目次−2006年03月−
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■2006/03/12:乱交
●序章 2006.03.12
●一瞬の微笑み 2006.03.15
●獣が牙を剥く 2006.03.20
●怨泉 2006.03.25
●最後の性戦 2006.03.31
●後書き 2006.03.30
■2006/03/07:SECOND TO NONE ―誰にも劣らない―
■2006/03/02:ラウンジ
■2006/03/12:乱交売女と対決してみる −秋田旅行記−
●序章
先月4人でスノボに行ってきました。
(´Д`;)
いやね、一見どこーにでもあるような微笑ましいと言いましょうか、
何の変調も来たすことのない駄文とさえ称される、何のユーモアも含蓄(がんちく)されていない偏差値1の糞文ですよ。
でもね、ウンコなたった一行のこの文の中には獣が潜んでおりまして、
野獣が突如その爪をさかだて本性を現し、
まだ何に曇らされるでもない、喜びにあふれた初恋の結晶かのような僕の心を引き裂いたのです。
類をは友を呼ぶとは言いますが、僕の友達ってのは実に多種多様なのですよね。
酒を全く飲まない者から、バクラ好きからアンチバクラまで、
齢27にもなってテレクラで活動している者、漫画喫茶に入り浸りの者、引きこもり、映画馬鹿、云々・・・。
とまあ、趣味趣向は違えど、こういった連中が一度に集まっては飲み会をはじめ、
バーべキュウだの、ボードだの、海水浴だの、花見だのと、
学生時代は実に多くのイベントをこなしてきた仲間だった。
それが社会人になり、1人、また1人とこういったイベントに参加しなくなっていく仲間達。
とっとと離婚して帰ってくりゃいいのに。
で、唯一とは言いませんが、僕と同じで売れ残りのドラ息子がほぼ唯一の遊び相手なのですよ。
というわけでして、先月にこの友人と新潟まで滑りに行こうと夜中の3時に地元横浜を出発。
関越に乗って一気に新潟を目指し・・・ません。
いやね、何処に行くのかと思いきや横浜横須賀道路とかに乗り出して横須賀に向かうんですよ、この馬鹿が。
こいつついに気でも狂ったんじゃないかと思っていた矢先ですよ。
何か近づいたコンビニに可愛らしいおにゃにゃのコがいるではありませんか!!!
も、もしや!?
貴様だけ彼女とかいう存在を連れて行く気か!?
この下種豚男め!
と思いきや、なんてステキなんだ僕の友達、心の友よ!
何ともう1人ちゃんと連れがいるではないですか!!!
もうね、感動した。
未来の僕の嫁さんに間違いないと思ったね。
その後は一同で関越を目指すものの、何をトチ狂ったのか、
お茶目な車さんが3箇所で事故とか起こしやがってまして、45kmのビッグ・トラフィックジャム。
新潟から福島あたりで滑ろうと東北自動車道へ。
ここで馬鹿が一匹突如「秋田へ行こう。」とかほざき出しやがるんです。
まあ、僕なんだけど。
ってことで新潟から福島、福島から秋田へ目的地変更です。

時速150kmでかっ飛びまして、出発から12時間後に秋田へ到着。P.M.3:00

きりたんぽ鍋定食やらハタハタ定食やらを頼んで腹ごしらえ。

きりたんぼ鍋定食

ハタハタ定食

ざっぱ汁
※cf
秋田:ざっぱ汁 ― 鮭(基本的には真鱈を用いるらしい。)
青森:じゃっぱ汁 ― 鱈
語源から『雑把な汁』→『ざっぱ汁』→『じゃっぱ汁』とも。

におさく
※
におさく ― ふきのとうを湯がいたもの
その後、片っ端からスキー場近くの宿に電話するも満員御礼で予約が出来ません。
何とか宿を取るものの、到着時は既にP.M.7:30。
この日はホテルのバイキングでしょっつる鍋でも食って夜は酒盛り三昧・・・
そう、そこで事件は起きたのです。
追伸:
食事は駅前の『太平山』という定食屋さんにお世話になりました。
4人なのに5人分の定食を持ってきたり、サワーを焼酎原液のまま持ってきたりと、
しょっぱなから砲火の洗礼を受けました。
おばちゃんかなりウケたよ、料理は美味しゅうございました。
いつまでもお元気で。
2006.03.12
2006.03.14 改定
●一瞬の微笑み
冬2月もたけなわの頃で、北国の夜の訪れは早く、21:00過ぎには辺りの温泉は終了。
ホテルに温泉がなかったので便器と隣あわせの豚小屋みたいなバスルームでシャワーを浴びます。
とかまあ記載しましたが、皇太子殿下もお泊りになった由緒正しき『ファミリーオ田沢湖ホテル』です。
日本のバスルームは狭いな、って意味でとらえて下ちぃ。
部屋割りはもちろん、男2、女2で別々です。
一段落と部屋に入り、男同士になったところで友人にもの問いたげな眼差し、
当惑げな、うさんげな眼差しをおくり、彼女達の素性を問いただします。
「おいおい、彼女なのか?」
『いや、彼女じゃないよ。』
「あら、そうなの?どういう関係よ?」
『先日乱交パーティで知り合った。』
(´Д`;)
太陽にも黒点ありとは世のならい!
おお、我が友、高貴にして信篤きわが友よ!
今宵は皆で乱交パーティだ!
って、バカ。
なんですか乱交パーティって。
スパムメールなんかでよく目にしますが、そんなものがこの世に本当に存在すると!?
そんなものの存在を認めろとでもいうのか・・・

__「::::::::::::::::::::::::: ̄フ
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∠:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/:::::彡レ|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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/ / /|::::| , | ゙='':::〉:::::::::::::::::\ | 乱交パーティ?
| / | |:::;| _ ^ :::/::::::::::::::::::ド、! < そんなものの存在を
| レ:::! ‘、_j /:::::::::::::::::;ヘ| \ | 認めろとでも言うのか…
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 ̄ ̄ ̄_/ レ;:::::ル' > \
/ | \_____/レ´ // ヘ
ていうか、君何やってんですか?
