目次−2006年06月−

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■2006/06/27:集中力
■2006/06/21:まーちゃんの夢
■2006/06/15:上司
■2006/06/07:サイボーグじいちゃんロシア女と対決してみるより。
じいちゃん自身の言葉からブルトラasukaが編纂


■2006/06/27:集中力
集中力ってのは時に厄介なものでして、世間を上手く歩んで行くには、

ひとつこのコと仲良くやっていくことが大切だと思うのですよね。






「ぶかぶかでいけないと思われたら失礼じゃんか!?」

『マジかよ?俺なんてわざと墓場を想像してるんだぜ!?』



血気盛んだった頃に、ある対照的な二人の馬鹿にこんな悩みを打ち明けられたことがあるのですよね。

遅漏(ちろう)の彼はおセックスの最中にどうも集中が出来ない。

そのため全身全霊のエネルギーをおちんぽ一点に集中させては、

フィニッシュまでの道のりを最速で進みきろうと努める彼。

そうかと思うと、早漏(そうろう)の彼は自分の意思とは裏腹におちんぽが大暴走。

これはいかんとフィニッシュを遅らせるためにおセックスの最中になんと墓場を思い浮かべる彼。



とてつもなくどうしようもない悩みを持った彼らは死ねばいいと思うのだけれども、

墓場を思い浮かべるってなんですか!?

何でそんなオカルトセックスをせにゃならんと思うのですが、

想像中にヌリカベとかイッタンンモメンとか登場するのかが気になるところなのだけれども、

彼らなりにおセックスに気を使っていることは間違いないのだと思う。



とりあえず夏になると僕の家の前の墓場でもヤンキーが豪快に腰を振っている。

世の中には墓場を想像しながらおセックスする奴だとか、

本当に墓場でおセックスする奴だとか、

色々いて僕の芳香剤オナニーよりも十二分に変態な奴らがいるのは間違いない。






と、こと僕に関して言いわせてもらうと、おセックスだとか素敵な行為にありつけませんから、

別な角度から話しをしなければならないわけですよ。

これは一般的に言えることだと思うのだけれども、

人の集中力は一日のうちの時間帯に左右されるとはいえ、

その持続力はもって15〜20分ととてつもなく短い、短小包茎並みに短い。



多くの方々に多少なりとも経験があると思うのだけれども、

テスト前や受験前の勉強時間を例にとってみると解りやすと思うのですよね。

はっきりいって気合を入れても一時間も集中することは難しい。

途中でトイレにたつ人もいれば、僕のように知らずにちんぽを握って気づくとオナニーしてる人もいるかと思う。



始めは無理難解な問題に対してシャープペンを握りしめては意を決して挑んだはずなのに、

気づくとシャープペンとは言いがたい極太ちんぽペン汁を上下に揺すっている。

おかしい!

あんなに決意あらたかに挑み、頭の中では数式が飛び交い、

もう少しでとけるところなに最後に頭に残った数は0721じゃないか。

なんだこの俺の浅ましい集中力は!

やめてくれ!あっちへいけ!邪魔しないでくれ!



15分集中して勉強してはオナニーし、15分集中して勉強してはオナニーしで、

卑猥な想像に輪をかけたまま集中力は次第に薄れ、

結局一問も解けぬまま疲れ果てて眠りについてしまったことは誰しもが経験していることだと思う。

受験勉強なんてオナニーとの戦いですからね、オナニーを制したものが受験を制するようなものですよ。






ところがこの集中力を欠いたせいでとんでもないことをしでかしたことがあるのですよね。

自慢じゃないのだけれども、僕は小・中・高と学校のテストなどで100%集中出来たことは一度しかないのですよね。

この一度ってのは高校受験のときで、好きなコと同じ高校に入学したいがために自分でも信じられないほどの、

鬼の集中力で奇跡的に合格の栄達を遂げたわけなのだけれども、

結局は他のちんこもっていかれて煮え湯を飲まされる思い出しか残らなかった。



とまあ、そんなシケた思い出話しはどうでもよくて、

じゃあ、集中出来ないテスト中に僕が何を思っていたかといいますと、

何故だか知らないのだけれども頭の中で音楽が流れていたのですよね。

しかもどうでもいい曲なんかが頭の中をひっきりなしに流れてくるわけだから集中出来るわけがない。



だってですよね?

