目次〜2005年08月〜

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■2005/08/27:27才のおっさんより愛をこめて
■2005/08/26:おちっぷり
■2005/08/23:俺の名前を言ってみろっ!
■2005/08/20:失望
■2005/08/19:お勉強会 -Webサーバの仕組み-
■2005/08/16:うまい棒でチーズフォンデュに挑戦してみる
■2005/08/12:風の歌を聴け -KAZE-
■2005/08/09:サイレント・ジェラシー
■2005/08/06:広島へ敬服 -鶴を下さい。-
■2005/08/03:デリカシー2
■2005/08/02:デリカシー1
■2005/08/01:プロフィール


■2005/08/27:27才のおっさんより愛をこめて
いえいっ。

と言う事で長い間御愛読ありがとうございました。

ブルトラは幕切れでございます。

それもこれもサイボーグじ○いにサイトバレしたのが原因だったりするわけなのですが言い訳っぽいのでこれ以上はやめときます。



「asukaのやろー実は○ったんじゃねーの?」だとか、

「例のカウンタが変わってるのが気になるんですけど」だとか、

「お願い!私の○○あげるから閉鎖しないで!」だとか、

「ケツにキスしてっ!」だとか、

そう言ったメールが来るかと思ったのだけれども全くきやしません。

なんだこのむなしさ。



女々しい挨拶はしないぜ。

それじゃあみんな。

しばらくの間、てめぇのケツにキスでもしててな。なんて。



2005/10/01からブルトラ2ってか、ネオブルトラってか、ブルトラ第2章ってか、ブルブルとかまあよろしくー

みたいな。

とりあえず終焉。






今日もたくさんの愛をっ!☆


■2005/08/26:おちっぷり
やっぱ友達っての最高だな。

こう思う瞬間があるわけですよ。

いやね、先週も高校時代の友達が広島から横浜まで車で遊びに来てくれたわけですよ。

『あたち』とか怪しさ満点のHNを持つ輩が来たわけですよ。

そういうのって何かすんごく嬉しいじゃないですか?

会社ではウンコ上司に邪険にされる何の変哲もない日々。

そんな中僕に会いたいだなんてそんなことを思ってくれるの例え雄でもワンダーホー極まりない。



僕が異常なほどまでの酒飲みだからって僕の友達がそうであるとも限らなくて、

まあなんてか朝の3時までつき合わせても飲んだのはジョッキたった3杯。

何しに来たんだよ。

って言ったら僕とち○この話をしに来たんだと。



もうね、3杯なら貴方!まだ車を運転してもよいぎりぎり言い訳が経つ量じゃないですか?

駐車場へ車を取りに行って、今日はうちの実家で寝ようってなことになったのですよね。

なんてかバッテリー上がってジャフ呼ぶはめになりました。

帰宅時間朝の5時・・・その間飲みなおしてました・・・

おーあーるぜっと・・・



とか書いて普通の日記サイトはここで終わる。

でもブルトラさんちのasuka君はウンコ長い文をずらずらと書き殴りますからね。






とにかく友達ってのは本当に良いもんだ。

利害関係がなく心を許しあえる。

なんてステキなんだ友達。



そんな僕の友達に林君ってな友達がいたのですよね。

福岡で働いているのだけれども、ありがちな社員旅行でお台場へ来た林君。

早速携帯に着信があったのだけれども、僕が丁度もっさりとウンコな気分でさらにその最中だったものですから、
(事実僕の携帯は脱糞時の着信率が極めて高い。)

なんつの?

なんか、うわっ!ちょ、み、みられてんじゃねーの?

ってな感じであわてて携帯にでたものですから誰か分からない。



「ひさしぶりぃ!」とか言われても本当に久しぶりすぎて誰だから分からなかったものですから、

「誰や?」とか言ったら泣きそうになってた。



で、まあなんつかレベルの高いギャグだってことで話をつけたわけですよ。

もちろん飲もうぜってな話になったのだけれども、どうもスケジュールを聞くと飲む時間が窺えない。

お台場で有意義な時間を過ごした後はホテルに監禁らしい。

そでも熱いハートな林君。

なんてか夜中の大脱走を成し遂げて会いにきた。



飲み始めたのが朝の1時。

ちょ、ちょっと苦しい・・・

でもまあ僕は休日だったしわけないのだけれども、この男よくやるなーと思ったのですよね。

もう何かたかだか飲むためのだけにここまでしてくれる人間なんてそうはいない。

もうこれはギネスブックに載ってもおかしくないくらいの馬鹿だと思った。

もちろん良い意味で。



で、結局朝の始発電車でホテルに戻って行った林君。

たっぷり睡眠をとった後におつかれの電話をしてみると・・・

何かまた泣きそうになってた。

どうもホテルに戻るときに見つかったらしい。

もう昇給はさせてあげないとかシャレにならないくらい真顔で言われたらしい。



そう言えば彼の落ちっぷりが顕著になったのはカラオケデビューしてからだったと思う。

それまで高校時代幾度となくカラオケに行ったのだけれども林君だけは歌わない。

人前で歌うことを人前でケツの穴を晒すのと同等レベルに扱う林君。

俄然歌わない。



ところがある日をきっかけに、何がどして彼をそうさせたか分からない。

とにかくある日をきっかけに歌いだした林君。

もう人前でケツの穴を晒すのが快感になってしまった林君。

それからだったと思う。



通学中に一目ぼれしたよその女子高のねーちゃんに告白してはストーカーと間違えられ、

車にひかれたり、

僕が学校でやらかした悪事を先公が勘違いして林君だと思ってこっぴどくしかったりと、とにかく踏んだりけったりだった。



そして現在。

彼は大学を出てそれなりに保障されていた部署に配属されて、それなりの仕事をやっていくはずだった。

現にはじめのうちはそうだった。

今はアルバイトとか高卒が初めに就く仕事してるらしい・・・

草刈機の某メーカーに勤めているのだけれども、毎日×2レーンに草刈機の部品が流れてくるのをひたすら処理してるらしい・・・

昇給どころか降格してる。

落ち続ける林君。

だ、だいじょうぶか?



