろう。

これは僕の弱点でもあるのだけれども、一度激しい好奇心が僕を揺さぶると止まりません。

もうツリーになるツリーになる。

中で何をしてるか突き止めたい。



そして僕は翌日諭吉を10枚握り締めこの扉の奥の世界の真相を確かめるべくスナック『ルナ』に向かうのでした。



つづく・・・


■2005/07/08:粗忽な遠足
ゲイだろうが、レズビアンだろうが、ストレートだろうが、フェミニストだろうが、ファシストの豚だろうが、

コミュニストだろうが、ハレ・クリシュナだろうが、そんなことは別にどうだっていい。

どんな旗を掲げようが全くかまいやしない。



明日は遠足。

膨らみ出した小さな胸を硬いブラジャーに包んだあのコも、感極まるあまりにお胸をボインボインに揺らすあのコも、

階段を下りるとちょっと胸が揺れる気がするような微妙におデブちゃん気味な今の僕のようなコも、

股間のリボルバーをギンギンにうならしている変態も、そんなことは別にどうだっていい。

どんな突起物をうならせようが全くかまいやしない。

みんなが心を一つにして淫夢を楽しむ前夜祭。

グヘヘヘヘヘ・・・



いや、そうじゃない。

流石にそんなにませてなかった。

それぞれの思いが込められた3つの100円玉をしっかりと握り締め慎重に駄菓子を選ぶ僕ら。

隣で森君が2000円分余りのお菓子を余裕で買ってるときには驚愕しましたけどね。



き、きさま新鮮な気持ちをその汚れた金で暗中飛躍しようとしてるじゃないか。

卑劣な凶行で寂寥せきりょう寂寞せきばくな気持ちにさせるじゃないか。

貴様のルールは金で買えないものはない、金で買えないものは誰も欲しがらない、そう言うことなのか。



とまあ、僕らは満面な笑みで森君が買ったお菓子を横取りしまして、

さっきまで神の如く崇めていた300円をゴミの如くその日の駄菓子代にしたのですよね。

ほっぺが落ちるような顔をして帰宅しますとオフクロが怒りのランボーと化して仁王立ちして待ち構えておりました。

『森君から電話があった。』

そうオフクロからの有難いお告げを聞いた僕は泣きながら森君にお菓子を返しに行くのでした。



結局お菓子を持参しないで遠足に参加する哀れな僕。

なんとしてでも処女を捨てたいと願うトンマな女がその瞬間を待ち望んだかのようにやっと来たおやつタイム。

当然のことながら前日にその楽しみを終わらせてしまった僕は、仕方なく早弁しようと弁当箱を開けました。

泣いたね。泣いた。

いつもは海苔で作られた極太まゆげに、梅干で形どられたおちょぼ口の不細工な顔をしたオニギリが2つほどあるのだけれども、

豪快に白紙。

なんてか、気持ち梅干とかあるならまだしも壮麗な白。

ちょっぴり傾いて弁当箱の端にへばりついてる様がまた狂おしく切なかった雪色の粒達。



何が待ちに待った遠足だ。

だいたいこういうものは、陽気なうちに始まって収拾のつかないばたばたで終わるのが鉄則なんだ。

とりあえず森君から少しばかりお菓子を奪い返したのだけれどもな。

もともと森君のなのにそれでも尚『奪い返した』と表記しておきたい。

そしてその後も実に希有な出来事が起こった。



自由時間のときだった。

何処へ遠足に行ったのかは覚えていないのだけれども、僕らは巨大な森の中の巨大な岩盤の前にいた。

岩盤は絶大的に大きな生き物がその絶大的な腕を翳し、振り下ろした際に5本の指で削り取った跡みたいに抉られていた。

岩盤の下には膝下辺りまで水が浸っていて、ちょっとした溜りになっていたのですよね。



この頃の僕らにはヒラメキをキラメキに変える力がある。

僕らはその場所に合わせてルールを決め遊びを作る想像力があった。

そして僕らが極自然に大自然に溶け込んで遊んでいるときだった。



「ブシュオォォォォォー!」

もうね、もんの凄い勢いで美しい溜りが一瞬にして真紅に染まったね。

天から降臨したしたばかりの女神が岩盤にまんこをぶつけて生理になってブシュオォォォォォーってな具合に血をばらまいて、

