目次−2006年09月−

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■2006/09/27:威風堂々
■2006/09/19:キャパシティ
■2006/09/10:健康診断
■2006/09/08:夏の憂鬱
■2006/09/07:久保君のクリスマス
■2006/09/01:夏休みの自由研究


■2006/09/27:威風堂々
仕事に趣味に、何かを追い求めて必死な人間ってのはやっぱり格好良いと思うのですよね。

ともあれ人間、オタクと呼ばれようが、キモイと呼ばれながらプラスのベクトルに向けて一生懸命、

ひたむきに頑張ってる人間ってのはやっぱり素晴らしいと思うのですよね。

「職業柄」ってな言い訳を武器に、[週間アスキー]とかを毎週かかさず読んでる僕も一種のPCオタクで、

『Winnyはもう古い!Winnyのここが駄目!』なんて記事を目にすると瞳孔をズコバコマンコの様に見開いて続きを読んでしまう。



賢明な数少ないブルトラ読者であるエロの猛者には十分すぎるほど承知していて今更だと思うのだけれども、

[Winny]ってのは、いわゆる男の夜のオカズをゲットするPC上で動作するソフトでして、

エロ動画を無償で手に入れられる黄金なアイテムなわけですよ。



でね、僕もやっぱりエロいことは好きなわけでして、

夜になるとちんちんを気持ち良くしたい。

そらー、あなた、小学生の頃なんて住まいのマンションの裏で見つけたエロ本を友人のエロエと見つけて、

恥ずかしさのあまり手にすることもできず、それでもって目は本から離せずに、

夕刻過ぎて友達と別れた後にわざわざ再び裏路地へ脚を運んでしまうほどにエロい本が好きだった。



だって、小学生の頃なんてちんちんがおっ勃つだけで気持ちよかったもの。

ちんちんが短パンにあたるだけで気持ちよかった。

で、横断歩道を渡る幼稚園生さながら、左右に人がいないことを確認し、

誰もいないことを確実に認知したつもりでやっとこさ手にするエロ本。



そんなときに限って同じ目的で別れたはずのエロエが戻ってくるのな。

仕方なく秘密を共有して、二人で心臓をバクバクさせながら意味も分からずにおっぱいを出してる女の人に、

僕らの股間は釘付けだった。

正直小学生時代のエロ友エロエがいてくれてよかった。



今でこそ分かるけれども、どうしても開かないページだとか、

無理矢理にこじ開いてたのだけれども、

どうにもカビカビしちゃってて、ビリビリとかいう悲しくも虚しく引き千切れる音と共に、

どうにもイカ臭い匂いが漂うのが不思議だったのだけれども、

あの頃は秘密の花園を見るのと引き換えの、

未知の世界への歩みと代償に、そんな匂いが伴うものだと思ってた。

くっそ、エロ本に射精すんじゃねーよ、変態め!



でね、僕は母親のしけの所以で、『人様の前で出来ないことはするな、言うな』。

ってのを固く守って生きてきたつもりだったのですよね。

そんなカビカビのエロ本に出会うまでは。

でもな、やっぱすんげー顔しちゃって、悶絶しそうな大人な女性の裸にすこぶる興奮しちゃって、

そらー、あなた、人様にこんなのを見るのが好きですなんて言えなかった。



で、話は戻るのだけれども、

[Winny]。

いやね、数々の性癖のあるビデオを人並み以上に見てきたと思う。

でな、やっぱ好きなシリーズってなものがある。

[宅配コギャル]だとか、[M MODE]だとか、正直血眼になって集めた。

20代も後半の男が必死に集めた。



正直、[ぶっかけドリーム 及川奈央]だとか、[パイパイ二本指し、先生もう駄目です!]だとか、

そう言った類のもは好きでなくて、やっぱ[夕樹舞子]のようなソフトなエッチが好きなわけですよ。

でね、[レッド突撃隊]ってなシリーズもの(シリーズものはどっちかってと好きじゃないのだけれども)