でもまあ子供も生まれてたし何とかやっていくだろう。

ただ随分前に一緒にバーべキュウをしたときに思ったんだけれども、

奥さんの前で仕事辞めたいとか本気で泣きじゃくるのはどうかと思うよ・・・

まあ何とか上がっていけるよ。林君なら。



保障はしないけど。


■2005/08/23:俺の名前を言ってみろっ!
本気どうか自分でも分からなかったのだけれども、明日死のうと思ったときがあった。

月曜日の朝から公園の芝生でビールを飲んで、「俺は死ぬんだ。」そう思ったときがあった。

それが本気かどうかは自分でも分からなかった。

もし死んだら皆笑うのかな?と思った。

僕なんか死にようのない人間だと思われてた輩が皆より先に死んだら、僕の友達はどう思うんだろう。と思った。

僕はそれまで曲りなりにも与えられてきた仕事は全てこなしてきて、

そんな仕事を全て放ったらかして一週間以上も会社に行っていないときだった。



公園に遊びに来た子連れの母親は僕に近寄る娘、息子を遠ざけてすさんだ目で僕を見た。

当たり前だ。

月曜日の朝から公園の芝生に寝そべってビールを飲むことは少なくともこの日本ではまともじゃないのだ。



僕には一片の野心もなければ、一片の希望もなかった。

光はあきれるほど惜しげもなく地上に降り注ぎ砂を焼いた。

ちくちくする潅木の枝。

でも僕は・・・

不透明な空気の層。

ざらりとした硬質な感触。

水のような冷ややかさ。

時間が揺らぎ、連続性が捻じ曲げられ、重力が震えた。

そんな世界にいた。



死んでしまえば、二度と目が覚めないで済む。

二度と死なないで済む。

それが死の唯一の利点なんだ、と僕は思った。

そしてすぐに「糞だ!」と僕は思った。

アルコールがまわりはじめていたのか僕の頭の中にうまく響かなかった。

そこで僕は声に出して言ったみた。

「糞だ!これはみんな糞なんだ!」と僕は声に出して言ってみた。

すると不思議なことに心の中で叫んだよりかは随分とすっきりした。

子連れの親子は僕からは随分遠くに離れていた。

そして僕は夢を見た。



夢の中で僕は楢崎君と背中を合わせて座っていた。

「楢崎君?」

僕は確かめるように・・・でもそれは自然に言葉として発言されていた。夢の中で。



『そうだよ。何だよいきなり。』と彼は言った。

いきなりも何も僕にはここが何処だか分からなかった。

真っ暗だし、大体・・・言っちゃあ悪いけど、そんなに親密でもなかった楢崎君が何で僕と背中合わせでいるんだ。

そう言おうと思ったときには、それを楢崎君が先に言っていた。



『何でだろうね。

何でか分からないけれども、とにかく君が君の部屋に僕を呼んだんだよ。』

楢崎君はそう応えた。



僕は君の存在を把握はしていたけれども、君と交じり合ったのは一度きりなんだぜ!?

クラスマッチのサッカーの時に、誰もが絶望的だと思った相手側のシュートを君が防いで、

その場で僕等は抱き合っただけなんだぜ?

楢崎君は僕を殴るように重く暑い掌で何度も抱き合った状態の僕の背中を叩いていた。

もちろん僕も叩き返した。

僕にはサッカーしかなかったんだ。

サッカーでは負けてはいけなかったんだ。

でもそれだけなんだぜ?

その後に僕が会心のゴールをあげて僕らは優勝した。

それだけなんだぜ?

でも果たしてそれは本当にそれだけだったのだろうか。

僕は何だか悪くなって、「ありがとう。」に発言を変えた。



僕と楢崎君はずうっと黙っていた。

『もっと飲めよ。』と楢崎が随分後で言った。

僕と楢崎君は飲んだことなんて一度もなかった。

僕は僕の気の合う仲間と高校時代から居酒屋やライブハウスにたむろっては飲んできた。

でも楢崎君とは一度も飲んだことがなかった。

楢崎君が何をしてたのかもしれない。



『悪かったな。』と随分後で楢崎君が僕に言った。

「何がだよ。」と僕はとぼけた。

『よせよ。』と楢崎君が言った。

僕にも分かっていた。



こんな僕にも高校時代唯一惚れてくれる女の子がいたのだ。

でも、その子は楢崎君のお気に入りだった。

結局高校時代に楢崎君の頑張りもあってその子と付き合うことになったのだ。

僕はその子には興味ももてなかったし、結果的に楢崎君と付き合ったのはそれで良いと思ってた。

「彼女と寝れたか?」と聞こうと思ったのだけれども、止めておいた。

そして随分経ってから「だな。」と僕は言った。

『だろ?』と楢崎君が言った。



僕は随分迷ったけれども、彼も帰る様子がなかったので聞くことにしてみた。

もちろん僕は彼に帰れだなんて、そういった要求を遠まわしにするつもりは毛頭なかった。

でも確かめられずにはいられなかった。






「君は死んだのか?」






重い、重い沈黙が続いた。

僕は何だかひどく嫌な予感がした。

解かってはいたのだけれどももう遅かった。

馬が死にかけて、遠くで太鼓の音が聞こえた。

でもやがて馬が死んだ。

インディアンの太鼓も止んだ。






『そうだよ。僕は死んだんだ。』






楢崎君がそう言ってしまうと、もう後には何も残らなかった。

それは華やかであるにしろ、そうでないにしろ、言わば連続した行為のひとつの帰結でしかなかった。

熱い鉄の棒を強く握った後のように僕の拳は熱を持っていた。



『僕は長崎の大学にバイクで通っていて、帰路の途中で事故に遭ったんだ。』と言った。

僕は楢崎君とそれほど親しくなかったのだけれどもそのことは知っていた。

『そのことは知っているだろう?』と楢崎君が言った。

プロがアマチュアに説明するときの、噛んで含めるしゃべり方だった。

僕は「知らない。」と嘘をついた。



楢崎君は何も言わず立ち上がって、恐らくは僕の部屋の出口に向かおうとしていた。

そんな気がした。

そこで僕はばつが悪くなって言ってみた。

「なるほど、なるへそ、へそのゴマ、ゴマをまぶしてタヌキ汁、ときたね!」



でも楢崎君が微笑みながら、真っ暗なドアノブに手をかけていることは十分理解出来た。

僕はこのまま楢崎君を帰したくなかった。

あるいは僕はまた独りボッちになりたくなかったのかもしれない。

僕は思い切って聞いてみた。

「僕はどうしたらいいの?」



楢崎君は何も応えなかったので僕は少し彼に責任を負わせる言い方をしてみた。

「誰がその夢の本来の持ち主であれ、その夢を君は共有したんだ。」

なるべく一般的に演繹的にものを言ってみた。あるいは言えていたと表現した方がいいのかもしれない。

でもそれはどんなに技術的に、あるいは道義的に唱えようともおけらの大将にすぎなかった。



楢崎君は最後に何もかも解かっているといった微笑みを浮かべてドアをあけて出て行った。

暗闇の中だったので僕は楢崎君の微笑みを確かめることは出来なかったのだけれども、

それでも楢崎君は微笑んでいたんだと思った。

「さよなら。」と楢崎君が言った。

「また会おう。」と僕は言った。



気づくと朝の四時少し前だった。

夜明けの前の小さな時間。

思いが深まり屈曲する時間。



楢崎君はその当時も彼女と一緒にいたのだろうか。と僕は思った。

でもそんなことは聞くべきじゃないし、思いつきで質問しなくてよかったと思った。

僕は久しぶりに泣いた。

その後も2時間ばかり声をあげて泣いた。

親子連れもいなかったので遠慮なく泣くことが出来た。

あまりに泣きすぎて自分の泣いている姿を遥か天空の彼方から見ている気持ちになった。

「俺が泣いてる。」と思った。

こんなに泣いたのは本当に久しぶりだった。



彼はきっと今も彼を大事に思ってくれる人々の意識と心の中で生きていることと思う。

僕の中にもたまに彼がいることが確かめられればどんなに素晴らしいことだろうか。

「また会おう。」と僕は言った。

「また会おう。」と楢崎君が言った。



僕は立ち上がって今に生きる。


■2005/08/20:失望
『君には失望したよ。』



僕は日記サイトだかテキストサイトだかの区別もつかないような文字羅列サイトを何故か営んでいるわけなのですけれども、

これと言って文章が好きなわけでもないし、もちろん得意なわけでもないのですよね。

ブログだかやってる人を見ると何がいいのか教えてもらいたいくらいに疑問浮上。

一体何処がいいんだ?