そんでもって奈落の底まで落ちていった様はまさに堕天使のスカーレットレイン。

いや、意味分からない。

どうなったかって言うと、「うへぇ〜い うへぇ〜い」と泣き叫ぶ石野君

額の皮膚がぱっくりと割れてまんこみたいだった。

違う違う・・・ぱっくりと割れてマンコみたいだった。

いや、カタカナにしただけじゃない。

でもまあ実際月のものの様な凄まじい勢いでブラッディーマンコになってた。

見たことないけど。



僕はその瞬間を見逃さなかった。

マミちゃんだ。

水に通常よりも幾分かの自由をとられ僕らはうまく身動きがとれない。

そんな中だからこそふざけあい、水を掛け合って遊んでいたんだ。



ところがそんな永久とも思われる楽園で事件が起きた。

ここは始めからエデンの園、永久運動なんて永久に存在しない。

ふざけあっていたマミちゃんが石野君を思い切りつきとばして、石野君はその額を岩盤にモロにめり込ませたのだった。



まさにベルリンの赤い壁。

いや、意味が違う。

でも気持ちベルリンの赤い壁なのだけれども、

「うへぇ〜い うへぇ〜い」だとか流石に泣き出す石野君。

そしてこのマミちゃん。

千の剃刀のように鋭く生身を切り裂くようなとんでもないセリフを吐いた。



「誰がやったの?誰がやったの?」

いや、おまっ!おまえだろ!?

誰がやったの?とか、紛れもなく自分がやってるのに石野君に問いただすマミちゃん。



しかも、石野君も石野君で真剣に応えてるのよ。

「マミちゃん。マミちゃんがやったー」

いや、そら、そーだけど、何人かは見てたんだし分かるだろ。

な、なんで真剣に答えてるだ石野君。



それを聞いたマミちゃんの行動は更にもまして凄まじかった。

心血を注いでとった行動は、自分も岩に頭突きして血を流し始めてるのな。

なんか岩盤に向かってヘッドバットとかかましちゃってるのよ。

いや、意味が分からない。

なんで自爆・・・



結局おせっかいな娘ってのがどこのクラスにも一人はいるもので、すぐさま教師に言いつける役のコがいるのだけれども、

この時ばかりは役に立ったと思う。

駆けつけた教師は二人に事情を問いただすのだけれども、結局マミちゃんの言い分はこうだった。

二人とも血を流しているからイーブンなのだと。



なんて恐ろしい女だマミちゃん。

マミちゃんの真摯且つ激昂した説明っぷりに納得する教師。

ぜってぇー騙されてるよあの教師・・・

そう思いながらもマミちゃんのアリバイが成立してしまう。



そう思った矢先だった。

「それでね、先生。私も悪いと思って自分で岩盤に頭をぶつけたんです。」

ぬおっ!こ、この女ここまで白を主張してたくせに台無しじゃないか!

結局自分でボロを出したマミちゃん。

流石の教師も中立的な表情を口元に浮かべてから、いごこちの悪い苦笑いへと表情を変えていった。



マミちゃん・・・

なかなか立派な筋書きだったのだけれども、惜しむらくは科白が長すぎだ。



真相を知った教師はマミちゃんの頭をバチンッと一叩きしておりました。

ピュッピュ血が出てるマミちゃん頭を。

皆狂ってると思いました。






先日当たらし職場に上司に引き連れられ現地の人と顔会わせをして参りました。

打ち合わせ予定の会議室に予めメールで受けた資料を印刷し、持参して席に置いておく用意周到な僕。

まあ、お初ということもあり普段しないネクタイとか締め直しにお手洗いへ向かったのですよね。

んで、席に戻ると僕の資料がない。

会議も始まり慌てふためく僕に堂々と話しかける上司。

「どうした?ん?資料がないのか?全く、、、」

だとか言うと新しい職場の人がコピーして持って来てくれました。



でもね、明らかに僕の上司が持っていた資料は僕が持参して来たものでした。

人がいない隙に勝手に人の資料を取ってる・・・

明らかに僕の執筆で表紙にメモ書きされてるもの。



こんのウンコ上司めぇ、お前もそういう類の人間か!