だらしなくしてるのが無上の喜びで、楽しみはごみ集めなんですね!
お名前は?
職業は?
え?おい?年は?え?何だって?ぼっちゃん?
ホントもうね、僕もかなりだらしのない人生を送ってますよ。
2月分の給料なんてもらった当日から毎日1万円を酒代に費やしまして、
2週間足らずで使い果たし、現在毎日トマト一個で生活しているような心痛と悲嘆で身も細らんばかりのクソな人生ですが、
薄暗い貧民窟や怪しげな裏路地を日々うろついている君の人生も如何なものかと思うよ。
高潔な生き証人として言いますが、身をもって範を垂れなければならない我が友が、
どこの馬の骨ともわからないような連中に取り巻かれて、考えられもしないような悪癖に身を沈め、
耄碌(もうろく)していくばっかりです。
つかね、病気になっから、君みたいな人間がAIDSを増殖させてるんだな。きっと。
とりあえず精神科に行く前にいい所教えておきます。
君の本名と顔写真をこの場で公開したい思いだわ。
「腐った人生送ってるなあ。」
『だって寂しいんだもん。』
「寂しいからって乱交パーティっておかしくねぇかぁ?
少なくとも『乱交』はいらねぇべ?
で、つまり、ヤったわけか!?」
『デブのオヤジとヤってるところをお邪魔したわけですわ。』
死んじゃえばいいのにー。

/::::i::::、:::ヽ、:::::\:ヽ:\::::::ヽ:::、::ヽ::、:',
/::i|::l::ト、ヽ::、:::ヽ:、::::::\::ヽ::::l::::ヽ::i:::i:::!
/:/:!:::!:|::ヽ:\ヽ::::、:\::::ヽ:::ヽ!::::::i::|:::!::!
!ハ::|::::i::l:|心、:ヽ::\:ヽ_\、\:::ヽ:::|!::|:|i
i、:!:|:、N{、ヒjヽゝ\ヾイ
ヒj >、ヽi:、|!:|:l
ヽ:!::トヽ ̄ l! ` ` ̄´ |::l::|:|j:,!:! 駄目だこいつ・・・
ト、::! u j
|::/lj:::!リ
ヾ、 丶 - u リイ:|リ 早くなんとかしないと・・・
リヽ ‐、ー-
、_ /イ:::i
rー'"ト:l゙、  ̄ ./ , |::!
/ ヘ ヾ ヽ、 _,. '
/ |:'
少しだけ自分の人生がまともだと思いましたが、あんま変わらないかな。
彼は乱交パーティで寂しさを紛らわし、僕は放埓極まる酒盛りで寂しさを紛らわす。
孤独でいることに耐えられなくなって、たえず誰かに気をまぎらしてもらわねばいられなくなっただけだ。
どっちがいいですか?
と聞かれてもどっちも人生落第です。
長広舌(ちょうこうぜつ)もふるったし、揃いも揃って信じられないほどのけちん坊で、
業(ごう)つくばかりで、私利私欲のかたまりですわ。
ひどすぎます!老けたというより、耄碌(もうろく)なさった感じですわ!
めっきり箍(たが)がゆるんでしまった感じで、実際、だらしなくもなった。
酒量も増え、涙もろくなって、神経も弱まり、美に対してひどく感傷的になっていき、
挙句の果てに大地に接吻せんとばかりにひれ伏して死んでいくだけだ。
まあ、どちらもそこらのぐうたらの屑には変わりないな。
さまざまな矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)を抱え沈みきった趣の中、乱交売女とその友達と、
少し経ったら宴を開催しようと契りを交わしていたのですが、随分早くにやってくるのですよ。
どうしたのかと思いきやお湯が出ないとのこと。
フロント係りに問い合わせて調べてもらうと、雪のためだか何かで故障とのこと。
僕の友人が突然怒りに顔を染めてフロント係りに鷹のような勢いでくってかかりました。
あきらかに乱交売女に対する軽率な威厳だということは否めませんが、
それでもひざまずいて、這いつくばって、拝み倒すよりかは何らかの威厳を示したかったのでしょう。
当惑げな、うさんげな眼差しを注ぎながらも部屋に訪れたオーナーが、宿泊費半額の忌憚のない決断を下します。
しかも、部屋は自由に使ってよいとのことでかなり好条件。
雪のおかげで得しました。
と、思ったんですがね、最悪の事態が起こったのです。
2006.03.15
●獣が牙を剥く
秋田の夜はその深さを増し、空から降り注ぐ贈り物は大地の上に純白の絨毯を積み重ねていた。
辺りは静まり返り、ときおり雪の崩れる音以外は何者をの存在も感じさせないほどの静寂さを保っていた・・・
はずだった・・・
そう、この沈静の中、雪もよいの闇夜に紛れてついに下卑たマントに身を包んだ化け物がその真の姿を現したのです。
各部屋にボトルワインが付くという極上この上ないサービスの恩恵に与りながら、
くだらない四方山話に花を咲かせつつも、部屋ははずむように若やいだ声で賑ぎわいまして、
至福のひとときに永遠に身を預けていたいと願う瞬間だったのだけれども、
もちろんそんなものは一瞬で崩壊してしまったのです。
それなりに飲んでまして、気分はハイ、スカイハイ、お逝きなさいって感じだったのですが、
既に僕は故意に仕組まれた醜悪ふんぷんたる罠にはめられていたのです。
乱交売女は突如僕の友人にもたれかかると、あからさまに慣れつき出したのです。
突然にしてその目に何やら狡猾な、人を小ばかにしたような色が動き出したのです。
友人も友人でそれに応じるようにして身をクネクネと動かしだします。
まるでランバダでも踊っているような不埒なリズムが漂います。
もう半ば服を着たままおセックスをしているような状態です。
しかも、この野獣の目は、出て行けといわんばかりの無礼極まる侮蔑となる視線を投げかけてくるのです。
不審の念にかられながらも、意地でもこいつらのセックスの邪魔をしてやろうと僕はその場を身じろぎひとつしませんでした。
絶対させない!