が面白くて、夜な夜なWinnyを立ち上げてはお世話になっていたのですよ。



ところがどっこい、

『レッド突撃隊 お昼休みのOLさん!制服のままハメさせて下さい!!44人』まではよかった。

奇策珍策練って口説く様がなんとも滑稽で正直面白かった。

でもね、

『レッド突撃隊 愛しの女子校生たちよ、中出しさせて下さ〜い!』

を見てからはどうにも好きになれなくなったのですよね。



いやもう、これは男の話ですけれどもね、

本当にナンパされたバカでトンマな女子高生が、いやいや言いながら、

金をちらつかされて、『嫌々』が『イヤン♪イヤン♪』になって本当に中出しされてしまう。

この強欲な後家ババアの守銭奴(しゅせんど)めが!



で、何が言いたいかって言うと、今の僕らの生きている世の中は何でもありになってきてしまっている。

玉石混希(ぎょくせきこんこう)、良い人間も悪い人間もいる。

ともあれ最近感じるのが、この、悪い人間の度合いが酷すぎる。

秩序とモラルは表の仮面で、怪しい貧民屈や裏路地ではそれこそ陰惨な世界が手ぐすねひいて待っている。

でね、本当に自分の意志というものを固く持って生きていって欲しいと思うのですよね。

[若い]ってのも一つキーワードにありますけれども、

はっきり言って見ず知らずの、どこぞの馬の骨とも知らない奴とセックスするのもいいですよ、

でもね、最低限自分を守る形は取らないと、本当に危ないですよ。



そらね、幸か不幸か高校生にして妊娠した方もおられるとは思う。

でもね、それがね、一時の金の欲求で、好きでもない馬の種をまかれたらどうするんです。

僕だって例外じゃなかったし、カッコつけたい年だったし、はっきり言ってセックスもしてた。

でもね、この例はおにゃにゃのコに特化しているかもしれないのだけれども、

自分というプライドは捨てちゃあいけないと思うんですよね。



変に意固地になれとは言ってませんが、

自分というものをきちんともって、それ相応の対応をして欲しい。

「欲しい」というのは僕の願望であるかもしれないのだけれども、

取り返しのつかない事態だけは避けるようにすべきだと思うのですよね。



くどいようだけれども、それが惚れた相手で、その後どうするかはお互いが話しあえばいいですよ。

でもね、金の欲に魂を売って、二度と連絡もつかないような相手とはまずい。

まずい、と言うか、そらー、自己判断ですけれども、分別すべきだと思うので、

ちょっくら、今日は書いてみました。






しんみりした話から一転二転、

僕の小学校時代に、小港(こみなと)君と樫村(かしむら)君てな親分子分の主従関係の存在があったのですよね。

樫村君はとにかく小港君の言いなりで、

それを宿命のごとく思い受けていて、それに準ずるのを一種の快感とさえ感じていた頭の弱い子だったのだけれども、

まあ、それで幸せならおめでたいな、なんて思っていたのですよね。



ところが、ある日の出来事に僕も流石に驚嘆した事件があった。

なんてか、小五、小六にもなると、ちょっくら異性を気にし始めてカッコつけたがりボーイな、

おませな輩が現れる。



で、彼らは何を血迷ったのか、路上に唾をペッペと吐き出すのが格好良いと思ったらしく、

とにかく一歩あるくごとにせかせかと唾を吐いてた。

蜘蛛じゃあるまし、どっからそんなに唾が出るのかと不思議でしょうがなかったのだけれども、

とにかく働きありのよりにそこらじゅうに唾を吐いていたわけですよ。



そんなある日、とても風が強い日でして、どうしたらそんな恥ずかしいポーズが出来るのか理解不能だったのだけれども、

公園でドッチボールか何かをしていた僕らの前に姿を現した小港君と樫村君。

比較的ドデカイバネに繋がれたまぬけなパンダ顔の乗り物に利き脚の右片足を乗り出して、

もたれるかのような姿勢で右腕を右膝にもたつかせ、もう片方の脚はまっすぐ地面に根をおろし、

なんてか、港でカッコつけてタバコを吸うブルース気取りのスタイルで僕らの様子を眺めてるじゃないですか。



そんでもってお決まり十八番(おはこ)の唾をぺっぺと吐いてるんですよ。

ところが、前述したようにその日はすこぶる風の強い日でして、小港君の吐いた唾が、

隣にいた樫村君の太ももにかかってるんですよ!