だいたい人を傷つけておいて責任を逃れようだとか、資料を忘れて部下の資料をとる人間とか本当に信じられない。

人のお菓子をとる奴だとか。


■2005/07/07:短冊に願ふ
去年の思いが伝わってないのですけど・・・


■2005/07/03:バトン
とにかくかけっこには自信があった。

僕にバトンが渡されるまでは最下位をひた走る弱小チームだった。

一周200メートルもない石灰で縁取られた楕円形の中で僕は爆発した。

5チームで競うリレー。

4人を余裕のゴボウ抜きで蹴散らし一位をもぎ取った僕。

そう、バトンに託された熱い思いや期待を栄光のフィナーレで飾る。

バトンには全ての人の期待が込められている。

そして僕はその思いを裏切らない。



いやちょっと待て。

バトンってのは言わば僕の中では神秘的、もう手のとどかない美女のおまんこに等しいわけだ。

その思いを踏みにじるかのごとくある意味熱いバトンが回ってきました。

最近ネット界ではこれから紹介するような類のバトンが猛威をふるっているようです。



で、僕もこのサイトやらを通じて楽しくお話して頂けるとお友達が出来たり、快くリンクして下さる方が出来たりと、

心の支えになって頂けるお友達が出来たわけですよ。

そんなお友達からのお誘いですから、心の中で「ざけんなよ。」だとか思っても熱いバトンの思いを踏みにじることは出来ません。

メールから始まって携帯の番号を交換して、あわよくば一発。

だなんてそんなことは全然微塵も断じて微小たりとも思ってないんだぜ?



発生者が分かったらこんなうざいこと二度とやらせないようにトイレに連れて行って顔面を洗い流してやろうかと思うわけです。

はたまた体育館の裏に連れて行って変なイタズラをしてやろうかと思います。



つー訳でですね、WEBで公開しろとお友達からのお達しですので各種バトンの始まりはじまりぃ〜



■『motenai baton』
1.自分のダメっぷりを披露して下さい。
週末だけで5回ほどオナニーをして3万円ほど酒代がかかるところ。
ダメってか終わってる。



2.自分がもてない理由は何だと思いますか?
不細工でちょっぴりおデブちゃん気味でノネってるから。
それしかないだろ。



3.ラブラブカップルを見た時にどう思いますか?
頭の中で彼女の方にイタズラしてやります。



4.今後の抱負を教えてください。
週末のオナニーの回数を3回に減らす。



5.最後にもててなさそうな人に『motenai baton』を まわしてください。
asuka、asuka、asuka、asuka、asuka。



バトン:首モゲラさん



■『Musical Baton』
1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
全く聞かないのだけれども2,30Gくらい・・・



2.今聴いている曲
変な動画のあえぎ声くらいしか聞かないもの。



3.最後に買った CD
LUNA SEA Love Song



4.よく聴く、または特別な思い入れのある5曲
・メイビー・ブルー(ユニコーン)
・Baby If(Fayray)
・越冬ツバメ(森昌子)
・あなたの海になりたい(真璃子)
・BELIEVE(SOPHIA)



5.バトンを渡す5名
asuka、asuka、asuka、asuka、asuka。



バトン:安全日 まちこさん



■『Book Baton』
1.持っている本の冊数
100冊。
くらいかな?あんま本は持ってないです。
変な虫が発生するし。なんての?カミ虫ってのかな?小さいやつ。



2.今読みかけの本
『海辺のカフカ』 村上 春樹
この人天才だと思う。



3.最後に買った本
鉄拳5攻略本 質実剛拳



4.特別な思い入れのある本
『ハードボイルドワンダーランド』 村上 春樹
めちゃくちゃ面白かったです。



5.次に渡す人
asuka、asuka、asuka、asuka、asuka。


バトン:Dandy荒田のListen to me. 荒田さん






ということで独断と偏見でバトンを回すのは止めておきます。

まさか友達がいないんじゃないの!?