そう心に固く誓いますが、よくよく考えてみればこれは大チャンスかもしれません。
僕だって乱交売女の片割れとおセックスが出来ちゃうチャンスかもしれない。
ふいに訪れた未開の土地で乱交売女の片割れとチョメチョメ出来る大チャンスです!
おセックスがしたい!おセックスがしたい!!!うおおおおおおおおおお!!!!!!!
いや、しかし、、、そんな確率は限りなく透明に近いぜ。
こいつらを、今日この場だけでもこいつらの性行為を邪魔したい!
みすみすとそんな安っぽい態に騙されてなるものか、貴様の底位は見えすいているぜ。
貴様の思想は不潔で、不道徳で、貴様の策略なんか己の知的発育度の低さをみすみす示しているようなものじゃないか。
股をおっぴろげる前に、貴様のその浅はかな胸襟を開いてみせてみろいっ!
そうこう悶々としていますと、片割れのおにゃにゃのコがいたたまれなくなったのか部屋を出て行きます。
いやね、このコが出て行った瞬間です。
乱交売女の野獣がですよ、
冷酷無残にもほくそ笑みながら片手を振るじゃないですか!
「しっしっ。」と言わんばかりに僕を焚きつけて虫けら扱いですよ。
明らかにこれ見よがしな、一種辛らつなあてこすりが含まれていました。
陰険な狼がひっきりなしに酒を注ぎながら、いまや遅しと僕が出て行くのを待ちわびているのです。
悪党め!仕組みやがったな!好きにセックスしやがれ!
擦り切れチンポに擦り切れマンコになってヒーヒー言ってやがれ。
それにしても僕はどうしたらいいんだろう。
とりあえず部屋に出て乱交売女の片割れに、
「おセックスさせておくんなましぃ」とか拝み倒してみるかな、
と、思案に暮れながら部屋を出ますと・・・
『あのね、やっぱ男の人と2人で寝るのはちょっと抵抗があるんだけれど・・・』
「はい。」
これが真実ずばりですよ!
ええ、二つ返事で僕の下卑た人生なんて終了です。
僕の望みはものの見事に一頓挫をきたし、身も引き締まる凍えるような北の大地のホテルの中、
文字とおり明けても暮れても一人ぼっちで、朝まで通路にあるストーブにあたりながら過ごしましたよ。
自販で氷結購入→ストーブの前で飲む→小便
完璧な機械仕掛けのメカニカルフローチャートが完成ですよ。
七色のシャボン玉さながら、全は儚く、夢は砕け散りやがりましてね、
むしろ一段と醜悪の度を加えたほどですよ。
もしかしたら僕もおセックスにありつけるかもしれないだって!?
何を言ってたんだこのバカは、醜男(ぶおとこ)のくせしやがって調子づいちまったのか?
ええ?自分?おい、しっかりしろよ!
はいはいさよなら、僕の未来のお嫁さんじゃなかった人、
ぶこつなくせに恥ずかしがり屋のおちゃめさん、ああ、さようなら!
へ!へ!へ!
しかしながらこの真冬の秋田のホテルのロビーで1人朝を迎えることは無理からぬことではあるけれども、
もはやこうなったら壁の漆喰をぶち抜いてでも奴らのおセックスを邪魔してやる。
いまじくなるほどおとなしい青年だおと思ったら大間違いだぜ!
寄るべもない僕のこの心のたけを全て吐露して、
気息奄々(きそくえんえん)と最後の悪あがきを突きつけて独白をぶちまけてやる!
元々は僕の部屋なんだ、何を臆する必要があるんだ。
言ってやる、言ってやる!
「今すぐこのドアを開けやがれ!」
こう言ってやるんだ!
そう堅い決意を胸に部屋のドアの前で立ち止まったときでした。
(´Д`;)
『カエルさんみたい?ねえ?カエルさんみたい?ああ〜ん。』
( ゜д゜)
か、かえるさん、、、みたい?だとぉ?
己の耳を疑うがごとくに眉唾(まゆつば)だったのだけれども、
廊下にまで漏れるけたたましいアヘアヘ声とともに、どんなプレイをしたらカエルさんみたいになれるのか、
僕の想像を遥かに凌駕する勢いで・・・
これだけは言える。
奴らは間違えなく『カエルさんごっこ』をしてた。
いや、違う、奴らは気違いの如くバルトリン腺液でヌメリまくった下品なプッシーにおペニス万歳でよろしくやってやがる。
ちくしょう、こっちは寒くてちんぽすら勃たない思いだってのにな、
全く前代未聞、およそ類を絶した、普通の常識とはまったく桁はずれの、それこそばかばかしいこの事態に僕だけが、
僕だけが身を凍らせんばかりの思いをしてチンポすら寒さで勃ちゃせんのだ。
僕の心の内は喧噪をさらに一段と強め、つくねんと足元を見つめておりました。
その後は夜っぴてまんじりともせず、うつらうつらとストーブの前で眠っていたらしいのですが、
朝方乱交売女に肩を叩かれて茫然自失の状態から現実世界に戻って参りました。
つかチンポ触った手で触るなよ!
手洗ったのかよ、ホントにもぉ・・・
やっとこさ部屋に戻って自分のベッドに身を投げ安堵のため息をつくものの、
『あっ、そこ汚いよ。』と居丈高な口調でほざく友人。
久しぶりにフォント弄りをしてしまいました。
汚くしたのは誰ですか?
キタナクシタノハダレデスカ?
何をして汚くしたのですか?
カエルさんごっこですか?
こいつは何らかの法の裁きを受けずんばあるまい!
乱痴気パーティで不潔を極めたこの男をどうしてくれようか。
のらくらの極道坊っちゃん、摩滅し、消え去ってしまえ!