テスト中に自分の意思とは裏腹に

『YOUはSHOCK!』

とか北斗の拳のテーマソングが頭の中に流れてきたらどうです!?



始めのうちは

「どけ、またお前か!邪魔だ、集中させてくれ!」

なんて悲痛の叫びを訴えながら必死で戦いますよ。

でもね、あまりにもしつこく熱唱されたらどうです!?

『YOUはSHOCK!』

だとか、YOU ARE SHOCKやらYOU ARE SHOCKEDならまだしも、

ひらがなの『は』が入っちゃってるんですよ?

「愛で空が落ちてくる」

だとか言われてみて下さいよ、知らぬ合間に口ずさむってなものですよね。



で、事件はこの後に起きたのですよ。

確か北斗の拳の2番目の歌詞だったのだと思うのだけれども、

「俺の闇を切り裂いて」

だとかいう歌詞があったのですよね。



んで、何故だかここは

「俺の股間切り裂いて」

に変えて歌ってみたらこれが結構いける。

いや、なんてかどうしようもなく寒いギャグだってのは重々承知なのだけれども、

テスト中にですよ?

なんてか、こう、皆が集中してるときに、自分だけが密かに

「俺の股間切り裂いて」

だとか思いついたらこれはもう不思議発見、歓喜の雄たけびを上げたい気持ちにかられるわけですよ。



ああ、今すぐにでも皆に伝えたい。

お前らがテストに集中してる間に俺は神から天才的な歌詞を授かったんだぜ、どうだ!

こういう気持ちが芽生えてくるものだからテストになんか集中出来るはずがない。

で、一度始まるとこれが止まらない、というか至福の喜びすら感じる。

『YOUはSHOCK!』

とクリスタルキングが歌う度に僕も心の中でシャウトするわけですよ。



『YOUはSHOCK!』

「俺のケツ毛、切り裂いて」

『YOUはSHOCK!』

「俺のちんぽ、ひっぱあってー」

『YOUはSHOCK!』

「ちんぽとれて、大ショックー」

『YOUはSHOCK!』

「可愛いあの子は、パイ毛ありー」



いやもうね、ここまで来るとテストどころじゃなじゃない。

僕はテストを諦めて今浮かんだ天才的な歌詞をメモしたいという衝動にかられたわけですよ。

ところが今はテスト中、曲がり曲がっても答案用紙に

「俺のちんぽー」

とか書けるわけがない。

そんなことを書いら部活は停部になり、停学まで余儀なくされ、YOUはどころか、

俺はSHOCK!になること間違いありません。



僕は発作的な欲望に屈し、七匹の悪魔に魂を売って、浮かんだ歌詞を机に書き始めたのです。

ところが人生なんて恥じを晒すために生きているような僕に、

事の成り行きがそのまま進行するはずもなく、

浮かんだ歌詞を全てメモし終わり顔を上げると、試験監督の教師がじっと僕の机を覗き込んでいるじゃありませんか。



始めの一刹那、一体こいつは何をやっているんだという驚きの念、

というよりは、こいつの頭は大丈夫なのだろうか、

出来損ないの知的発育度の恐ろしく低い人間の存在が、

どうしてそんなものの存在がここにあるのだ、といった憐憫(れんびん)の眼差しで僕を見据えていたのも束の間、

一瞬のうちに煮えたぎるような憤怒(ふんぬ)丸出しの形相に変わったかと思うと、

渾身の一撃を後頭部に振り下ろすのです。



ところがそれを避けた僕に対しさらに憤激を増し、

全身をワナワナと振るえさせると、般若(はんにゃ)の様なハットリ君顔負けのへの字口ならず、

への字な眼(まなこ)で呪い殺すぞと言わんばかりに追撃の烽火があがるではないですか!