とにかく今は好きでも嫌いでもないのだけれども小学校の頃は違かった。

なんてかあの茶色い枠組が縁取られた格子状の原稿用紙を見るだけで吐き気がしたし、

とてつもなく醜く陰惨なもののように感じたのですよね。

とにかく文章を書くのが嫌い、大嫌い、作文死ねとか思ってた。



作文はおろか国語ってなものが駄目だったのですよね。

この時間になると何処からともなくコーヒーとタバコが入り混じったデッドリーにバッドリーな空前の臭いが漂ってくるわけですよ。

サイケデリックな幻臭に悩まされながら心理的恍惚状態に陥らざるにはいられない国語の時間。

深い底無しの虚無の中におもりを垂らすようにいつまでも鳴り響く幻聴。

苦痛でしかない。



思い返せばこうなったのはある国語の先公がタバコを吸ってからコーヒーを飲んだのか、

あるいはその逆だったのか、はたまた同時にだったのか、とにかくそんな危険な口臭を何かのタイミングで嗅いでしまってからだ。

何かのタイミングで僕のかわゆいお鼻が危険なお口のすぐ傍まで近づいちゃいまして、

そこから吐き出されるケツの穴から噴出される空気よりも凄まじい悪臭を嗅いでしまってからだった。

それに加えその容姿だ。

デコが禿げ上がって、もじゃもじゃな髪で、あぶらギッシュなデブだったのが更にいけない。

それから僕は間違いなく国語が嫌いになった。

「お口くちゃい。」だなんてレベルじゃなかったんだ。



とまあ、先日実家に帰ったときに小学校時代に僕が書いた作文を発見しまして、あの地獄の臭いを放つ先公は死んだかな?

だとか思いながら作文を読み返していたのですよね。

どれどれ大嫌いだった国語の時間に過去の僕は一体どんなことを書いたんだろう。

だとか、もう微笑ましい気持ち満点ってか、まんまん○で読み返してみた。




【将来の夢】

「僕は将来絶対志村けんになってみせる。

志村けんになってお金持ちになって学校を買い占めて国語をなくす。

国語とか意味ねーし、でも、他のも意味ねーから体育だけにする。

今まで俺を殴った先生を殴り返す。

かーちゃんにも仕返しをする。

でもかーちゃんは鬼年だからすげー強いから仲間をいっぱ・・・」



か、かわいさの欠片もないガキだ・・・

こんな奴死刑にしてしまえとさせ思った。

なんかちょっと泣けたけど、志村けんにはなりたいかもしれない・・・



とまあ、その夜はオフクロと晩酌をしながらそのことについて話したわけですよ。

僕を子供の頃から洗脳していたオフクロは自分の干支を百年に一度しかない鬼年とか教えこんでたらしい。

なんてオフクロだ・・・

そんでもってその後オフクロと僕が担任に呼び出されて説教を受けたらしいのですよね。

記憶にまったくないのだけれども当然だと思った。

そこで担任が僕に向かって『君には失望したよ。』と言ったらしいのですよね。

それに腹を立てたオフクロは教師を一喝して僕を連れてその場を去ったらしい。

「もう学校なんか行かなくていい!」だとかすんげぇ学校へ行くのを楽しみにしてる子供に対して登校拒否を推奨したらしいですよ。

どんなオフクロだよ・・・






でもまあ人に対して『君には失望したよ。』だなんてそんな言葉は使うべきじゃないと思う。

言葉ってのはある種選んで使わなくちゃいけないものだし、ある以上のことは思っても口に出してはいけない。

そのことが原因で修復不能な間柄になることだってあるし、相手を深く致命的に傷つけてしまうことだってあるのだ。

上司は部下に対して『君には失望したよ。』だなんて言ってはならないし、もちろん友達の間だってそうだ。

そう思ってもグッと堪えなければならない。



昨日ジムに行く途中のことだった。

なんてか僕の通ってるジムはセレブリティーな高層ビルの最上階にあって他に2つのビルと繋がっているのですよね。

ジムに通じるエレベーターが遅いってのを理由に僕はお隣さんのビルから連絡通路を通ってジムへ向かってるのですよね。

なんてかまあ、実のところ1Fの宝石売り場のおにゃにゃのコの群れの中にとびきり美人なコがいる。

もうね、あんたが宝石だわ!ってくらいに光り輝いてる。

そのコを視姦するのが楽しみでわざわざ遠回りしてジムで走りながら半勃○なジョニーに話しかけてるのよ。



で、こうも2年くらい通ってるとそんな日常のありふれた空間の中にも閃光が走るときがある。

なんてかな、僕に向かってにっこり微笑んで『いらっしゃいまほー』とか言うのな。

いや、言わない。

流石にそんな『まほー』とか腐ったおつむ敵発言はないけれども『いらっしゃいませ』と清楚な感バリバリで話しかけてくれるのよ。

いや、まあそらー向こうも営業なのは分かってるのだけれども、普段リアリティを帯びてるおにゃにゃのコと会話をすることなんてまずない僕だ。

爆弾ちん○が暴れないように必死でクールを装いながらさしつかえのない会釈をして過ぎ去る僕。



そのおにゃにゃのコが勤める宝石店ってかアクセサリーを扱ってる店はエレベータの向かいにあるのですよね。

んで、エレベータのタイミングが悪かったものだから振り返ったのな。

僕に恋してるであろうアクセサリー屋の冷や汗が出るような美人を見るために振り返ったのよ。

いや、なんか僕にケツを突き出してるのよ!

かわゆいヒップをプリリンッと僕のジョニーに向けてらっしゃる!

モロンッとするジョニー!



しかも季節は夏じゃないですか!?

何故かかがんでいらっしゃったのだけれども、上着の丈が短い服とか着てるじゃない?かがむとケツが見えるズボンとか履くじゃない?

最近のおにゃにゃのコってば美人もブスも烏合の衆みたいにみんな同じ服じゃない?

で、当然半ケツが見えたのな。

なんてか、美人のケツってばそれだけですげぇー綺麗に感じるじゃない?

ヨダレとかそれだけ聞くとバッチィけど美人のヨダレだったら大歓迎だし、ぎりぎり鼻水くらいまではいけるじゃない?



で、そんな美人の半ケツが覗いてと言わんばかりに僕の目の前にあったから遠慮なく覗いたのよ。

うん。

なんかケツがニキビでいっぱいだった。

無理だ。

美人でもニキビなケツとか無理だった。

絶対クレアラシルした方がいいと思う。

君には失望したよ。


■2005/08/19:お勉強会 -Webサーバの仕組み-
このサイトのURLは『http://blue-transparency.net/』です。



素直にasuka君の言うことが理解出来た方はお勉強終了です。

「黙れ包茎!

勉強なんてやってられるかってんだ!

てめぇのケツにキスでもしてろよ御釈迦様!」



とか言う方は是非×2(ばつに)お勉強会に参加して下さい。

あなた様とこのサイトの関係について学びます。

チャイムとかゴングなしに授業開始です。



まずですね、あなた様はこう思ってこのサイトにアクセスしてきて下さるわけですよ。

「あの文才のないasukaが糞みたいな日記更新したかなあ?」

で、InternetExplorerだとかNetscapeだか所謂ブラウザと呼ばれるソフトを使って『お気に入り』ないし『ブックマーク』から、

『BLUE-TRANSPARENCY〜限りなく透明に近いブルー〜』だとかやたら文字幅を取りまくる迷惑極まりないアイコンを選択するわけですよ。

合ってるな?