とりあえず氷柱(つらら)で八つ裂きにしておきました。

2006.03.20
●怨泉
様々な想いを胸にホテルのビュッフェで朝食を過ごし、いざゲレンデへ。
雪国が生んだ、自然を背景とした360度見渡す限り永遠と続く広大なゲレンデはまさしく雪のパノラマで、
その優しくも厳しく大地を覆うパウダースノウ上に縦横無尽とラインを描きます。
昨日はいてすかないと思っていたメス豚風情のアバズレも、この壮麗なる風景に溶け込めば何のその、
たちまち絶世の美人に早変わり。
して、その心は―
立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く滑る姿はユリブタの花。
いやっ、この売女と片割れは、超が付くほどの度素人じゃないなか。
辷(すべ)るというよりかは、滑(すべ)るってか、人生そのものを退(すべ)り落ちてるじゃないかという思わせっぷりだ。
いやね、僕もとてもじゃないですが上手いとは言えませんよ。
でもね、やっぱ何回か回数をこなして何とか上級者コースにはチャレンジ出来るレベルには到達しましたよ。
それでですね、『いやあ〜ん、こわ〜い。』だとか甘ったるい声を出してる傲慢不遜(ごうまんふそん)なバカ女を見たらですよ?
昨日僕を部屋から追い出してズコリンバコリンと『カエルさんごっこ』をしてたビッチがですよ?
僕を部屋の隅っちょにも置いてくれずに廊下で寝泊りさせた阿婆擦れがですよ?
ええ、貴方?
『こわ〜い』じゃないでしょうに、どう考えても怖いのはお前らの神経の方だ。
ということでいきなりこの度素人どもを上級者コースへ連れてったわけですわ。
「ぐははははは、貴様らあっちの方は玄人でもこっちでは度素人だな。
少しは改悛の意を示してみろい!」
と言わんばかりに、ちょいと仕返しをしましてかねてからの苛立ちを雲散霧消したわけですわ。
ところがですよ、分が悪いことに今回の面子、僕を除いて全員が全員O型なのな。
ダイナミックに雪の中へ突っ込み、ケツの穴だけは天に向かって突き出し、
おまけに4時40分を足でかたどっていた売女が、突然むくりと起き上がると、
腹立たしげな驚きの影が売女の顔をつとかすめ、B型の僕に叱咤罵声の雨嵐。
『B型さいてー、信じられなーい、ちょー・むしんけー、死ねばいいのにー、自己中×2』
と、ここに僕がいるだけでも自分にとっては侮辱だとでも言いたげに、散々にけなされてきましたわ。
ともあれ、本日中に秋田から横浜までをの道のりを復路せねばなりません。
15:00時にスキー場をあとにして、念願の温泉へ。
乳頭温泉卿だとかいう、ちょべりスケベ心をくすぐる秘境の湯へ向かうも雪崩が起きたとかで入れませんでした。
更に帰り道から遠ざかること20分余り、田沢高原温泉へ。
やっとこさあり付けた温泉は露天風呂。
寒さと熱さという両極端の温度差を肌で感じて参りました。
温泉で雪合戦が出来るとか最高でした。
事は時間を要します、そうのらりくらりとやってられないので駐車場へ戻りますと・・・
車が亀になってやがるんです。
前方は雪の壁で、下が少し溝になっていたのだけれども、いくら頑張るもスピンしやがって出てきちゃくれません。
こんなにも凄まじいメタモルフォーズは想像だにできませんでした。
この絶望感を前にしながら、僕は乱交売女どもがこの先なんの力にもならないだろうことを、
今からもう予見していたのです。
そしてこの予見は見事に的中したのです。
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―夢―
ぼくらは、ほら、あの小船に乗り込むんですよ、楓(かえで)の櫂(かい)に絹の帆張って、
艫(とも)に坐するはうるわし乙女、光り輝く・・・
・・・
乱交売女。
_|ヾ ̄|○ ヒヒィィィィン アヒアヒ
くそ、何で僕がこんな七面倒くせえことをただで引き受けてやってるんだ、どけよ豚女!
デブとは言わないが貴様ら二人足したら100kg近くはあるだろうが、どけってメスブタ!
何菓子食いながら僕の必死こいた姿を見て大口開けて笑ってやがるんだ!
僕の下卑たうめき声を聞きやがれ、どけよ、どけったらどけよ!
僕のこの心の叫びは公平無私だろうが、ええ?恥の上塗りをしろとでもいうのか?
なんたってこの下女のために僕が・・・
こ、これは夢なのか!?
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OPEN MY EYES.
夢じゃないっ!
余りにも人道を逸脱した出来事に刹那のブラックアウトに陥ってしまったじゃないか。
くそぉ、舌なめずりばかりしやがって、『直してきてよ。』だと?
それが懇願なのか、推薦なのか、譲歩なのか、命令なのか、まったく見当はつかないが、
ははは、もはや名言だな、黄金の言葉さ。
ええ?おい、テイーク・トルロー(顔面神経痛)みたいな顔しやがってニタニタしてんじゃねーよ。
なんで僕だけが一斉砲撃にあわにゃならんのだ。
激越このうえもない怒りの束に震撼しながらも車の外へ出ます。
しかもこの乱交売女、窓からしゃちほこばったぶすっつらな顔を出してこんなことを言いやがるんです。
「ねぇ〜、まだー?全然動かないよー」だとか思いがけないほどあけすけな態度で、
大音声(だいおんじょう)にほざきやがるんです。
ええ!?聞きましたか?
足の先から頭のてっぺんへかけて、じろりと一瞥(いちべつ)までくれやがるですよ、僕のへタレっぷりに。
度はずれのショックに身を震わせながら、絶望にかきくれんばかりになって、
夢疑いなく、ええ、僕一人が外に出て降りしきる雪の中、前方から車を押してるんです!
フンヌラバッ!フンヌラバッ!憤怒(ふんぬ)騾馬(らば)ッ!ってな。
友人はハンドルを握っているから仕方がないものの、
何で残りの阿呆どもは菓子喰いながらビール飲んで車内でくつろいでいられるんだ!?
それも凄まじいばかりの食欲を見せて、猛然たる勢いで菓子にかぶりつき、
みるみるそれを平らげると、ビールを飲み干し、焼酎をすすってやがるんですからね!
昨日から理由もなく侮辱を受け続けているがな、お嬢さん、
僕はその侮辱を根に持たぬだけの度量があるのさ。
へっへっへ・・・
・・・
ぶっ殺す!
南京虫の、無学者の、ばか者め!