この時僕の頭の中には、

「asukaは般若の攻撃をヒラリと交わした!」とか浮かんでいたのだけれども、

次の一撃を避けたら本当に殺されるんじゃないかと思うくらい度を失った教師を前に、

僕は全神経を後頭部に注ぎ、絶対防御の姿勢でそれに耐えるしかありませんでした。



いやね、出来た、僕にも出来ましたよ。

100%集中するってことが出来た。

自分の身を守る瞬間なら100%集中出来ると、それがほんの1、2秒の間であっても、

僕にも集中することが出来た、よかった、いや、よくない。



一瞬星が見えたね、それぐらい強烈な一撃だったのだけれども、

ところがどこぞやの馬鹿の頭の中には、この一撃を喰らいならがも、

まだ流れてやがるんですよ、あの歌が。



『YOUはSHOCK!』

「マジでSHOCK、痛すぎるー」

『YOUはSHOCK!』

「俺のあたま、悪すぎてー」

『YOUはSHOCK!』

「あいつ何だか、怒ってるぜー」

『YOUはSHOCK!』

「この場を何とか、しのげるかー」



正確に記憶しているわけではないのだけれども、

反省の色が微塵とも伺えない歌詞が僕の頭の中を流れていたのは間違いなかった。



『これ読みなさい。』

と憎悪で胸を煮えたぎらせながら机の指差し、

放たれた痛恨の一言で僕の頭の中の北斗の拳はプツリと消え去りました。

「読めません。」

忘我の自失から正気に戻った僕が放った最初の一言はこうで、

だいたい

「俺のちんぽー」

だなんて満員御礼のかわゆいあのコがいる教室の中で読めるかってんだ。



結局それから僕は一ヶ月間、毎日英単語を千字書いてくるという、

度Sッ気たっぷりのお仕置きで難を逃れたのだけれども、

その千字を書いている間も奴は僕の頭の中を占領してた。

『YOUはSHOCK!』てな。


■2006/06/21:まーちゃんの夢
『この世で一番難しいのは嘘をつかづに生きていくことだ。』

ドストエフスキー






人間は誰しもが嘘をつくだろうし、それが人間なのかもしれないのだけれども、

あまりに度がすぎるとやっぱり自己を破滅に導いてしまう恐れがあると思うのですよね。



僕に関して言いますと、

本当は短小包茎な分際でサイトを通じては「ズルムケデカチンコです。」だなんて嘘をついているわけですよ。

本当はすげぇカッコ良くてキムタクとか目じゃないのに、「不細工です。」だなんて嘘をついてるわけですよ。

本当はおセックスにそれほど興味もないのに「まんこ」だなんて嘘をついているわけですよ。

いや、なんか違う。



とまあ、よくよく考えてみるとどんなに小さな、どんなに良い嘘も含めて、

『涼しいですね。』とか言われて本当は暑いのに「そうですね。」とかいうレベルの嘘も含めて、

「今日オナニー7回もしちゃったよ。」と言って、『マジで!?』とか相手の顔がマジで人格を疑ってるのを悟って、

ホントは8回したのにとっさに「嘘だよ、今日はまだしてないよ。」だとかいうレベルも含めて、

一週間、全く嘘をつかないで生きていけてるか考えてみますと、どうも自身がもてなくなります。






僕の行きつけの第二の居酒屋の常連に、まーちゃんてなおにゃにゃのコがいたのですよね。

僕よりひとつ上で、色が白くて、ふくらはぎが綺麗で、なかなか可愛いくって、酒好きのピチピチギャルが。

んで、僕は本当はすげぇカッコ良くてヤリチンですから、まあそのコとセックスしまくってたのですよね。

もちろん嘘なんだけれども。



で、まあ、会えば話をするってな間柄でして、どうやら保育園の先生をやっているとのこと。

しかも夢まで持ってて将来は自分で保育園を開きたいとのこと。

もう僕の嫁にぴったしカンカンでして、

その日は酔った勢いもあってバックでファックしながらケツを馬車馬のように叩いてやったんですよ。



『アア!イイ!』

とか言いながら、

『ウウ!エエ!オオ!』

だとか僕のちんぽにぶっささりながら全身で歓喜の雄叫びをあげていたわけですよ。

もちろん嘘なんだけれども。



でもですね、何かおかしいのですよ。

僕の頭が一番におかしいのは重々承知なんだけれども、何かおかしい。

いやね、常連ですから僕が店に行くたびにいるのはいいとしましても、

毎回日付が変わるまで呑んでるのですよね。

僕がそれを知ってるってのは、僕もその時間まで呑んでるってことなのだけれども、

とにかく毎度日付が変わるまでいるのです。



変な下心はなかったのですけれども、

(あっ、今嘘ついた。)

やっぱりそんな時間まで呑んでたら気になるじゃないですか?

なんてか、

「家は近いの?」

って聞きますと、ゲンチャリで20分くらいのところから来てる模様なのですよ。



僕がこの人に対して「うわぁ、、、」と思い出したのはこの頃でした。

僕が勝手に美化しているだけなのだけれども、

保育園の先生が毎度飲酒運転しちゃいけないじゃないですか?