「いやいや俺はわたしは『ホーム』をブルトラに設定してるから開いた瞬間に表示されるんだぜ!?」

とかいうステキな馬鹿は流石にいないと思う。

いたらケツにキスしてやっからな、遠慮すんな。



で、後は利口なブラウザ君がasuka君のおうちを探しにくるわけな。

そんな模様を分かりやすく図示してみたからつるつるの脳味噌にしわを増やしてくれな。



@あなた様のPCからDNSというドメイン(blue-transparency.net)とIPアドレスの関係を管理しているサーバへIPアドレスを問合せます




ADNSサーバから問合せの結果が返されます




Bあなた様のPCからasuka君家のWebサーバへトップページの要求がされます




Casuka君家のWebサーバからあなた様へトップページを返します




という流れになるわけなのですよね。

で、たまにうちのサイトが表示されなかったりするのは、貧弱な僕の家のWebサーバ君が死亡してたりするわけな。

エロ動画を年中無休でゴリゴリダウンロードしまくっているものですからたまに調子が悪くなるときがあるのは仕方ない。

結果的に『http://blue-transparency.net/』で要求すると賢いWebサーバ君が自動的に『index.html』をあなた様のPCまで送り届けてくれる。

なので、『http://blue-transparency.net/』と『http://blue-transparency.net/index.html』は同じことを意味するわけだ。

もちろん後者(『http://blue-transparency.net/index.html』)で直接要求することも出来ます。

その場合はWebサーバ君が自動で『index.html』を返す機能は使わなかったことになりますね。

Webサーバ君が自動で『index.html』を返すのは、『http://blue-transparency.net/』という形(ドメイン)で要求したときのみです。

http://から次の/で終わっている形のときのみWebサーバ君が自動的に『index.html』を付け足すと解釈してくれるわけでございます。



でだ。

問題はここです。

現在は自動的に『index.html』を返すように設定してます。

設定してるのです。(デフォルトでこういう設定なんだけれども。)

設定しているからには変更可能なわけでございます。

で、恐らく『index.php』に変更するかと思われます。



察しが良い方は何をしようとしているか分かるかもしれませんね。

とにかく恐らく多分に変更すると思います。



つまり何が言いたいかと申しますと、以前のURLでアクセスされると閲覧不能になります。

例えば以前のURL『http://blue-trans.minidns.net/asuka/index.html』で問い合わせたとします。

今は無事に表示さます。

今は。



で、今後どうなるかってとですね、恐らく最後のファイル名が『index.php』になるわけよ。
(まだ決定じゃないです。)

すると、この場合あなた様のPCからasuka君家のWebサーバにダイレクトに『index.html』を要求しちゃってるわけだ。

変更後は『index.html』なんてありませんから同然『Not Found』とかダークに寂しい表示がされるわけですね。



じゃあ仮に『http://blue-trans.minidns.net/asuka/』で問い合わせたらどうなの?ってことになります。

するときちんと表示されるわけじゃないですか。

この場合『blue-trans.minidns.net/asuka/』までが『blue-transparency.net/』と同等の意味を持ちますから、

以後は『index.php』に変更しても賢いWebサーバ君がきちんと処理してくれる。



ただ、ずーっと前に記載したのですが『blue-trans.minidns.net』のドメインはいずれ死亡します。

なので、@の段階で『blue-trans.minidns.net』が生きている間はDNSサーバ君がIPアドレスを教えてくれますが、

blue-trans.minidns.net』が消滅した後はDNSサーバ君から「そんなものはないぜ。」ってな返事が返ってきます。

つまり閲覧できないわけだ。



いやもうここまでくると恐らく90%以上の方の頭に異常がみられるわけだな。

むしろ既にこのサイトを閉じちゃってかもしれない。んまー ひどい。

「何かasukaがほざいてるぜ?」

だとかそんなこと思ってんだろ?コンチキショー。



つまりアレだ。

早い話『http://blue-transparency.net/』で覚えといてね。って話だ。

やっぱ結論は一緒じゃないか・・・

小学校の頃国語の時間に、筆者の一番言いたいことは一番最初か一番最後に書いてあるって習ったろ?

最初と最後にしつこく書いてる筆者もいるわけだ。

ということでここまで体力を使ってくれた方ありがとうございます。

以上でお勉強会はおひらきです。



あっ!ちなみに僕は包茎じゃない。


■2005/08/16:うまい棒でチーズフォンデュに挑戦してみる

カーイ カイカイ カーイ カイカイ

愉快 痛快 怪物くんは 怪物ランドのプリンスだい。

カワイコちゃんには 弱いけど

悪魔 怪獣 かんでもこーい なんでもこーい

念力集中 ピキピキドカーン

たちまちおつむが 大噴火



やあみんあ。

夏だってのに異性のことしか考えてないのかい?

ホントバカなんだなあ、君達人間界の生き物ってのはみんなメッキチャチホコボケなのかい?

往生際が悪いぜ旦那、もういい加減に僕みたいに諦めろよな。



と、言うことでこの夏も男の料理に挑戦してみました。

うまい棒チーズ味。




気持ちを込めて料理すれば上手さ100万光年倍。

男のチーズフォンデュを手助けするのはこちら。


フランスパンは高かった(246円)のでリーズナボー(96円)のパンにて代用。

その他白ワインと片栗粉。



例の如く細かく砕きます。




片栗粉を加えます。




ん?




いやな、もう不味いってオチは辞めます。

ちょっとアンチョコで申し訳ないけれども、隠し味程度にとろけるちーずを2枚加えます。

今回はマジで挑みます。




細かく刻んだとろけるチーズを加えて混ぜ混ぜしてゆきます。




わーお。

よく分からないですね。




コゲの付いた汚い台所を見せるまいとぼやかして撮ったのだけれどもばらします。

ここでフォンデュ専用鍋とかあるわけないので豪快にフライパンに白ワインを注いで決行です。

なぁーに、気持ちがあれば誰にも負けません。




フライパンが暖まったら気持ちを込めて練った命の粉を加えます。




気持ちを込めて混ぜ・・・




すまない。

なんてかこのサイトではビジュアル的に美しくないものは極力皆様の目に映らない様に努めてきた。

食事中だったら気が済むまで頭を下げようかと思うくらいにぐろいしろものになってしまったのだけれども、

最後まで期待して欲しい。



・・・


何か新しい生物が誕生しました。



と、とりあえず気持ちじゃ負けてません。

人は外見じゃないのと同じように、食に関しても同じことが言えるはずです。

パンに塗りたくってガッツリいってみたいと思います。




いや、逝く前に勝手に恒例のお値段発表会。

・うまい棒チーズ味:315円
・うれしいワイン白:290円
・十勝片栗粉:105円
・BIGひねりデニッシュ:96円
・北海道十勝とろける:205円

合計:1011円






ん?

結果だ!?