瘰癧(るいれき)やみの小悪魔め!
毒々しい笑いに顔がゆがんで見えるぜ、なあ?おいっ!
ふんじばって磔刑(たっけい)に処すぞ、貴様!
もの狂おしい焦燥の発作にかられ、怒りの痙攣に顔面をぴくぴくさせながら、
厚顔不遜(こうがんふそん)そのものの状況下で泣き仰せながら、ふるえる指でバンパーをもちあげます。
彼是1時間が経過したでしょうか、やっとこさ抜け出せました。
この町で来駕の栄をたまわることは出来ないだと!?
バカめ、感謝しろよ、華々しい栄達を遂げた僕はまるで時代の寵児(ちょうじ)だろうが!
ちょくしょう!悪罵(あくば)の限りをつくしやがって、こんな屈辱を受けたのは天地開闢(てんちかいびゃく)以来初めてだ!
意気消沈としながら車へ戻りますと・・・
『ちょっとー、びちょびちょじゃん!雪払ってから乗ってよね!』
人非人(ひとびにん)どもめ・・・
泰然自若としたしかめつらしい顔をしやがって、何だと思ってやがるんだ!
全身雪に覆われ、髪の毛は氷柱(つらら)のように鋭く凍り、手からは感覚というものが消えていた。
「も、もう一度温泉に入りたいんだけど・・・」
『明日仕事あるんですけどー』
『ホントB型って勝手ぇー』
ヤター
。∴゜ヽ(*´∀`)ノ゜∴。
2006.03.25
●最後の性戦
心中、臍(ほぞ)を噛む思いだった秋田旅行もいよいよ最終を向かえ、
晩飯に稲庭うどんを頂きました。
立ち寄ったおそば屋さんに見慣れない郷土料理があったので頼んでみました。

あじゃらっこ
※
みかん、さくらんぼを始めとする果物から、春雨、しいてはきゅうり、しょうがといろいろなものが混ざってました。
シャーベットのように凍っていて、シャキシャキ感がたまりませんでした。
途中凍てつくような悪寒に膀胱を襲われ厠へ。
戻ってきてみると、僕の頼んだ山菜うどんの中にエビ天が。
どうやら涙ぐましいばかりの同情を寄せ乱交売女が僕にプレゼントしてくれた模様。
何だ、結構いいところもあるんじゃないか。
いやね、喰いながらよくよく思考をこらしてみたのだけれども、
そもそものそもそもが、こいつは一体今まで何本のエビ天ちんぽを口にしてきたのかと。
しかも最新履歴は僕の友人のエビ天ちんぽじゃないのか?
そんなエビ天ちんぽをしゃぶしゃぶした口に運んでいる箸で僕の器にエビ天を運んだわけだ。
そしてそれをペロリと平らげた事実だけが残ったわけだ。
空恐ろしいような気持ちにかられ、心なしか病気にかかったような気を押し殺しながら地元を目指します。
肝汁のにじむくらい高潔な自尊心を踏みにじられた僕は底をみつめながら陰気くさく黙りこくっていると、
この乱交売女が、たえず他人の肚(はら)の底を視通してでもいるといったような傲慢な女が、
自分ほど完璧な人間はこの世にいないといったような不遜な女がほざくんです。
『asukaちーん、何か面白いことしてー』
黙れ女衒(ぜげん)に売られたような豚に属する偶蹄目(ぐうていもく)の売女のくせしやがって。
いやしかし待てよ、随分怪傑なことを言うじゃないか、
もしかしたら僕の案ひとつでこの陰鬱な空気を一掃し、奴を一網打尽に打ちのめしてやれるかもしれない。
そうさ、善因善果、僕のような人間が救われないで何になる。
そして僕は反撃の烽火をあげ、不倶戴天の仇敵視さながら復讐の炎をメラメラと燃え上がらすのでした。
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―Twenty Q(Twenty Question:トエンティ キュー)―
物の名を当てるゲーム。
2人以上から遊べるゲームで、出題者1人と、解答者に別れます。
出題者は頭の中で任意の物を浮かべます。
解答者は(順番に)出題者が浮かべた物を当てるための質問を繰り返します。
質問はYES/NOで答えられるものに限り、解答を含め20の質問まで許されます。
質問の途中で答えが分かれば答えて構いませんが、その際も質問数は減ります。
-識別色-
僕
友人
乱交売女
売女友人
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―バトル開始:ルールを改変して10の質問までとした―
僕:「よし、思い浮かべたぜ、さあ来い。
但し、今回はちょいとルールを変えて物とは限らないぜ。」
ラスト10
友人:『食べ物ですか?』
僕:「NO。」
ラスト09
乱交売女:『美味しいですか?』
僕:「・・・
馬鹿でしょ!?
食べ物じゃないって言ったじゃん・・・
いや、もしかしたら美味しいかもしれないけど・・・、僕の感覚からするとNOかな。」
この瞬間にも自分の鈍感さを理解出来ない乱交売女は、僕の言葉を失言と受け取り、
嫌悪と軽蔑の表情とで僕を睥睨します。
ラスト08
売女友人:『それは何処にありますか?』
僕:「・・・
えとさ・・・
YES/NOで答えられないじゃん・・・
でもまあ、しいて言うなら場所は問われないんじゃないかな。」
もはや頭の悪さの極限の逢着(ほうちゃく)に絶望せざるにはいられません。
ラスト07
友人:『物体ですか?』
僕:「NO。」
ラスト06
乱交売女:『コンビニやスーパーで売ってますか?』
僕:「NO。
だけど、まあ、買う・・・ってか、お金を払って・・・参加する・・・みたいな・・・」
金は因業といってもいいほど好きなこの売女の目がギラギラと輝き始めます。
ラスト05
売女友人:『私はそれに参加したことありますか?』
僕:「それは解からないけど、多分他の二人はあると思うよ。」
ラスト04
友人:『・・・
つか、止めない?(滝汗)
難しすぎるよ、もし解からなくても答えとか伏せておこうよ。』
僕:「NO。」
ここで答えに気づいた友人が迸(ほとばし)るような汗を噴出し、
ゲームの中断に流れをさしむけますがそんなことはさせません。
ラスト03
乱交売女:『えー、解かんなーい。
どういうときに参加しますか?』
僕:「・・・
いや、だからYES/NOで答えられないんですけど・・・
まあ・・・したいときにするんじゃないですかねぇ?」
ラスト02
売女友人:『どうしよう、どうしよう、
えと、えと・・・
お祭り?』
僕:「はい?