だとか、そういうことは思ってはいけません。



皆様週末はどのようにお過ごしでしょうか。

わたくしは元来頭が悪いものですから酒とオナニーのローテーションしかすることが思い浮かびません。

ここは一つ皆様に休日の過ごし方というものをお聞かせ願いたいわけでございますが、

実はこんなわたくしにも彼女と言うものが出来ました。

カウンタがリセットされていないのではと言う疑問がまっさきに上がるのではないかと思われますが、

そういうものではございません。

わたくしは彼女に性的な欲求を望んではおりません。

あるいは彼女の方はどうなのかと申し上げますと、彼女もやはり同じようであります。



彼女と過ごす休日がこんなにも心をほぐすものであったのかと思いますと、

これまでのわたくしの2年以上の人生は一体なんであったのかと思わずにはいられませんが、

結局のところそれはそうなるべくしてそうなったのであろうとしか解釈出来ないわけでございます。



彼女の方はいささか肉付きがよいのでございますが、それは問題ではありません。

わたくしは彼女に触れることでとても喜びを感じますし、彼女の方もそうであるのではないかという気が致します。

休日の昼下がりにはよく二人でお日様にあたりながらなんてことのないとりとめのない話を致します。

二人でビールを飲みながら御飯を食べます。



彼女の方には了解をとっておりませんが、わたくしの見解から致しますと、

なんだかわたくしめの彼女を自慢するようで申しわけないのですが、

やっとつかんだわたくしめの幸せだと思って微笑んで頂けると幸いでございます。



名前は「ハナ」と申します。

いささか単純めいた名前ではありますがわたくしは結構気に入っておりますし、

彼女にとってもそれは申し分のないことのように感じます。

わたくしは彼女の名前を何度か呼びますと、彼女は照れくさそうにそれに応えてくれます。



「ハナちゃん・・・」

『ブウブウ・・・』

「気持ちの良い休日だね。」

『ブウブウ・・・』

「暑くなってきたしビールがうまいだろ?」

『ブウブウ・・・』



ホントにお前は・・・

「ブウブウ・・・」

しか言えないのかよ・・・






   