天使の保母さんが酒臭い息で仕事場に行っちゃいけないじゃないですか?



まだ被ったちんぽの使い方も知らない無知なガキどもを前にですよ?

何てか、もうちょっと正気な状態で仕事場に行くべきじゃないですか?

僕は幼稚園が大好きだったですし、先生方にも恵まれたとさえ思ってますから、

やっぱりそのくらいの年の純粋無垢な子供達にはしつけを教えながらも、

【先生】として彼ら彼女等の前に立っていて欲しいと思うわけですよ。

まあ、もちろん僕の勝手な意見なんだけれども。



で、ですね、

この居酒屋にもう一人、外川ってなキチガイがいるのですよ。

まあ、悪い人じゃないのだけれども、とにかくクレイジーなおしゃべりなおっさんがいるのですよね。

ソープランドに週一で通ってまして、それを平気の平左で自慢の種にするおっさんなのだけれども、

とにかく会うと今度一緒に行こうとうるさいわけですよ。



彼女を襲った破滅的な事件が起こったのはそう遠くない過去でした。

僕が居酒屋に行きますと何やら険悪なムードが漂っておりまして、

このソープなおっさん一人がはやし立てているじゃないですか。



僕が暖簾(のれん)をくぐると同時におっさんは大はしゃぎで僕を隣に座らせ、

意気揚々、大はしゃぎで語り出すのですよ。

『今日ソープ行ったらさ、まーちゃん似の女が写真に載ってたから指名したんだよ!

そしたらさ、本当にまーちゃんだったんだよ!』



何て言うかですね。

僕も相当な馬鹿な下衆(げす)ですけれどもね、

やっぱりね、そういうことは顔見知りの人達を前に大声で話すことじゃないと思うのですよね。



結局まーちゃんは保育園の先生どころかソープ嬢で、

常連のバツイチさんのところへ寝泊りしてる気狂いパチスロ女ってなことが明け透けになったのですよね。

その後まーちゃんは二度と店に姿を現すこともなくて、

居候先のオヤジからは家を追い出されて行方をくらませました。



居候先のオヤジにはキャンペーンガールをやってると言っていたそうです。

『最低の女だ。』

ってなオヤジの捨て台詞だけが店内に残りました。



別にソープ嬢が悪いとかじゃなくて、やっぱこういうのって悲しいと思うのですよね。

まだ28才の可能性に満ち溢れた一人のおにゃにゃのコが、どうしてこんな破滅の道を迎えなければならないのか、

もしも、保育園を開くのが本当にマーちゃんの夢だったのならば、

僕は心から彼女を応援してあげたいという気分になれるし、是非ともそれに向かって頑張って欲しい。






「ところで外川さん。」

『ん?』

「やったんすか!?」

『バッチリ!』



嘘でもその答えは聞きたくなかった。

嘘って時に悪いもんじゃない。



結局まーちゃんは保育園を開くことを夢みつつ、今日も股を開くのでした。


■2006/06/15:上司
ほら、君、、、

僕のアナルも舐めておくれ。



もしこれをまっすぐにいつまでもいつまでも歩いていって、

あの地平線と空が接してる向こう側まで行けたら、

そこではありとあらゆる謎がすっかり解けてしまって、

僕のクソみたいな生活よりも何千倍力強い、

わきたっているような、新しい生活を発見することが出来るに違いない・・・



違いない・・・



って、この地獄の水先案内人めっ!

寂静主義だと思って黙っていれば、この禿げは脳みそまで禿げてしまわれたのですか!?

サラリーマンの最大の楽しみをスポイルしやがるのが君の主義なら、たいしたサド公爵ですよ!