それでも同じポーズをとりながら微動だにしない二人。

ぜってぇー樫村君も気づいてるわ!とかつっこみを入れたくなるも直立不動さながらのお二人さん。

何がそこまで彼らの友情を支えてるか分からないのだけれども、

遂に小港君の痛恨の第二発目が放たれたときだった!



放たれた唾ば、いやにしつこく、半ば鼻水交じりのもので、見事に樫村君の左頬に命中。

小港君の何とも言いがたいしつこい唾が樫村君の頬にへばりつきながらも、

そのしつこさとはいかに、離れそうで離れないネチネチした唾が樫村君の頬桁を射止めちゃってるんですよ。

というか、離れられない美しき友情の唾液。

まったく滑稽で奇妙な姿だったのだけれども、やっぱり最後は自分の意志をもって、

有/無の区別はするべきだと思う。



僕もあまりに驚愕な事件だったので最後まで直視することは出来なかったのだけれども、

三度(みたび)振り向いたときには樫村君のテラ光する頬からは小港君が吐いた呪いの唾の呪縛から逃れられていた。

結局樫村君は愛する小港君の唾を、鼻かあるいは口からすすったのだと思う。

やっぱ人間ときにはプライドを捨てて逃げるのが一番だと思う。






そうそう、近況の僕の報告で何なのですけれども、何だかんだで飲んだくれてる僕は、

会社から入った定期代をそれとも気づかずに、

「おっ、なんか今月まだ金あんじゃん。」

みたいな感じで飲み代に潰してしまったのですよね。



関東ではSuicaとかいって、ICチップ埋め込みカードを定期券代わりに金をストック出来るのだけれども、

1万のストックを定期期間内と勘違いして使い果たし、

改札口でボディブローを喰らってはじめて定期切れに気づいたのだけれども、、

心から邪慳にしてたローン会社Zero Firstとかいう人を駄目にする会社からこの世に生を受けて28年来初の借金をすることに。

5万ほどな。



結局今月の給料の5万はローン会社に流れ込んでしまってどうにも生計の余地が経たない。

僕は再び卑下し続けたローン会社に今月もお世話になって、どんどん駄目になっていくのだと思う。

プライドもクソもあったもんじゃない。


■2006/09/19:キャパシティ
『なあ、泉さんお前に気があるんだってぜ?』



さし昇った太陽は一瞬、全てのものを明るく照らし柔らげるかのように見えた。

一心に堰(せき)を切って落としたような谷平君のおしゃべりを耳にして僕の股間がうずかないわけがなかった。

おうおう、何だ谷平の野郎、いつも食べて寝てばかりで、どうにも手がつけられないと思っていたら、

一年に一度ぐらいふいに起き上がってびっくりするようなことを言い出すじゃないか。



おどろきに似た、なんとも言いがたい心の動揺を覚えながら、

僕は悪魔の囁きに耳を傾けなけやしの千円を手渡してしまったのです。

ふん、構うものか、『ない善よりある非善』だ。

女なんて穴がありゃいいんだ、そうだ、そうに決まってる。

「おんなーなんて、ららーら、ららららーら

おんなーなんて、穴ーがあればいーいー♪」 

これは恋の伝聞だ、あいびきの申し出に違いない。

そして僕は自分に匕首(あいくち)を振り上げた谷平君の甘い罠に見事に落とし入れられていったのです。






僕と言う存在が人として認められているのかはともかく、

一応オフクロの秘密の花園からシャバへおっぽり出された生物を総称して『人』と呼ぶのならば、

僕もそれに類まれな存在ではないので、一応『人』と呼んで頂きたいのだけれども、

まあ、28年間も人のフリをしているとそれなりに恋ってものを経験すると思うのですよね。