それは答えなの?
NOかな。」
ラスト01
友人:『・・・
わ、わかりません・・・
降参です。。。』
―バトル終了―
『えー、なになにぃー、答え教えてよー。』
・・・
「乱交パーティ。」
・・・
3
2
1
そこなる山べに、おびただしき豚の群れ、飼われありしかば、悪霊ども、その豚に入ることを許せと願えり。イエス許したもう。悪霊ども、人より出でて豚に入りたれば、その群れ、崖より湖に駆けくだりて溺る。牧者ども、起りしことを見るや、逃げ行きて町にも村にも告げたり。人びと、起りしことを見んとて、出でてイエスのもとに来たり、悪霊の離れし人の、衣服をつけ、心もたしかにて、イエスの足もとに坐しおうるを見て懼れあえり。悪霊に憑かれたる人の癒えしさまを見し者、これを彼らに告げたり。
ルカ福音書、第八章三二−三六節
2006.03.31
●後書き
面白い/面白くない、に関係なく自分としては久しぶりに筆の走った力作に仕上がったと思います。
文章を構成する際、今回のような語彙に気を配って特筆する場合と、
単調な語句で読みやすい構成にするかを選択する場合があります、しない場合もあります。
選択している場合はその瞬間が楽しかったり苦痛であったりします。
選択しない場合はそこに嬉しさを感じたり同時に不満を感じたりします。
こういった不思議感がよかったりどうでもよかったりします。
ともあれ、
「あー、書いたー。」
という感じで、今回は気持ちがよかった。
最後まで付き合って下さった方、ありがとうございます。
とまあ、内容事態は踏んだり蹴ったりの旅行だったのですけれども、これはこれで想い出に残りました。
一度くらいはちょいとかっこつけさせてもらわないと僕もやりきれないので、
最後に僕の豪快な滑りっぷりに世界が震撼すればいいかと思います。
注意1:一度DL完了後に再度再生するとスムーズに見れます。
注意2:惚れないで下ちぃ。
2006.03.30
『●最後の性戦』は更新が遅れたことによって、続編を待望した一部の読者にお詫びの印として追記しました。
嘘です、仕事が暇すぎて書き足したくなったので追記しました。
2006.03.31
■2006/03/07:SECOND TO NONE ―誰にも劣らない―
万事につけてとは言えませんが、それがプラスのベクトルに向いていれば、
何事でも一番を目指すってのは良いことだと思うのですよね。
スポーツにしても、仕事にしても、若干は競争心を抱くことが必要だと思うのですよ。
ただこれが極度の競争心を持つと取り返しのつかない事態になりかねない。
例えばもの作りの仕事にしたって、他者よりも優れたものを作ろうとする心構えは良いと思うのですよね。
一番でなくて、二番や三番は駄目なのか?一番でなくては駄目なのか?
と言いますと、そんなことはないと思うのです。
もちろん一番になることは望ましいとは思うのですが、人間は結果オーライではなくて、
心で生きている部分が多くをしめている動物だと思うのです。
その過程で共に悩み苦しみ助け合った仲間がいれば、それはとても素晴らしいことだと思うのですよ。
今ではこういった考え方を持ち合わせていたのですが、過去にとんでもない過ちを犯したことがありました。
僕は中学・高校とサッカー部に所属していたのだけれども、
ことこのサッカーに関しては異常なほどの情熱を燃やしていたのですよね。
前日記からくどくて申し訳ないのだけれども、
福岡ってのは例の東福岡高校ってなのが全国高校サッカー大会でも猛威をふるっておりますが、
実は僕の高校も同じレベルに所属していたのですよね。
上から一部、二部うんぬんと九部くらいまでの格差がつけられていて、
それぞれの階層に八校くらいまで(かなり曖昧模糊)が所属出来るのですよね。
ところが同じ一部でも雲泥の差。
一年生のときからちょくちょく試合に出ていただのけれども、初対決したときなんか8-0ですからね。
サッカーで8点とかまずありえません。
てかありえちゃ駄目でしょ。
どっちが0かはあえて言いませんが。
そりゃね、色々な学校から特別待遇ってな武器で優れた人材を集めてるのは合点承知の助ですよ。
サッカーでは有名校ですから何もしなくてもわんかさ人が集まってもきます。
そんなのは承知の幕で戦ってました。
その頃はまだ相手が強ければ強いほど燃えて、必死になって練習していましたよ。
そして一年後には1-0ですよ。
笑止千万で言いますが、勝ちたいんですよ。
大会になりゃレベルなんてものは関係なくどっかの相手とぶつかります。
一部と九部だって当たります。
勝ち抜いたチームだけが国立への切符を与えられるといた全てのチームに与えられた平等な条件です。
でも何処のチームだって奇跡も含めながら全国大会に出る事を目標にしてはずなんです。
「どうせ無理だよ。」なんて捨て台詞を吐く奴なら最初からやってません。
皆がみんな頂点を目指してるステキなバカなんです。
言うまでもなく歴史に我が母校の名前は刻むことは出来ませんでした。
でもこのときはまだ反撃の烽火が燃え上がっていたのです。
力の限りを出し尽くして負けるってのは結構気持ちがいいものなのです。
ただ僕が腐ってしまたのは、この後の部の入れ替え戦のときだった。
優れた先輩たちは去って僕らの時代。
必死に守り続けた一部在住。
それが僕らの年で守りきれなかったのです。
明らかに前年度、、前々年度よりも技術不足だったのです。
僕はそこで努力を選びませんでした。
卵子に辿り着けなかった劣勢の精子のような惨めな気持ちにうちひしがれ、仲間を見限って辞めました。
顧問に出した退部届けを撤回しにいってくれた熱いチームメイトもいました。
『もう一度やろう、もう一度一部にあがればいいじゃないか!』
そう熱く語ってくれた友達に僕はとんでもなく残酷な言葉をつきつけました。
「五部まで落ちるだろうな。」
そして本当に五部まで落ちたのです。
でもそんなのは全然関係なかったのです。
僕は本当に最低でした。
五部まで落ちようが九部まで落ちようが僕は残るべきだったのです。
事物洞察の新しい目をもって、ただちに立ち向かうべきだったのです。
だって先にも書いたとおり、人間は心を使って生きている動物です。
例え結果がついてこなくとも、ださくて、どんくさくて、どんけつだって、笑われても、惨めに成り果てても、