この曲と一緒にお別れしましょう。





カーイ カイカイ カーイカイカイ

愉快 痛快 怪物くんは 怪物ランドのプリンスだい

カワイコちゃんには 弱いけど

悪魔 怪獣 なんでもこい なんでもこい

念力集中 ピキピキドカーン

たちまちおつむが 大噴火



カーイカイカイ カーイカイカイ

奇怪 変怪 怪物くんは 怪物屋敷のおぼっちゃん

カミナリオヤジにゃ 弱いけど

にらめっこするなら 負けないぞ 負けないぞ

念力集中 クルクルガビーン

ちまちお顔が 百面相

カワイコちゃんには 弱いけど

悪魔 怪獣 なんでもこい なんでもこい

念力集中 ピキピキドカーン

たちまちおつむが 大噴火

念力集中 ピキピキドカーン

たちまちおつむが 大噴火

・・・



念力集中 ピキピキドカーン・・・

あ、あたまが吹き飛びそうになった。


■2005/08/12:風の歌を聴け -KAZE-
いろいろなことは君のせいじゃない。

僕のせいでもない。

予言のせいでもないし、呪いのせいでもない。

DNAのせいでもなしい、不条理のせいでもない。

構造主義のせいでもないし、第三次産業革命のせいでもない。



僕らがみんな滅び、失われていくのは、世界の仕組みそのものが滅びと喪失の上に成り立っているからだ。

僕らの存在はその原理の影絵のようなものに過ぎない。

風は吹く。

荒れ狂う強い風があり、心地良いそよ風がある。

でも全ての風はいつか失われていく。

風は物体ではない。

それは空気の移動の総称にすぎない。

君は耳を澄ます。

君はそのメタファーを理解する。



『世界の万物はメタファーだ。』

ゲーテ。






-決定的な影響-

どうしてかは分からないけれど、自分が既に捨てられ、そこに独りで残されたことを僕は知っている。

この出来事がこの先深く決定的な影響を自分に与えていくだろうことが分かっている。

誰かが教えてくれた訳ではない。

僕にはただ分かっていたのだ。






-風の歌を聴け-

日が暮れると風は急に冷たくなり、冬がすぐそこに近づいていることを僕に教えてくれていた。

そして年が明ければあっという間に大学の入学試験の季節がやってきて、その後には全く新しい場所での全く新しい生活が僕を待っているのだ。

多分その新しい状況は僕という人間を大きく変えてしまうことだろう。

そして僕は不安を抱きながらも、そのような変化を強く求めていた。

僕の身体と心は見知らぬ土地と、新鮮な息吹とを求めていた。

僕はもうこれ以上この物静かで上品な町に留まるつもりはなかった。

もしここに残ったのなら、僕の中の何かがきっと失われてしまうだろう。

でもそれは失われてはならないものなのだ、と僕は思った。

それは漠然とした夢のようだった。

そこには火照りがあり、疼きがあった。

それは人が、おそらく十代の後半の限られた時期にしか抱くことの出来ない種類の夢だった。






-情報-

美味しい店を見つける。

雑誌に出してみんなに紹介する。

ここに行きなさい。

こういうものを食べなさい。



でもどうしてわざわざそんなことをしなくちゃいけないんだろう。

みんな勝手に自分の好きなものを食べていればいいじゃないか。

そうだろ?

どうして他人に食い物屋のことまでいちいち教えてもらわなくちゃならないんだ。



そしてね、そういうところで紹介される店って、有名になるに従って味もサービスおどんどん落ちていくんだ。

十中八、九はね。

需要と供給のバランスが崩れるからだよ。



何かを見つけては、それをひとつひとつ丁寧におとしめていくんだ。

真っ白なものを見つけては、垢だらけにしていくんだ。

それを人々は情報と呼ぶ。

生活空間の隅から隅まで隙を残さずに底網ですくっていくことを情報の洗練化と呼ぶ。

そういうことにとことんうんざりする。



大事なのは他人の頭で考えられた大きなことより、自分の頭で考えた小さなことだ。






-映画-

彼らは主演の女の子や、アイドル歌手の姿を見るために映画館にやってきていたのであって、映画の筋や質がどうかなんてどうでもいいことだった。

彼らはお目当てのスターが出てくるとわあわあと声を限りにわめきたてた。

野犬収容所みたいな騒ぎだ。

お目当てのスターが出てこないときには、みんなぐしゃぐしゃ、ばりばりと音を立てて何かを食べたり、甲高い声で「やっっっっっっだあ」とか、「てめえよう」だとか怒鳴りあっていた。

映画館ごと焼き払ったらさっぱりするだろうなと思った。






-トリガー-
悲しかったのは彼女は僕のことなんか愛してすらなかったことだ。

でもそれは彼女のせいだけではなかった。

彼女は自分の気持ちがどうあれ人に決定的な感情を与える能力を持っていたのだ。

ただそれだけだった。



僕もやはり彼女を愛してなんかいなかった。

通り過ぎるだけの過去。

もうそれは初めから過去になるべきものだった。

僕がこの街で想いを寄せた人もまた別の街へ移るときだった。



もうこの街には何もなかった。

優しさはあったのかもしれながそれはそのときには同情にしか思えなかった。

僕は元々この街に根付いていた人間じゃなかった。

街に根付くというのは・・・

その街が好きにしろ、そうでないにしろ宿命的な因縁がバイナリーツリーのように蔓延るものだ。

奇しき因縁というところだ。

良いのか悪いのか分からない。

でも僕にはそれがない。

それを痛切に認識したときだった。





-高度資本主義社会-

何人かの友人が街に戻ってこいと言ってくれる。



適当な女と結婚して何人かの子供を作り、年に二回のボーナスをほとんど唯一の楽しみとして生きていくことになるのかもしれない。



気に入るといらざるとにかかわらず、僕らは現在の社会情勢の中で生きてきたし、これからも生きていくことになる。

善悪という基準も細分化された。

ソフィスティケートされたのだ。

善の中にもファッショナブルな悪と、非ファッショナブルな悪が出来た。

ファッショナブルな善の中にもフォーマルなものがあり、カジュアルなものがあり、ヒップなものがあり、クールなものがあり、トレンディーなものがあり、スノッブなものが出来た。

そういう世界に在る。



戦ってないとは言わないが・・・

ここは本当に激戦区だ。

僕は戦うことを選んだんだと思う。

戦いたかったのかもしれない。

かすれたエアブレーキの音が清潔な疫病のように世界を覆う一角に僕は在る。



『純粋な現在とは、未来を喰っていく過去の捉えがたい進行である。

実を言えば、あらゆる知覚とは既に記憶なのだ。』

アリン・ベルグソン


■2005/08/09:サイレント・ジェラシー
小学校の頃から自分の世界で淫夢を楽しめた僕は間違いなく天才だと思ってた。

心を慰撫し、肉を優しくほぐし、時の感覚を麻痺させた。

そこにあるものは洗練された親密さであり、空間と時間との穏やかな調和であり、限定された形での完璧なコミュニケーションだった。

ああ!なんてステキなんだ直美ちゃん。

ああ!恵理子ちゃんまで・・・

ああ!アア!嗚呼!!!