自慢にも屁のカッパにもなりゃしないのだけれども、

何度かこの日記でも書いた通り、僕は中学から高校まで一貫して一人の博多娘に恋心を寄せていたのですよね。

で、それは実は嘘で、いや、嘘じゃあないのだけれども、

まあ、途中その心が挫けそうになった出来事があったのですよね。

つうか、挫けた、もっというと複雑骨折した。






「黙れ包茎!」と言えば60%の日本男児が傷つくように、

60%以上の男ってのは踏まれたウンコみたいな顔をしていて不細工じゃないですか?

でね、僕も前半はともかく後半の輩の気持ちってのはすこぶる理解出来るのですよね。



でな、そんな非モテな僕らがですよ、あなた。

ねぇ、あなた、そりゃね、嘘でもね、

『あのコお前に興味があるみたいだぜ?』

みたいなこと言われみて下さいよ、そりゃ、口ではこう言いますよ。

「ばっ、ばっか!まさか、んなわけねーじゃん。」

こう言うじゃないですか?



でもな、

『目元ぱっちり、口元狭く、はちゃーがまく(蜂のように腰がしまっている)、だっちょうくんだ(足首が細い)』

てな美人の条件って言葉(沖縄の美人の条件用語)もあるように、

例えそれが本人から直接聞いたのでなくとも、

そんなことを言ってくる輩がいたら気にしないわけないじゃないですか?

それが男ってもんじゃないですか?






谷平君は小ずるそうにヒソヒソと僕に歩み寄ってくると、こう言ったわけですよ、

『なあ、泉さんお前に気があるんだってぜ?』

「ば、ばか!ばか言うなよ!あの泉さんがだぜ!?俺なんかに、おま、おまっ、おっまえ、

ちゃかすなやい!」

こう、返すじゃないですか?

心では「マジで!?」とか、もうその日一日、

ウキウキランランでスキップしちゃうような気持ちになるのが男ってなものじゃないですか?



でね、泉さんてな、中学の時に同じ塾に通うチョベリ美人なコがいたわけですよ。

お嬢様学校に通うそのコはおつむの方はちょっとバカだったのだけれども、

なんての?

僕の通ってた塾ってのは月に一度『月例テスト』ってのがあって、

上はSSSから、SS、S、A、B、C、D、Eと頭の良い順にクラス分けされていたわけですよ。

でもね、泉さんはちょっとおつむがいまいちだったので、常にBクラス。

DとかEとかは論外で、そんな奴は塾に来ようが来るまいが、金を捨ててるだけの連中なわけでとにかく論外。



ぶっちゃげると僕は本当に劣等な遺伝子をオヤジから受けついでまして、

入塾したときはEクラスだったんですよ。

分数の足し算とか止めてくれ、って感じでEクラス。

なんだよ、『通分(つうぶん)』て。



でもな、中学から高校まで一貫して惚れた女がすこぶる頭がよかった。

でねでね、やっぱね、そんなコがいると僕だって勉強しちゃう。

だって同じ高校に行きたかったんだもの。

今でこそストーカーやらと呼称される単語で一網打尽にされてしまうかもしれないけれども、

惚れた女がいたらしょうがない、これはもうあなた、教科書を舐めまわして、オナニーに疲れて寝てる場合じゃありません。

なまら勉強した、オナニーと戦いながら惚れた女と一緒の高校に行きたいがためにちかっぱ勉強しましたわ。



で、なんとかSクラスやらAクラスまでのレベルに到達して、同じ高校を受けれるレベルにまで達した。

愛の力だよな。

ところがだ、塾一番にすこぶるかわゆい泉さん。

すんげー可愛くて、何度か毛布を股間に挟みながら妄想でキスの練習とかもしていたのだけれども、

そんな素敵な泉さんがですよ?