社会に出てからとてつもない滅亡に日々襲われているわけですよ。

小、中、高、大を含め、要するにそれまでの過程は自分の気の合った仲間とだけ好き勝手やってりゃよかった。

教室の隅で授業中に教科書を盾に鼻くそを喰ってる変態な野郎と仲良く出来るわけがない。

まさかあのヘの字口のどんぐりまなこと、まさかあの乳輪が黒そうな奴と、

まさかあの気分一筋で何処でもオナニーする奴と(こりゃ僕だ。)、

まさかあの・・・



そう、社会へ出ると、まさかあの・・・

ってな奴らがギョウチュウのようにわいている。

いえ、まあ、そりゃいいのですよ。

僕だってケツ洗い機が流行るまでは様式のトイレでもウンチングスタイルでふんばってた変態ですし、

何よりも、顔はウンコそのもので、毎日「ちんぽ」って百回言ってますし、

ストレスが溜まりますと、ケツ毛と腹毛がおびただしく生い茂っている後輩の小林君に、

僕の顔写真を問答無用に送りつけてますからね。

最近では「嫌われ松子の一生」の松子がやる、あの変顔の写メを会社でウンコする度に送りつけてやってます。





僕が間違いなく変態なのは認める。

でもね、やっぱ他人の変態さには我慢がならい。

最寄のコンビニにいったんもめん見たいな顔した若いねーちゃんがいるのだけれども、

何てかもう、どうしようもないくらい変で、伝えようがないくらい変で、顔が変ならまだしも、

『いらっしゃいませぇー(ハヒハヒ)、○○が一点んんんん(ハヒハヒ)・・・合計△△円になりますぅー(ハヒハヒ)』

だとか、何故かやたらに頭を四方八方に振りながら、肺の底からかすれた死にそうな、

うめき声にも近い声を発していやがるんですよ。

駄目だ、どうも文章じゃうまく伝えられない、もういい、やめた!

ブゲホゲー






で、話しは元に戻りまして、社会へ出ると授業中に鼻くそを喰ってた奴らと嫌でも接触しなければならないわけですよ。

要するに親は選べないじゃないのだけれども、上司を選べないわけでして、

これが変なのにあたると最悪なわけですよ。



いえね、今年の話しなのだけれども、ちょっと出先に仕事で常駐していたことがあったのですよね。

んで、そこのマネージャがすげぇキモデブなキャラで一日中牛のような勢いで菓子をボリボリかじってやがるんですよ。

まあ、キモデブなのは僕も人のことを言えた義理じゃないので仕方ないとして、

性格がクソウンコなんですよ。



いえね、僕だって顔も悪けりゃ性格も悪いですよ、おまけに強欲なケチときたもんで、

三拍子そろって最悪の名を欲しいままにしてますよ。

でもね、このキモデブはちょっと問題児でして、派遣で来た社員を片っ端から辞めさせてるのですよ。

ちょっとでも意見したらスパンスパンいい音たててクビをきるんですわ。

キモイくせに。



で、かれこれ3人くらいクビをはねられまして、結局最後は僕ともう一人の派遣社員しか残らなかったのですよね。

んでんで、ちょっとした会議のときにいつもは面倒くさくて聞かれたことしか答えない嫌な性格の僕が、

何をトチ狂ったのかキモデブに横槍を入れてしまったのですよ。

いえね、それも野次やら否定的な見解といったものではなくて、

チーム一丸全員で目指すところの品質向上たるがために、

キモデブの案よりもっと良い案がありますよと提示したわけですよ。



そしたらあなた!

その次の日に小浜さんてちょっと禿げた、まあ、小禿げさんてな僕の今年度の上司から電話があるじゃないですか。
(自社から僕の常駐先へ。)

『asuka君が仕事で言うこときかないで使えないって報告があったんだけど、今からそっちへ行くから時間とって。』



もうね、心臓が張り裂けるかと思いましたよ。

絶世の美女に

『asuka君のおちんぽ吸い尽くしてあげる』

って言われるのと絶対値的には同等に心臓が悲鳴をあげたね。



とまあ、上司と僕とで常駐先のボスにペコペコと頭を下げるわけですよ。

その姿をキモデブが愉快痛快そうに視線を投げかけてくるなか、

「ああ、俺ってチンカスだな。」

とか思いながら頭を下げてるわけですわ。

「私の不手際でご迷惑をおかけ致しまして本当に申し訳ありませんでした。

以後、マネージャの指示に忠実に従って残りの仕事を進めていきますので、

最後までやらせて頂ければと思います。」

だとかいいながら、

「【忠実】だとか余計な語句は使うもんじゃなかったかな?

まっ、どーでもいっか、別にクビでもいいんだけどな、

おりゃ正社員だし、自社に戻れば別の仕事もあっからさ、好きにしてくれよ。」

とか思ってましたからね、最低のは分かってますけど。



とまあ、そんなこんなで上司の力を借りてお許しを請うたわけですよ。

別にクビでもよかったのですけれども、上司の熱烈な頑張りっぷりを僕も無視出来ないじゃない?