そう、こうやって僕はたまに床に就くとベリタスファイな頭の中の淫夢と戯れては大声を上げて親にひっぱだかれていたのですよね。

「ちょっ!あんた何騒いでるの!狂ったガキは叩かなきゃ直らないわ!このポンコツ!」

ってな感じでとっとを僕を寝かして晩酌してるオフクロがすっ飛んできて百烈拳を浴びせていったわけなのですよね。



だってな、直美ちゃんと恵理子ちゃんが両サイドからなんてか裸で抱きついてくるものですから、僕だって声を上げられずにはいられなかった。

とまあ、なんでかは分からなかったのですけれども、僕の淫夢の中でいつも登場するのが直美ちゃんと、恵理子ちゃんだったのですよね。

別にどっちも好きってわけじゃなかったのだけれども、僕の頭の中で登場するには当たり障りのない丁度良いキャラだったのですよね。

好きな人を登場させるにはあまりにも照れ屋だった僕は、害のない連中で練習してたわけだ。

ともあれ直美ちゃんと恵理子ちゃんは幼馴染で、いわゆるシンパシーを感じていろんな話をストレートに話し合える同性の友人だったのですよね。



そんなものですから、僕の中で彼女達はいつもペアで登場してなんてか僕に胸とかこすりつけてった。

正確に言うとこすりつけさせた。

もちろん空虚な世界での出来事なのだろうけれども、その頃はパラダイスだった。

今思えば人生の敗残者。

この高度資本主義社会の象の墓場みたいなところでこんな風にぶつぶつ独り言を言いながら朽ち果てていくのだろうかと思うとちょっと泣けてくる。

泣けるどころじゃない。

虚勢された犬が過去の記憶に従って雌犬の尻の匂いを嗅ぐみたいだ。

明日死のうかな・・・



そんな何処かで想像力と現実が交錯し混乱しているに違いなく、回路が入れ違った人間だった僕。

あまりのバカさ加減に気づきもしなかった僕は段階的思考、前向きの姿勢、総合的展望に溢れてたわけですよ。

バカすぎて。



んで、それは突然やってきたわけなのですよね。

なんてか直美ちゃんが僕のことを誕生日会に誘ってくれるではありませんか。

いやな、あまりにもリアルな接触のアプローチだったものですから子供ながらにこの女で妥協しようかな?とか思った。

いや嘘です。

僕のお胸が波打つ×2。

もう乳首とか取れそうになったわ。



いや、まあ、なんてか直美ちゃんが大好きだった森君を誘ったら男一人で参加するのが嫌だとかでわいわいと冴えない男どもが誘われたのだけれどもな。

じゃなきゃ僕になんてお呼びがかかるわけがない。



なんか行ってみて気がついたけど直美ちゃんってばすげー金持ちのお嬢様だったのな。

家とかビッグサイズだし玄関なんて僕のうちの3倍くらいあった。

結局男女混合10人くらいが集まってお決まりのハッピー・バースデーとか歌ったり、写真とかとったり、ケーキを食べたりしてわいわいやってたのな。

そらね、僕だってasuka家の長男坊ですから気品に溢れてます。

御飯を正確に一口32回咀嚼する男ですからね。

もうね、人のケーキを取るわ、だまって食うはかなりパッシング喰らってた。



まあ、この頃のガキどもには僕の高度すぎるギャグが通じなかったんだろうな。

センスのないやつらだ。

でも僕だってやるときにはやります。

締めるときには締める男ですからね

いよいよプレゼントを渡すお時間ですよ。

もうね、ここが見せ場!ここぞ見せ場!



なんだかみんなデパートとかで買ってきた手帳だとか、鏡だとかあげちゃってるのよ。

お前ら何にも解かってない。

女の子ってのはそういうもんじゃないんだぜ。

ちゃんとな、心を込めて作った手作りものに心トキメキ、股間は○ショグ○ョ。



そして僕が渡したプレゼントは手作りの水中望遠鏡だった。

もうね、これさえあれば貴方も海賊。

海のことなら何でも知れちゃうもの。

さあ、知らない世界を覗きに行こう!

ってな勢いで手渡したのな。

なんてか、サランラップの芯の先にサランラップを張った黄金の水中望遠鏡を手渡した。



いや、なんか泣かれた。

それも悲しみに満ちた目で泣かれた。

泣かなくてもいいじゃない。

こっちが泣きたい。

せっかく作ったのに。

もうなんか僕のプレゼントとか痛々しく隅の方に転がってた。

僕はオヤジに作ってもらったとき凄い嬉しかったのにな。



とまあ、なんかモロ僕が悪役になって非難を浴びていたのですよね。

でもよく考えるとちょっとおかしい。

いや、僕の頭がおかしいのはさておきなんか違う。

そうだ!

直美ちゃんの親友の恵理子ちゃんがいない。

そう言えば彼女は最初からいなかった。



もうね、ここぞとばかりに話をそらす僕。

「なあ、そう言えば恵理子ちゃん呼ばなかったの?学校には来てたよな?」

なんてか世界が終わった。

現実がだんだん溶解して闇の中に溶けて吸い込まれていってしまいそうな気がした。

いろいろな物がその本来の姿を失って混ざり合い、意味を失ってカオスと化してた。



号泣する直美ちゃん。

なんでやねん。

いやほら、僕大阪人じゃなくて、大阪人じゃないやつが「なんでやねん」とかたまに言うとすげーむかつくんだけれども、

それでも他に言葉が浮かばなかった。

誰だか忘れたけど女の一人が近づいてきて僕の顔面を殴りだした。

両腕をブルンブルンフル回転させて僕を叩きだすじゃありませんか。

気持ち言いなあー  もー って、バカ。

全然意味が解からない。



皆目検討もつかないまま殴られる僕を心の友が盾にならないディフェンスをしてくれたのがまた痛々しい。

痛々しいってか物理的にマジで痛かった。

直美ちゃんのオフクロとかも来ちゃって「こらこら男の子が謝りなさい。」だとかフェミニズム満点なことぬかしやがってた。



そのときだった。

直美ちゃんの家に響き渡るチャイム。

「誰かしら」だとかサディストだかフェミニストだかのオフクロさんが玄関を開けると・・・

恵理子ちゃんがいた。



「今日誕生日でしょ。」

それだけ言うと恵理子ちゃんは綺麗に包装されたプレゼントを置いて即座にその場を去ってった。

中身は見てはいけないものだった。

それはもう、何処からどう見ても呪いの人形だった。

激昂しながら泣きじゃくる直美ちゃん。

なんか気がつくと僕のあげた水中望遠鏡とかラップの部分は穴が開いてるは、芯の部分は折れてるはで凹みそうだった。

結局その場は最悪の誕生日会で幕を閉じたのですよね。



後から解かったのだけれども、直美ちゃんも恵理子ちゃんも森君のことが好きだったらしいのですよね。

それを知っていた直美ちゃんはわざと恵理子ちゃんを誕生日会に呼ばなかったらしい。

女ってすげーと思った。

てか、森君とか後頭部すげーモッコってるし全然カッコよくないのにな。だとかすげー嫉妬した。



せってぇー僕のモッコリ具合の方がすげーよ!