ケツの穴に毛の生えた僕のような男に興味持つだなんてゆめゆめ思うわけないじゃないですか?

ところがそんな僕の恋心を一瞬にして驚嘆せしめたわが高潔なる論敵が現れたんです。




やっぱ泉さんてのは一目おかれるくらいの美人でして、

塾の帰りなんかに皆でラーメンなんかをすすりながら、

「うおー、泉さんてアレなんなん?反則じゃね?めっちゃ可愛いわー」

とか連呼しながらラーメンをすすっていた僕を陥れようと陰険な野獣が動き出したのです。



悪賢く悪意に満ちた谷平君の悪巧みは巧妙で、奸知(かんち)を弄してその意図を隠し、確固たる目算を頂いていたんですよ。

『なあ、お前にこの写真渡して欲しいんだって。』

そういうと谷平君は僕に泉さんの写っている写真をちらつかせはじめたのです。



なんて骨の髄までロマンティックな女なんだ!未来の僕の嫁さんに間違いない!

こんな美貌があれば全世界をひっくりかえすことさえ可能だ!

九分九里僕に惚れている、間違いない。

そんな僕は『月例テスト』でわざと問題を間違えてBクラスとかに居座っていたもの。

こんなにも奇怪極まるアネクトードを、素敵なパロディーの始まりと勘違いした僕は、

その魔性の魅惑を放つ写真に手を差し伸べたのです。



すると、狡猾な悪魔は言ったのです。

『はい、千円』

な、なんて卑劣で卑小で卑猥な男なんだ谷平!

ふふ、解かっているぜ、泉さん、これも恋の試練なんだろ?

僕に必要なのは谷口君、君です。

少しも手心を加えずに無遠慮に、赤裸々の真実を語ってくれる君が必要だったのです。

買おうじゃないか谷平君、なけやしの金で買わせて頂くよ、

土曜日だけオフクロから弁当代500円が手渡される食費を2週分削ってでも買おうじゃないか。



そしてゴメンよ、中学初代から愛した貴方、許しておくれ、

僕は、僕を望んでくれる眼の前の女にみすみす恥をかかせることは出来ないのさ。

いかなる車裂きの刑や釜ゆでや火炙りの刑が待ち受けていようと関係があるものか、

どんな災厄よりも、どんな凶作よりも、どんな拷問よりも、ペストよりも、天刑病よりも、あらゆる地獄の苦しみよりも、

今やれる女がそこにいるなら、例え火の中、水の中、緑の色と清浄な空気が漂う魅惑の桃源郷、マンコの中まで必ず辿りついてやる!

これは壮厳きわまりない真理だ、自分の運命の浮沈に関わる大事だ、

そう決意を新たかに、その胸にかたく抱きしめた。

これはもはや叶わなかった陰惨な運命の骰子(さいころ)を振りなおすチャンスだ。

たとえ後になって慚愧(ざんき)のためにおそろしく苦しめられたってかまうものか、眼の前のマンコが待っている。

いずみちゃ〜ん。






こんな下らない文章をここまで読んでくれた暇人には申し訳ないのだけれども、

泉さんが僕のようなチンカスを相手にするはずもなく、

2週分の土曜の食費で手に入れた泉さんの写真を手にするや否や、

谷平君は僕が従来から惚れてる女の事情やら、泉さんにちょっかい出そうとした僕のヨコシマな思想を、

ありとあらゆる周りの人々に伝えたのです。



従来から思いをよせていた愛しのマイハ二ーからは、

『頑張って!』

という嘲弄交えの痛切な一言が僕の胸を貫き、

泉さん当人からはとてつもない軽蔑の眼差しっぷりあふれる睥睨した目線ビームが。






おい、谷平。

不人情で厚顔無恥な恥ずかしい人間め!

貴様なんて最も傲慢な、最も自惚れた、最も俗悪で唾棄すべき凡庸性の典型なんだ!

権化め、高慢な凡庸め!泰然自若たる凡庸め!