魂に刻んだ高潔・高尚・高慢な心は折れない強さを培えるじゃないですか。
最高の善なる悟性の成長を止めてしまったのです。
一部に留まることだけに、見栄に虚勢に捕われているのは僕でした。
降格するといった臆病風に吹かれて逃げ出した正真正銘のチキンだったのです。
あのとき退部届けを取り上げてまでもう一度やり直そうと懇望した、
希望に満ち溢れていた友人の気持ちを、一瞬のうちに奈落の底へ放り投げ踏みにじったのです。
何て辛辣なことを言ってしまったのかと本当に申し訳ないことをしたと思う。
威信の失墜は僕自身だったのです。
ざんきの至りとはまさに。
こういった反省をいかして、僕は仲間やチームを出来るだけ尊重して頑張って行こうと心がけようと思います。
そういや、先日のことだった。
会社からの帰宅途中で駅のホームで電車を待っておりますと何やらわめき声が。
声のする方に視線を向けますとどうやらカップルがひどくお取り込み中だった。
「お願い!お願いよ!あたしタケシの一番じゃなくてもいいから、二番目の女でいいから捨てないで!」
まくしたてあげ泣き叫ぶ二番目希望の女。
タケシ君の方は困り果てて、周囲の目を気にしながらおどおどしている御様子。
しまいにはこの二番目を御希望の彼女は泣き崩れてタケシ君の股間に顔をうずめる始末。
僕は二番目志願の女を後方から見ていたのだけれども、下手したら駅のホームでとんでもない行為におよんでいるかのポーズだった。
うん、やっぱね、二番は駄目だ、一番がいい。
■2006/03/02:ラウンジ
田舎が欲しかった。
ガキの頃僕の心を強く締め付けたもののひとつに『田舎』というものがあったのですよね。
小学生時代、僕は2棟からなるマンション(ヒューザじゃない)の一角に住んでいたのだけれども、
これがまあなかなか良い環境だった。
1棟10階建てでして、各階に8世帯が暮らせるマンションだったのだけれども、
こういう環境で育ちますと友達づくりに困ることがない。
そら、中には『変な奴』ってのは何処にでもいまして、
いつも指の爪を噛みながらウンコ漏らして泣いる奴はいた。
こういう人間は友達づくりに困るかもしれないけれども、まあいろいろと事情があってウンコ漏らして泣いてたんだと思う。
んでもほとんどが、無邪気を競い合う純粋無垢な清楚で清い心をもった、
まだ知恵の実を食ってない馬鹿丸出しのガキんちょでして、
男も女も関係なく泥んこまみれになって遊ぶような関係をきづいていたのですよね。
普段の日常では僕も笑顔を絶やさぬクソガキだったのだけれども、
ことロングバケーションな次期になると、いつも心を痛めたものだった。
夏休み、この次期になるとみんな田舎へ帰ってしまう。
田舎をもっていない僕は帰るところがなかったのです。
夏休み明けには田舎で捕ってきたカブトムシで鼻高々、教室では郷土料理の自慢話。
しまいには、夏休みをどんな風に過ごしたかなんて作文を書かされる始末です。
僕だけが阪急デパートにおばあちゃんと一緒にババシャツを買いに行ったとか書いては笑いもの。
僕だってまだ自尊心が強かったころです、例えタゴサクよろしく百姓の出身でも、
「俺は武士の出身でぃ!」と威風堂々に言ってのけたくらいです。
くそぅ!負けてられないぜ。
近所の川や山へ行っては田舎にいる虫たちよりも、
もっと凄いものを捕まえてやろうとはりきっては、巨大なガマガエルなどを教室へ持っていってよく教師にぶん殴られてましたからね。
それでも気持ちを紛らわしていたものだった。
何度記載したかは分からないけれども、僕は東京で生まれ3才の頃には横浜へ。
幼稚園・小学校をこの地で過ごすものの、中学・高校は福岡、大学時代は埼玉で時を過ごしました。
振り返ってみても何処が僕の故郷なのか分からないのです。
これははっきり言って可愛そうだと思います。
ただ唯一の救いは、何処に行っても良い仲間にめぐり会えた、これだけが救いです。
いやいや、中でもやっぱり血気盛んな中学・高校時代を過ごした福岡をひいきしてしまうのですよね。
いやね、実は先日もちょいと会社をさぼって3日ほど遊びに行っていたのですよね。
福岡に着くもね、嬉しいはずなのに素直には喜べないのですよ。
だって、ここに向かって「帰って来たよ。」なんて言っていいものか悩んでしまいますからね。
ここは僕の田舎なのだろうか、僕が「ただいま。」と言ってもよい土地なんだろうか。
そんな想いに身を馳せていますと、そこらの柱に頭をモロにぶつけるわけだから、
哀愁と激痛のダブルショックで泣けるなける。
といった具合に僕には故郷があるとは言い切れないので、田舎を持っている方々が羨ましくてたまらないのです。
ただね、やっぱこう福岡を久しぶりに訪れても迎えてくれる仲間がいる。
これが何より僕の心を落ち着かせるのですよね。
変わったもの変わらないもの、8年ぶりに行った海、超立体構造の高速道路から姿を現す近未来的な福岡の巨大都市郡。
懐かしの唐津バーガー(あっ!これは佐賀)、懐かしのむっちゃん饅頭ハムエッグ、溢れるほどの海の幸、自慢のもつ鍋。
全てが最高に思えるのですよね。
ここを田舎と呼びたいな、そう思える瞬間なのですよね。
それに何といってもですよ、大酒飲みの友がいる。
いやあ、もうホンとにこれが嬉しい、本気汁出そうなくらいに嬉しい。
指の爪を噛みながらウンコ漏らしても構わない。
一軒目で軽くボトルを頼みます。
芋か麦かで悩みますが、
『まずは麦で次また悩めばいっちゃない?』と友人。
聞きましたか?この雄志溢れるお言葉を。
「一本で足りるわけねえだろ。」
みたいな頼もしい発言に僕も満面の笑みです。
一軒目で二本のボトルが入りまして、二軒目以降は宿泊地でもある友人の家の近くでということで移動です。
何か途中彼女の家とか寄ってったのには殺意を抱きましたが、彼が死んでは宿がなくなりますのでここは我慢です。
一時間も待たされた後にやっとこさ懐かしの超超ド田舎の友人宅へ。
荷物を置いて居酒屋へ・・・
歩いて行けないのでタクシーですからね。
ホント周りは田んぼにいちご畑、人っこひとり歩いちゃいないのですがここで衝撃が。
いやね、玄関を出たら何かいるのですよね。
犬にしてはちょいと大きすぎると思っていたのですが・・・
『猪やん。』
( ゜д゜)
ちょ、おまっ、それはありなんですか?