徒歩1分で到着する寺に買われているブタのハナちゃんです。

やっぱりどれだけ落ちても人を愛したい・・・


■2005/07/02:ECLIPSE
そのくっきりとした音を少年が耳にしたのは、真夜中だった。

彼は目を覚まし、手探りでスタンドの明かりをつけて部屋の中を見回した。

壁の時計は二時前を指している。

そんな夜の深い時刻に世界でどんなことが起きているのか、少年には想像もつかない。



それからもう一度同じ音が聞こえた。

音は間違いなく窓の外から聞こえてきた。

少年は窓際に椅子を持ってきてその上に乗り、カーテンを開けて窓を小さく開いた。



誰か自分以外の人間がこの音を耳にしただろうか、と少年は思った。

お父さんとお母さんはこれを聞いただろうか。

でもそれからは音は聞こえなかった。

少年はあきらめて窓を閉めた。



少年は明かりを消して目を閉じたが音のことが気になってうまく眠れなかった。

そしてもう一度その音が聞こえたとき、彼は躊躇することなくベッドから出た。

再び少年が窓際の椅子の上に乗ってカーテンをほんの少しだけ開けてその隙間から彼は松の木の方を見た。



少年がそこで目にしたのは二人の男の姿だった。

少年は思わず息をのんだ。

二人の男は黒い影法師のように松の木の下にしゃがみ込んでいた。

どちらも暗い色合いの服を着て、ひとりは無帽で、一人はソフト帽のようなひさしのある帽子をかぶっていた。



どうしてこんなに夜遅くに知らない人たちがうちの庭に入り込んでいるのだろ、少年は不思議に思った。

だいたいどうして犬が吠えないんだ。

すぐに両親に知らせた方がいいのかもしれない。

でも少年は窓際を離れなかった。

好奇心が彼をそこに押しとどめた。



やがて二人は申し合わせたように同時に立ち上がった。

小柄な男の方が松の木に近づき、木の上をしばらく見上げていた。

それから何の苦労もなく(と少年の目には映った)幹をつたってするすると上に登っていった。

背の高い男の方は、松の木の根元に立ってじっと上を見上げていた。



長いあいだあたりには動きひとつなく、音ひとつなかった。

少年はもう目を離すことができなくなってしまっていた。

背の高い男は両手を腰にあてたままじっと上を見上げていた。

しかし背の高い男は突然、何もかもを放り出すようにさっさとどこかに歩き去ってしまった。



少年は自分一人があとに取り残されてしまったような気がした。

小さな男は松の木の中に消えてしまった。

大きな男はどこかに去ってしまった。



ほどなく背の高い男が松の木の下に戻ってきた。

男は今度は両手に何かを持っていた。

シャベルと大きな布鞄だった。

男は鞄を地面にそっと置き、それからシャベルを使って木の根元近くに穴を掘り始めた。



誰も目を覚まさなかった。

男は予定していた大きさの穴を掘り終えると、鞄の中から黒っぽい布に包まれたものをそっととりだした。

男の手付きからすると、それは柔らかくてぐにゃりとしているらしかった。

この男は何かの死体を今から穴に埋めようとしているのかもしれない。

そう思うと胸がどきどきした。



その布に包まれたものはせいぜい猫くらいの大きさしかない。

もし人間の死体だとしたら、それは小さな赤ん坊だ。

やがて男は決心したようにシャベルを手にとって、穴を埋めた。

埋め終わると、その表面を軽く踏んでならした。

それから男はシャベルを木の幹に立てかけ、布鞄を手にゆっくりとした歩調でどこかに歩き去った。



少年は誰もいない夜中の庭に出ていって、男が残したシャベルを使ってその穴を掘り起こした。

穴はさっき埋められたばかりだったから、掘り起こすのはそれほど難しくはなかった。

とはいっても五歳の子供だから、思いシャベルを持つだけでも息が切れてしまう。

彼は息をきらしながら、それでも男が埋めた布包みが見えてくるまで地面を掘っていった。



やがてシャベルの先が布包みに触れた。

少年は布包みを傷つけないようにまわりの土を注意深く掘り起こし、地面に両膝をついて包みを穴から引っ張り上げた。

包みを開けると、中には人間の心臓が入っていた。

心臓はまだ鮮やかに、すてられたばかりの嬰児のように生きて動いていた。



「こんなものはちっとも怖くないんだ」

少年は息を整え自分にしっかりと言い聞かせた。

これはただの人間の心臓で、間違ったものじゃない。

少年は落ち着いた手付きで鼓動している心臓をまた布にくるみ、穴の底に戻し、シャベルで土をかけた。

そして掘り返したことがわからないように裸足の足で地面をならし、シャベルを元通り木の幹に立てかけておいた。



それから少年は窓を乗り越えて、暖かく親密な自分の部屋へ戻った。

少年はシーツを汚さないように足の裏についた泥をゴミ箱の中に払って落とし、

そして自分のベッドに入って眠ろうとした。

でもそこには既に誰かがいることに少年は気がついた。

誰かが自分のかわりにベッドに入って、布団をかぶって眠っているのだ。



少年は腹を立てて布団を勢いよく剥いだ。

そして、「おい、出ていけよ。これは僕のベッドなんだぞ」とその誰かに向かって叫ぼうとした。

しかし声は出てこなかった。

少年がそこに見たのは、彼自身の姿だったからだ。



少年は言葉を失ってそこに立ちすくんでいた。

もし僕自身がもう既にここで眠っているのだとしたら、この僕はどこで眠ればいいんだ。

少年はそのときになって初めて恐怖を感じた。



それから彼は眠っている自分自身の肩に手をかけて思い切り揺さぶってみた。

眠っている方の少年は目を覚まさなかった。



仕方なく少年は眠っているもう一人の自分自身を力まかせにわきに押しやって、

狭いベッドのはしっこに無理に身体を押し込んだ。

なんとかここに自分の場所を確保しなくてはならない。

そうしないと自分はこの本来の世界から押し出されてしまうかもしれない。

姿勢は窮屈だったし枕さえなかったけれど、いったんベッドに入ってしまうとひどく眠くなって、

少年はそれ以上なにも考えることができなかった。



翌朝目を覚ましたとき少年はベッドの真ん中に一人で横になっていた。

枕はいつものように彼の頭の下にある。

となりには誰もいない。

ゆっくりと身体を起こして、部屋の中を見回してみる。

一見したところ部屋の中には変化は見受けられない。

同じ机、同じ洋服ダンス、同じ押入れ、同じ電気スタンド。



しかし何かがおかしいことが少年にはわかる。

見かけは同じようでも、その場所は彼が昨夜眠りについた場所とは違った場所である。

空気と光と音と匂いがどこか少しずついつもと違っている。

ほかの人間にはわからないかもしれないけれど、彼にはわかる。



少年は布団を剥いで自分の身体を見回してみる。

手の指を順番に動かしてみる。

指はちゃんと動く。足も動く。

痛みも痒みもない。



それから彼はベッドを出て便所へ行く。

小便をしてから洗面台の鏡の前に立ち、自分の顔を映して調べる。

どこにも変わったところはない。



けれどもやはり何かが違う。

まるで自分がべつの入れ物に入れられているような気がする。

自分が自分のその新しい身体にまだうまく馴染んでいないことがわかる。

そこには何かもともとの自分に相いれないものがあるように感じられる。



少年は急に心細くなって、「お母さん」と呼ぼうとする。

その言葉は喉から出てこない。

彼の声の声帯はそこにある空気を震わせることができない。

まるで「お母さん」という言葉そのものが世界から消え失せてしまったみたいに。



でも消えたのが言葉ではないことに少年はやがて気がつく。