「おいおい、そんなに熱心に謝らなくてもいいぜ小禿げちゃん。

向こうだって小禿げちゃんの胡麻塩頭をつきつけられてうんざりしてんじゃないの?」

とか最低なことを思いながら許しを請うたわけですよ、これまた。



いやね、全然っ!まったく!まーったく!落ち込んでもないの、

その日、その後に小禿げちゃんが僕を飲み屋に連れて行ってくれて慰めてくれるのですよ。

全然落ち込んでないのに。

でもね、こうやってくれる上司って素晴らしいなぁと思うわけですよ。

僕みたいな6年目を迎えるのに役職一つ上がらない馬鹿社員に気を使ってくれるわけじゃないですか?

とってもありがたいと思うのですよ。

とりあえず遠慮なく(ビール6杯)飲みまくっておごってもらいましたけどね。



その後何回が常駐先の管理職の機嫌をとりにちょくちょくやって来てくれる上司。

本来ならば最寄の駅までバスに20分前後揺られなければいけないところを、

わざわざ車で遠回りして送ってくれる上司。

僕に部下が出来たらこんなに気をつかえるかな、ああ、僕もこんなな上司になりたいな。

僕もなれるでしょうか。

そう心温まるエピソードがあったわけですよ。






時は流れて遂に到来したリーマンの特権であるボーナス。

ぶっちゃげ今回は覚えのない言われに苛まれはしたものの、

部の中では最高額の仕事に従事してたわけですよ。

んで、僕の会社の評価なんてものはこりゃ99%の上司の好き嫌いと、1%の実力でして、

金の良い仕事に就いた者勝ちなのですよね、昔からの天下り方式的な株式会社ってのは。



僕の会社ではボーナスの定義は以下のようになっているわけですよ。

ボーナス=(基礎給+資格給+成果給)×支給基準月数×支給率



んで、最後の【支給率】ってのがとても素晴らしいものなのですよね。

要するに【評価】ってなものでして、金の良い仕事に就いた者が高く評価されるわけですよ。

通常1.0〜1.1倍が普通なのですが、僕は先にも告げた通り顔も性格もブスなので、

金の良い仕事しかしません。

例年1.2倍もらってたのですが、今回は過去最高の売り上げ。

これは期待出来るじゃないですか!?

上司の小浜さんもきっと僕のことを好いてるに決まってるじゃないですか!?

じゃなきゃあんなに良い風にはしてくれませんよ。



『頑張ったね、今回は1.3倍だよ。』

「来たっ!」

やっぱね、儲かる仕事しないのがサラリーマンの常ですよ。

アホみたいなカスみたいの金額の仕事を死に物狂いでやってられっかって話しですよ。

これで後輩達からも一歩飛び出したし胸を張って先輩面出来る。

へっ!へっ!へっ!



いや、、、

何かおかしい・・・



( ゜д゜)


ぬおっ!?



小浜のやろう〜!

何が小浜さんだ!この禿げ!小禿げめっ!

こ、こんなとてもありうるべからざることが・・・

そこで僕が目にしたのは紛れもない【1.1】の数値。



『頑張ったね、今回は1.1倍だよ。』

だと!?

平然と傲然とそれを良い告げると、満面の不細工さ溢れる顔で微笑んでるんですよ、

目の前の禿げが。



いやね、実は去年あたりからもうちょいランクの良い仕事をしようと思ってひとり立ちしたわけですよ。

今まではケツ毛てんこ盛りな後輩の小林君と、おっぱい舐められてるのは知ってたけどまさか下までは!

とかいう風俗上と付き合ってた後輩の木村君
と一緒の仕事をしていたのだけれども、

強欲な狒々(ひひ)じじい丸出しで僕が別件に飛びついたのですよ。

そしたらこのざまですよ。

僕がどんなにびっくりしたか、想像にかたくありません。



ああ、あの頃は、、、そうだ、禿げ課長のもと1.2倍の俸給を授かっていたんだ。

そう悲しい追憶に誘われてしばらく言葉を失っていたのだけれども、

もはやこれまで、結論はくつがえらない。

見てください、この無様な、後輩二人よりもボーナスの低い僕のアナルを見て下ちぃ!