壮言大語をののしるピエロめ!

とりわけ流暢(りゅうちょう)に言葉尻を引き伸ばしやがって。

自分こそは人類発達の先駆者であると信じ込んでいるような、こうした無邪気な厚かましさは、

自己とその才能を信じて疑わない愚かな人間の信念さ、はは、くそっ。。。

何ていうか今並べた文言全てが自分のことのようだぜ・・・
(一応これだけ並べるのに30分くらいかかるんだぜ?そんなには恨んでないからね、谷平君。)



違うんだよ、思いをよせた6年間のあなた!

僕はいつもいの一番に君のことを、うおー君のことをー

ちょいと悪魔の誘惑に余所見をしていただけなんだ。



満腔(まんこう)にマンコな情熱を傾けた僕の恋心は一頓挫をきたし、

一挙一動を監視するように冷徹な視線を浴びまくる60%がもてない男の一人。

憂愁と煩悶の中に身を沈め、悔恨の念に苛まれながら悶死しそうだぜ。

違う!僕はついぞ一度も君以外の女なんて!

うおー!!!

心も魂も卑劣な奴だという範をおされ、

もはや逆境の身の僕に弁解の余地はなく、ただただ沈んだ僕の青春。



泉なんて、卑しい売女(ばいた)なんだ!

違うんだ!

限りない悲哀をこめて叫び自分の喧噪さを一段と染め、

恥の上塗りさながら、筐底(きょうてい)に秘めてある僕の恋心をいともたやすくふみにじられた中三の恋。




まるでこちらが暇乞(いとまご)いでもしたかのように、

僕の恋心は鞭の打擲(ちょうちゃく)でおそろしいまでに打ち砕かれ、

万事とんとん拍子にうまく運ぶはずはなく、恐ろしい畏怖の念に全ては崩れさり、

自分の意志を貫き通すことが出来なかった三文文士として

結局僕は、谷平君の陥穽(かんせい)に陥り、中傷されたあげく、元々の恋の道すら失ってしまったのでした。




いろんな悪徳に腐り果てた僕ではございますが、千円で買った例の写真な。

何か中三のくせしてバニーガールのコスプレしてました。

何だこの気持ち悪い女は。

頭おかしいんじゃないのか?



ちなみに同じ高校までおっかけて6年間恋したおなごはさっくり別のちんこにもっていかれましたとさ。


■2006/09/10:健康診断
『最悪は死に至ります。』



そんなストレートに言いますか?

いやね、僕の中ではナースってのは天使、それも高尚で高潔な至高の女神なわけですよ。

そんな菩薩(ぼさつ)のような心を持った至福の曙、しののめのようなまばゆい光を放つクレオパトラがですよ?

『最悪は死に至ります。』

こりゃないでしょ。

もっと不憫の情を持って接してもらいたいものです。

もっともクレオパトラなんてのは奴隷の乳首に針をチクチク刺して喜びを得てた変態ですけれどもね。



いやいやちょっと聞いて下さいよ。

先日健康診断とやらを受けに行ったわけですよ。

まあ、ちょっと嫌な予感がしないでもなかったのですけれど、

それが見事に的中しやがったのですよね。



でね、それから見慣れない電話番号が時計と化した僕の携帯を地底の眠りから呼び覚ます。

ホント、一日二回きっかりかかってきやがりまして、

どうせまた債権業者からだろうな、なんて思って無視していたわけですよ。



三日経過して着信がなくなりましたので、はは、どうだ、僕のねばり勝ちだろう!