でももう淫夢には使えなかった。


■2005/08/06:広島へ敬服 -鶴を下さい。-
「広島、長崎からのお願いです。鶴を下さい。」



この時期になるとありきたりのように広島、長崎に関する話がTVで放映されるのは至極当然のことのように定着。

定積のコケのようにTVを占領する広島、長崎。

そらー、『蛍の墓』でスコッティーだかシコッテーだかに金を費やすこと26年。

それなりに涙する場面はあったのだけれども、なんてか今年はひどかった。



今回のドキュメンタリーはとにかく貫徹してひどかった。

案の定金曜だってのに独り居酒屋でTVを見ていたのですよね。

いやな、なんか原爆落としたアメ公と、被爆者齢70くらいのじじいとの対談を放映していたのですよね。

だいたいにおいて、こういう人の心を打つ番組ってのは視聴率だか思潮率の荒稼ぎみたいで少なからず腹の虫が疼きだすのだけれども、まあちょっと見入ってしまった。



僕の心を締め付けた結果から言うと、要するにこのアメ公が死に底ないのじじいに向かって言ったセリフだ。

かいつまんで言うとこういうことだった。

「悪くない、謝らない。」



当時憎々しくも輝かしいジェラルミンに身を包んだB-29から広島に投下した命の崩壊。

存在の消滅の瞬間を撮影していたアメ公の科白だった。



この見解には様々な意見があると思う。

真珠湾に奇襲をかけたのは日本だし、戦争なんて何でもありだ。

刺されないように刺して、撃たれないように撃って、絞め殺されないように絞め殺す。

殺られる前に殺るのは当然だ。



北朝鮮、中国が今尚この時代において日本人を受け入れないのには理由がある。

要するに日本人が彼らの魂に永劫未来呪いをかけたのだ。

戦争があった。

日本兵がたいそうひどいことをした。

現代の多くのティーネージャーや僕と同世代の人間はその結論だけをどうでもいい右脳の一角に押しとどめているのがほとんどじゃないだろうか。

少しのことについて触れてみようかと思う。



簡単なことだ。

拷問と言えば麻酔もなしに爪を剥いだ。

剥いだ後で指をナイフで切った。

おっと、目を背けるなよ。

ハートに刻んで脳に叩き込んでくれ。

そして考えようじゃないか。

普段使わないその頭で。



何ということもない農夫の家に立ち入る5人の日本兵。

彼らは農夫にその場でファックをさせるのだ。

銃ををつきつけてその場でファックをさせるのだ。

体位指示し、秘所を舐めろと命令し、銃をつきつけるのだ。

そして男に向かってこう言う。

「イクときに声に出して言え。」と。



農夫は必死に交わったのだろう。

望みわずかな希望にかけて必死に腰を振ったのだ。

そこには愛も恩寵の欠片も一片の希望もない。



経過する時の中で、間違った道徳の元で、命を削って愛のないセックスをしたのだ。

そして男はそのときが来ると命令通りに従いときの声を上げた。

その瞬間に翳された5つの銃口から死の弾丸が火を噴き男の頭蓋を貫くのだ。



日本兵は頭蓋を的にダーツしその腕を確かめるように言うわけだ。

「今日は俺の勝ちだ。」

「俺の弾丸は目を貫いているから一万点だ。」

女の方は廻されわけの分からない呪いの子を宿したのかもしれない。



これが戦争だ。

死ぬだけじゃない。

先祖代々に深く致命的な抉りを与えるのが戦争だ。



もちろん僕は戦争を体験したことはない。

人に聞いた話と、本と、想像だけだ。



そしてもし、それが理不尽でも何でも被害者の中国人が僕に向かって謝って欲しいと言ってきたらどうだろう。

世論からすればこうだ。

「俺は戦争に関わってないし、同じ日本人でも良い猿と悪い猿がいる。

テメェの言ってることはお門違いだぜ兄ちゃん。

家に帰ってママのチチでも吸ってろよ。」



そうかもしれない。

でもね、それはやっぱり大人気ない。

謝ろうじゃないか。

先祖を代弁していうわけじゃあないのだけれども、冥土の土産の花束を添えても悪くないだろう。



きっとドキュメンタリーに出てたじいさんは死にきれないし、彼の目の前で消えていった者達も浮かばれないだろうな。

これが戦争だ。

僕達にもその責任・・・正確には思考し、示唆せねばならない役目の継続。

そんなものが引き継がれていくもの。



この問題はゼロにはならないだろうな。

でもこの時代の僕らはそれを限りなくゼロに近づけていくことが出来る。

少なくても努めることが出来、考え方を持つことが出来る。



「広島、長崎からのお願いです。鶴を下さい。」

仕事の帰り道の川崎駅前。

折り紙で折った鶴を持って顔のない人々の流れに向かって必死に訴えかける老婆。

彼女は原爆で大事な人を亡くしたのだろうか。

恐らく分かっていることは、僕が鶴を折ったとしても彼女の心が癒されることは百万光年先にもない。



僕はこの日生まれて始めて8:15に敬礼した。


■2005/08/03:デリカシー2
その時だった。

なんかハンニバルだかハミングだとかしちゃってるのよ。

音痴な癖にハンニバルしちゃってる。

もしそれが間違ったもので、まだ固まっていないのならば、手遅れでないのならば、

排除するための、それをデプログラムさせるためのプログラムを緊急作動させる必要がある。



「止めろよ!」

もうね、泣く泣く心を鬼にして言ったね。

握った拳から汗がじわじわと垂れ流れるのを感じながら言った。

「その醜いハミングを止めろよ!」

「みんなそれが嫌いなんだよ。涼子ちゃんのその駄目なハミングが嫌いなんだ。」



僕はそのとき年頃の女の子が声を上げて泣くのを始めてみたね。

涼子ちゃんは泣きながら走って帰って行きました。

当たり前といえば当たり前です。

僕の心の中で「やべぇ」ってな言葉がずっと鳴り響いてた。

僕は帰りに彼女の家に寄ったのだけれどももちろん彼女は会ってくれなかった。



次の日から彼女は休み続けたね。

で、なんか教師も教師で「何か知ってる奴いないかー?」だとか痛切な一言を投げ放つのな。

仕方なく僕はそのことを教師に告げると宙に舞ったね。

もう、渾身の一撃で殴られた。

なんか周りからも最低のレッテルを貼られました。

なんだよお前ら・・・代表してやったんじゃねーかってな反撃すら出来ませんでした。



結局僕はその日から毎朝涼子ちゃんの家に寄って学校へ行こうと誘いました。

それでも涼子ちゃんは学校へ行くどころか口もきいてくれませんでした。

もうね、毎朝顔を合わせる涼子ちゃんの親と気まずい、気まずい。

顔から火が出るほどに死ぬほど恥ずかしかった。



ある日のことでした、多分その日は涼子ちゃんの両親がいなかったのだと思う。

涼子ちゃんが家のドアを開けてくれたのですよね。

僕はすかさず謝りました。

「ごめん。」

でも涼子ちゃんは無視してました。

無視ってよりかは言葉が見つからなかったのだと思う。



僕は必死にしゃべり続けたね。

「歌はそれほど音痴じゃなかっちゃん。。あっ、いやまあ、音痴でもええやんか。」

だとか、もう自爆っぷり爆発の言葉を投げかけてた。



『asuka君には音痴な人の気持ちが分からんとよ。』

「そげんなことないって!俺とかちかっぱ音痴やもん。」

『じゃあ歌ってみてよ。』



歌ったね。

僕はもうメチャクチャ大きな声で井上揚水の「傘がない」ってな曲を歌ったね。

いやね、僕はホントに音楽とかに興味がもてなくてCDなんて買ったことなかったのですよね。

んでまあ、休日にオフクロが井上揚水のレコードを狂ったようにかけてはデブったケツとハタキを振りましていたものですから自然に覚えてしまったのですよね。



なんてか言うまでもなく大爆笑された。

多分それで自信を持ったのかもしれない。

自分より音痴な人間がいることに安心したのかもしれない。

それから涼子ちゃんは通学するようになった。






その後別々の高校に行ってから涼子ちゃんと会うことはなくなったのですよね。

僕も高校時代に同じ福岡市内とはいえ別の場所に引っ越してしまったものでしたから。

そのまま高校を卒業して大学一年のときにちょっとした用で福岡へ戻ってきて、そのときに彼女とデートしたことがあった。

もちろんデートっていっても建前ですけれどもね。

二人で浜辺で体育すわりをしながら海を見ていたのですよね。



「彼氏出来たか?」

『ねぇ!聞いてよ。私女子高だったやん?

やけんその時は彼氏がおらんくても仕方ないと思っとったと。

それから、大学入ったらすぐ出来ると思っとったっちゃけど全然出来んちゃん。

なんでやろ・・・』

「ん?人前で歌わなかったか?」

『えっ?カラオケはよう行くよ。なんで?』



彼女はあの事件のことをすっかり忘れてしまっているようでした。

過去に置き忘れてきたのか、それともあるいは僕が言ったセリフを冗談だと捕らえていたのでしょうか。

デリカシーな僕は気を使って彼女が飲みたいものを伺うとクールに立ち上がったのですよね。



バブオッ!