『しっし、しっし。』とか一生懸命追い払ってるのですよ。
猪もイノシシで『ぶひっ』とか言いながらけだるそうに逃げていってるのな。
何なんだここは。
予断ですが高校時代この友人宅に宿泊した際などには、
夜中眠れたものじゃないのですよね。
いやね、寝ていると『足音』がするのですよ。
それも人間ではありませんが、気になって眠れないほどの。
「何か足音聞こえるっちゃけど、何なん?』
『ねずみや。』
いやいや、姿を目撃しましたけど、あんたの家に出るねずみは猫級のデブなんですか?
とまあ、こんな具合です。
てかネズミからイノシシにパワーアップしてるんですけど・・・
いやまあ、ウケることに近所にシシ鍋屋が出来るほどですからね。
まったくクレイジーにもほどがあります。
驚きに身を震わせながらも居酒屋へ。
もうね、メニューがステキ。
トマト200円とか書いてあるのな。
何ですか?200円て。
トマトだけじゃなくて200円で食えるものがいくつもあるのよ。
これちょっと裏の畑から持ってきてるっしょ?みたいな単品料理が盛りだくさん。
そんな微笑ましい想いに包まれつつも更に一本ボトルが飛びます。
「もう一軒行くか。」と酔いどれみどれ酔いつぶれ酔い酔いみどれ酔いしれつ。
「つか他に店あるん?」
『いやさ、それが凄い店が出来たとよ。』
ここでひとつ僕の人柄を前述しておきたいのだけれども、
男ってのにはキャバクラやらラウンジやら、
いわゆるおねーちゃんのいる店が好きで好きでたまらない、
それこそこの為に働いているんだ、と言わんばかりのバクラ男が存在します。
んで、僕は正直この類の店にはまず行きません。
何が楽しいのか、そこに楽しみを見出せない人間なのです。
高慢ちきと呼ばれても構わない、はっきり言っちゃ悪いけど、
もてなくて女の子に縁がなくても金を払って話しにいくとか、僕の高慢ちきちきなプライドが許せません。
というか、何が楽しいのかよく理解出来ない。
いやいやしかしこれならまだしも、最悪なのはピンク系です。
たった今見ず知らずの油てかりハゲデブオヤジとぺっぺこした女をよくもまあ抱けるなあ、と思うのです。
ショッピンクには行きますけど、ピンクには行きません。
いや、どっちも行かないかな。
とまあ、それでも人生を続けてますと、うっせえウンコ上司の憤懣(ふんまん)やるかたないパワハラにおされて付き合わされたり、
バクラ好きな友達に『キャバ行かないならここでウンコ漏らす。』だとかわめき散らされたときは流石の僕も行きます。
それと・・・
ねえ、よく考えて頂きたいのです。
田舎にですよ?
辺り一面田畑に囲まれた、それも超がつくほどの、イノシシが出ちゃうほどの、超超弩級の田舎にですよ?
あんた、こんな辺鄙な土地にラウンジが到来しちゃったらどうします?
ということでラウンジへ。
うおーすげー!!!
周りの環境とはミスマッチの超豪華な門構え。
大都心にあるようなビルに押し込められた狭苦しい豚小屋みたいなキャバクラとは違います。
周りの土地を惜しむわけでもなく贅沢三昧に土地を使用した超巨大なラウンジが君臨。
もはや城と呼んでもおかしくなドデカさ満天で降臨しちゃってるのです。
いったいどんなねーちゃんが居座ってやがるんだろう。
常軌を逸っした疑問と好奇の思いで胸を躍らせていざ中へ。
( ゜д゜)
?
へ?
イノシシがおった。
いや、さっき会ったよね?
何で君そんなところへにおるん・・・?
とばかりに、イノシシ級のデブのねーちゃんが出てきました。
『一杯飲んでいい〜?』
とかブヒブヒうるさかったので、
「やだ、絶対いやだ。」
と終始断り続けてやりました。
それでも猛烈な吐息を突進させブヒブヒとたかるんです。
終いには、
「いっぱいならいいけど、一杯は駄目。」
だとか、
「10杯飲めるんやったらおごっちゃー」
とか言ってマジで一杯も飲ませませんでした。
ぶつくさ文句垂れてましたが最後に名刺を渡されました。
『つばっちって呼んでねっ(ハート)
メールごっこしましょぉ ^-^
tbsxxxxxxx@docomo.ne.jp
番号ゎ 090xxxxxxxx
れん絡まってるねぇ(ハート)
つばさ』
おい。
つばさだなんて名前つけてますが飛べるわけないと思います。
むしろつばさがひきちぎられるんじゃないかと思います。
そんなにメールごっこしたきゃここで晒してやってもいいんだけどな。
田舎ってホント何が起こるか分かりませんね。
僕には田舎はいりません。