あのね、上司なんて部下のことなんて関与しないで数値だけくれてりゃ良い。


■2006/06/07:サイボーグじいちゃんロシア女と対決してみるより。
じいちゃん自身の言葉からブルトラasukaが編纂

私の牛蒡剣(ごぼうけん)がロシア女の股間をかなぐりまわし、にべもない嘲笑的な肘鉄(ひじてつ)をくらって、

喜劇的な恥さらしな結末すらさらして退却を余儀なくされたことは・・・



いや、後のことは私の孫であるasukaに編纂(へんさん)記として代弁これみよがしに願おうかと思う。

私は2006年06月現在88の齢を向かえた元鉄道連隊第254(ふたやくごじゅうよん)部隊材料省第三班陸軍選抜上等兵である。

私の思想がそのままこの後の記述に真相この上なく述べられるとはつゆとも思えない。

しかしながら、利殖な才には恵まれたとはいかずながらも、

吝嗇(りんしょく)で頑固な私の思念が殻を破り、そこに僅かながらとも私の時代を語る者があらわれるのならば、

私は堅固な鎧をかなぐり捨ててそれを見守ろうとしよう。

2006.06.06






『映画集合!』

雨は止んでいたが、どんよりとした空は一面の雲に包まれ、肌を刺す風がまともに吹き付けていた夕刻、

この時間になると班付長(はんづきちょう)が召集をかけ、映画館、あるいはドッヂボールの道を標すのだった。






中国の最北に位置する黒龍江省、哈爾濱(ハルピン)香坊区。

察しの通り厳しい冬が長く、大寒(マローズ)さながらマイナス30度近くまで気温が下がる。



私は第三班、M軍曹班に属し、班付上等兵(はんづきじょうとうへい)Tのもとに属していた。

起床ラッパと共にコメツキムシさながらに跳ね起き、

消灯ラッパとともに死んだように眠るといった生活を余儀なくされた。



私は伊藤博文が狙撃された場所を毎日通って、

鉄道連隊の勲章(それは歩兵に道をあけさせた)を身につけ、、

三課(実際は『木(き)へん』であるがPC上のフォントには登録されていない。)樹(さんかじゅ)機関車工場、

いわゆる満鉄(南満州鉄道株式会社)へ勤めた。



毎日4kmと1停車場を作るのが日課であり、

「前へ進め!おいっちに!おいっちに!」

と叫びながらレールを担いだり犬釘を打ったりしては線路を敷いていた。



仕事が終ると一年兵は班部屋にて二年兵を待ちわび(もっとも待たねばならぬ理由があった)、

「御苦労様でした。」と言うわけだが、

維持の悪い二年兵なぞは、

『俺が小便に行っていたのに何が御苦労様だ!