やっちまった。

気が抜けた拍子に気が緩むならともかくケツの穴まで緩んじまった。

「あっ!」

『ねぇ、前から思ってたんだけどasuka君てデリカシーないよね。』




もうこれは弱り目に祟り目。

あまりに闊達なデリカシーすぎて話しにならない。

でもデリカシーがないのはお互い様だと思う。


■2005/08/02:デリカシー1
デリカシー。

それは海岸の細かい砂が月の光の中で崩れていくときのようなもの静かさ。

その思慮深い留保と、一瞬の造形の見事な深さの故に、どんなものでも心を奪われずにはいかない、言わば細微の結晶。



そう、それがセニョーリタに振りまく僕のデリカシー。

満面な笑顔で人の心を配慮し促す。

もうどんな人物だって僕に惚れないわけがない。



おっとそこのセニョール。

ちっちっちっち。

あんまり自惚れちゃあいけないぜ。

君が思ってるデリカシーなんて僕からすればケツの穴のゴマみたいなものさ。ふっ。



君達がもうたっぷり知っていると思っている物事の裏には、君達が知らないことが同じくらいたくさん潜んでいる。

理解というものは、常に誤解の相対にすぎない。

そんなムッシュ非モテな君達に僕の清楚溢れるデリカシーな物語えお伝えたい。






中学の修学旅行のときだった。

僕が中学の頃からカラオケってなものが流行り出したのですよね。

今でこそ気の合った仲間の前なんかで音痴丸出しに歌う僕なのだけれども、その頃の僕は違かった。

自分の音痴さには気づいておりましたから人前でなんてとてもじゃないけど歌えなかった。

人前で公開○○○○してるも同然だった。



バスの先頭から順にマイクが渡ってきて、自信のあるものだけが爽快なシャウトで周りに圧倒の貫禄を与える。

もちろんマイクは余裕で僕をスルーして次の勇気ある戦士を求めて旅を続けるわけなのですよね。

そこで事件が起きた。



涼子ちゃんはクラスの中でも比較的可愛い部類のおにゃにゃのコで、恐らくクラスの半分くらいの男は彼女をおかずにしたことがあるんじゃないかな。

いや、流石にそんなにませてない。

いや、分からないけど・・・少なくとも僕はしてない。



まあそんなクラスの半分くらいの男がおかずにしても可笑しくないくらいの中途半端な可愛さを持つ涼子ちゃん。

そんなこんなで恐らく半分くらいの男子がその美しい声帯から発せられる声色をか今かと待望したに違いない。



しかしそこに存在したものは失敗と敗退と挫折の影がだけが形取るイマジナティブの世界だった。

舞台の暗転みたいな一瞬の急激な失落と絶望。

ある意味では驚異的な掘り出し物に等しかった。

僕らの誰もがさびれた町に住む人々特有のとりとめのない表情を浮かべていた。



更にデッドリーにバッドリーなことは、その日を境に自分の歌声に酔いしれ貫徹した悪魔がその後も授業の合間に教室で歌ってか、見捨てられた音を口ずさむようになったのです。

当然クラスの男達は別のおかずを捜し求め涼子ちゃんから少しずつ遠ざかっていった。

それ程に失意に溢れた、剣呑に満ちた雑音だったのです。

それはもう妥協の余地のないものだった。



もちろん涼子ちゃんは悩みました。。

幸いってか、僕と涼子ちゃんは家が近くだったのですよね。

もちろん彼女とは別の部活だったのだけれども、たまたま終了時間が重なったりして一緒に帰ることがあったのですよね。



でな、そんなたまたま帰り道が一緒になったときに彼女が僕に聞くわけよ。

「ねえ、asuka君。なんか私最近男子に避けられてるような気がするんだけど私何か悪いことしたかな?」

もうね、目の前で頬を真っ赤に染める夕日が実に涙ぐましい。

そらね、僕はデリカシーに満ちた男ですから口が裂けても、「ん?音痴な歌とか歌ってるからじゃないか?」

だとか言えるわけがありません。



でもね、このまま放っておけば彼女は益々嫌われていく一方だしそれは僕としても出来ることなら避けさせてあげたい。

しかしながら傷つきやすい時代の乙女心。

僕の一言で彼女を永遠の深淵の闇に突き落とすわけにはいきません。

僕は彼女を傷つけずに真実を伝えられるのだろうか。



つづく。


■2005/08/01:プロフィール
自分について語ろうとするとき、軽い混乱に巻き込まれることになる。

「自分とは何か?」という命題につきものの古典的なパラドックスに足をとられるわけだ。



だけれども世間の多くの人はそのような恐怖なり不安なりをほとんど感じていないように見える。

人々は機会があれば、驚くほど率直な表現で自分について語ろうとする。

「わたしは馬鹿がつくくらい正直で開っぴろげな人間なんですよ」とか、

「わたしは傷つきやすく、世間とうまくやっていくことができない人間です」とか、

「わたしは相手の心を見抜くのがうまい人間です」とか、そういうことを口にする。



でも僕は「傷つきやすい」人間が他の人々の心を無用に傷つけるところを何度も目にしてきた。

「正直で開けっぴろげ」な人間が、自分では気がつかないまま都合の良い理屈を振り回すところを目にしてきた。

「人の心を見抜くのがうまい」人間が、見え透いた口先だけの追従に手もなく騙されているところを目にしてきた。

とすれば、僕達は実のところ自分についていったい何を知っているというのだろう。



そういうことを考えれば考えるほど、僕は自分について語ることを保留したくなった。

それよりはむしろ僕という存在以外の存在について、少しでも多くの客観的事実を知りたいと思った。

これが僕のニ十代前半を通して自分の中ではぐくんできた視座だった。

そしてこういった見方を分かりやすく他人に説明するのは難しい。

多分そのせいだろうか、社会に出てから僕は他人との間に見えない境界線を引くようになった。

どんな人間に対しても一定の距離をとり、それを縮めないように努めた。

そして当たり前のことかもしれないけれども、僕はどちらかといえば孤独な人間になった。






但しそれは今の自分であって決して初めからそうだったわけではない。

僕は東京都品川区の静かで比較的清楚な街で産声をあげた。

「三つ子の魂百まで」という言葉を全く無視したのが父親だった。

彼は母親に「三歳まではどんなことをしても絶対に手を上げるな」といった。

そして母親もそれを守った。



僕はあまりにも自由に育ったおかげで何処に行っても一番うるさかったし目立った。

そしてそれに応えてくれる友がいて、何処にいっても(中学で福岡に引越し、大学で埼玉に引っ越すことになる。)ある一定の数の縁深い友が出来た。



振り返ってみたときには僕の人生は順調だった。

もちろん辛いことや悲しいことがなかったわけじゃない。

でもトータルとして振り返ったときに僕が仲間とともに歩んだ道はとても素晴らしいものに感じることが出来る。



こんな人生がこの先ずっと続くものだと思っていた。

ところが就職してから先にも記したとおり僕は孤独になった。

どうしても価値観や視座が違う人間達とうまくやっていく気になれない。



僕らは高度成長社会に生きているのだ。

そこでは無駄遣いが最大の美徳なのだ。

政治家はそれを内需の洗錬化と呼び、僕はそれを無意味な無駄遣いと呼ぶ。

考え方の違いだ。

でもたとえ考え方に相違があるにせよ、それがとにかく僕らの生きてる社会なのだ。

それが気に入らなければバングラディシュかスーダンに行くしかない。

僕は会社に残ることにして、必要最低限の愛想を振りまき、必要最低限の会話をする。



つまり孤独な僕が自分を表現出来る唯一の手段がネットだったわけだ。

BLUE-TRANSPARENCY〜限りなく透明に近いブルー〜でasukaと名乗っているときだけなんとか心が開けるわけだ。

でもそれももう終わろうとしている。

僕は見失っているし、見失われている。

混乱している。

どこにも結びついていない。

ここにしか結びついていない。



でも僕は何かを感じる。

何かが僕と繋がろうとしている。

僕はきっと何かと結びつこうとしているんだろう。

そういう気がする。

僕はもう一度やりなおしたい。