ペーチカ(暖炉)に謝ってこい!』

と興奮した調子で一喝されてしまう。

およそ35度の燃えるようなその地獄の業火(ごうか)に心身焼かれる思いで、

思わず叫びながら後ずさりたい衝動にかられながらも、頭がぶつかるように謝り、

額を真っ赤に染める者が後をたたなかった。

2006.06.07



「早飯(はやめし)、早糞(はやぐそ)」の戒律を実直に守り、突き刺すような鋭く相手を眺める二年兵の眼差しをよこに、

食事を迅速に済ませ、

「○○(自分の苗字を名乗る)、返納に行って参ります。」

と溌剌(はるらつ)極め、大音声(だいおんじょう)に高々と叫んでは食器を片付けたものだった。



その後は何処の班の部屋からもビンタの音が鳴り止むことはなかった。

経験をつんだ如才のない二年兵が、

「眼鏡を外せぇぇぇ!歯を食いしばれぇぇぇ!」

と、次の瞬間にはとてつもない拳固(げんこ)の頬うちが飛んでくる日々だった。



私は殴られた回数を暗号化して毎日の日記に記載しておいた。

ところがある日、片付け忘れた日記が机の上に放り出されており、

それを手に取った二年兵は何も言わずにパラパラと日記をめくり、

不可解に思った暗号について私に問いただした。

『この印はなんだ。』



私は直接正確な説明を試みるほど自分の身を案じる術はないと考慮した。

「二年兵殿に殴られた数であります!」

こう答えて二年兵の消えかけていた怒りが、突然、異常な力で心の中に燃え上がり、

怒りの痙攣に身を振るわせた頬打ちを余計に喰らうことになった。






ところかわり、私の住まいは、一階には一、二班と中隊本部があり、

二階には三、四、五、六班の部屋が位置を占めていた。

階段を上ってすぐの部屋が三班であり、隣が四班であった。

廊下を挟んで向かいが五、六班になるわけだが、部屋の前には銃架が所狭しと廊下と平行にその位置を占め、

小銃がぎっしりと並べられていた。



銃架を支える柱が各部屋の前に2本づつあり(ということは真向かいの班の部屋にも同じく2本ある)、

『泣いてこい』

と、二年兵が言うと、百日咳(ひゃくにちぜき)の難病であろうが、

一年兵はこの四本柱にみるみり登りだしてはしがみき、セミの鳴き真似を余儀なくされ、

「ミーン!ミーン!」

と、心の底から咳が切れようが、精神的に鬱結(うつけつ)であろうが、とにかく泣き叫ぶのであった。



ところが二年兵ときたら、意味深長な所以(ゆえん)は全く持ちあわせず、決まったように

『今年のセミは鳴き声が悪い』

という、お叱りの声と共に銃で尻の穴をつつくのであった。



心の琴線(きんせん)とはいかに、人間というのは恐ろしいもので、

その気まぐれな感情が極度に高まると、永久に自分の地位では達し難い栄達を得るよりも、

むしろ拒絶という形によって、自分の侮辱の念を吐き出すことを愉快に理解するものである。



地獄という名の拷問、『うぐいすの谷渡り』をあんたに伝えておこう。

もはや語る者は私の代で最後であろう。






【うぐいすの谷渡り】

と、いうものがある。

我と我が苦悶を見つめる皮肉な心情が顕著にあらわれた芸である。



各班に6つの寝台があるのだが、うぐいす役に選ばれた人間が

「ホーホケキョ、ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ」と泣きながら、うぐいすさながら寝台の下をくぐり、

次の寝台の上を越えていかなければならない。

その間に靴下を取ったりハンカチを取ったりする屈辱の芸があり、

当然周りからは失笑を浴びながら行われる。

無力な涙を流しながら、夜明けまでふるえているといった芸だ。

二年兵がその態(てい)を気に喰わなければ最初からやり直しであり、

通過したベッドで得た収穫物が二年兵のへそを曲げたものならば、やはりやり直しなのである。



長いこと弁舌さわやかにしゃべらせてもらったが幾ばくならずとも、終わりを迎えよう。

その日、頭上には、静かな星をおぼれるばかりにちりばめた空の円天井が、

見えるかすかなたまで広々と打ちひらけていた。

天の頂から地上線にかけて、まだおぼろげな銀河がふた筋に分かれて走っていた。



もはや今となれば、たいていのことは既往の事実として認めなければならないようになってしまった。

出来たことは出来たこと、過ぎたことは過ぎたこと。

私は心身誠意(誓っていうが、立身出世などを願ってはいなかった)、忠実を誓った班付長に従い、

哈爾濱(ハルピン)の某映画館を訪れた。

2006.06.08



映画の内容が何だったかの議論は無味乾燥で、その実まったく思い出せない。

私が思い出せるのは、クライマックスを迎えたまさにそのとき、

足を組み替えようと半ば中腰の体制をとった際、

私の腰にさしていた牛蒡剣(ごぼうけん)がロシア女の股間に、

そう、まさしく股間にぶっ刺さってしまったのである。



ロシア女は辱められた処女の純潔とばかりに気違い沙汰にかなきり声で叫び、
一気に観客の興味をひきつけた。

ロシア女はすっかり驚きのとりこになり、一度は飛び上がったものの、

腰を抜かしたのか、勢いよく再び座席にしりもちさながらに着席したもので、

私の牛蒡剣にますます勢いよく刺さりにくる始末だ。

もがけばもがくほど、身をよじればよじるほど私の牛蒡剣はさらに食い込みを増していった。



と、ふいにものすごい剣幕で、憤激して眼をぎらぎらさせながら、

と同時に煩悶の形相で振り返ると、私の顔面にビンタを浴びせ止めに肘鉄をいれる始末だ。

大勢の群集、叫び声、ざわめき、何万という顔、何万とい眼、

こうしたものに耐えられなくなった一行はすかさず映画館を飛び出したのであった。



その後半付長に事の真相を極めて慇懃(いんぎん)に説明するも、

班付長は大笑いをしてこの物語は無事に終息を向かえたと、こういうわけである。

2006.06.11