ぐははははははー

なんて、かゆくもないちんこを掻きながらポストに放り込まれたA3サイズの封筒を手に。



『asuka様



お電話を差し上げましたが、asuka様ご本人との連絡がつきませんでしたので、書面にて失礼致します。

○月○日にお受けいただいた検診の結果について、

医師から医療機関への受診を早急にお勧めする指示がございましたので、

検査成績表を至急郵送させていただきます。

検査成績表と健康保険証をお持ちになり、

医療機関をご受診下さいますようご案内致します。』





うん、自慢じゃないのですけれども、僕はいつもオールAなわけですよ。



例年二項目のE判定を除いては。









誓って言いますが、前日オナニーしてたわけじゃないのですよね。

と言いますか、最近はオナニーをする気力もなくなるまで飲んでるものですから、

週末にオナ溜めしてるのですよ。

いや、別にスペルマを溜めてるわけではなくて、一週間分のオナニーを週末にまとめてしているわけですよ。

軽く3、4回ほど。



3+ってのがどれくらい悪いのか僕には分からないのですけれども、

たかだか3+くらいでいきなりE判定になるものなのかと疑わしいのだけれども、

まあ、見た目で芳しい結果ではないのは一応僕の頭でも理解出来る。

ちなみに判定はA〜Eで、Eはいわずもがな最低のランクです。

でね、数値も整数値で『3』とかしょぼそうじゃないですか?

これならまだいいのですけれども、ちょっと流石に凹むものが次の写真です。






GOTってのがGreat Onany Timpoの略じゃないってのは一応分かるのだけれども、

通常値の約10倍もある。

なんか赤文字で書かれてるし、そこまでフォント弄りされると恋の予感のようにドキドキする。

次のGPTってな、Great Penis Timpoみたいな略のものも通常値の6倍以上ある。

y-GTPってなのも赤くなってる。

そんなに頬を赤らめられてもこっちも照れる。



で、ここを見て凹んだ。

あまりにも良いことが書かれてなさすぎてちょっとすさむ。

で、流石の僕も、

『界王拳10ばーい』だとか、『10倍カメハメ派ぁー』だとか、『肝機能障害10ばーい』だとか…

いや、シャレになってない。



で、恐る恐る電話してみた。

『最悪は死に至ります。』

『10倍っていう数値は普通まずないんですよ、それなりの覚悟はしておいて下さい。』

ぐはっ…

流石にそりゃ、言いすぎだ。

嫌、例えそうであってももうちょっとオブラートに包んで、

コンドームにくるまれたちんちんのように優しくして欲しい。

まあ、自分で言っててよく分からないんだけれども。



で、再診はまぬがれないのだけれども、

ほとんど必須で入院しないといけないみたいです。

肝機能障害が入院して直るものなのかと不思議でしょうがないのだけれども、

とりあえず怒りに身を染めたナースが激しく憤怒(ふんぬ)しまくっておりまして、

聖物冒涜、宗教侮蔑の罪でひっとらえてやる!

みたいな勢いでしたので、ちょっと、アレだ。

しばらくお別れかもしれない。

うそうそ、入院しろとか言われてもぼくぁーしないだろうけれども。



いやでも、案外放蕩者の怠惰な罪のあまり病院に収容されたならずものが、

病状は回復しているにも関わらず、大重病人のふりをする老獪(ろうかい)なペテン師口調で、

臨終の時になってやっと言えるようなこと、つまり、白衣の天使に、

「俺はもう駄目だ、最後に最後に願いが叶えば…」

とかなんとか、このドラマを仕上げる為に徹頭徹尾、長すぎる美辞麗句をひっつけ、

前口上をそれこそうんざりするほど並べ、邪推をに思わせ、哀れみを買わして、

『何でも聞いてあげる!』

こう一言いわせることさえ出来れば、

「一発、一発だけあなたと、あなたじゃなければいけない、あなたと一発やりたい!」

ダイナマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーィ!

なんてことも闇夜の病棟でミラクルが起こりうるかもしれない。





失礼しました。

今更言うことじゃないですね。

さてと、、、

残り少なくなったボトルに閉じ込められた酒を寂しく眺めながら、

「何でお前はなくなるんだ?」

てな馬鹿な質問を毎日繰り返すより、たちの悪い問題を解決しなくちゃならないみたいです。

月でも見ながら飲むべ。


■2006/09/08:夏の憂鬱
日記じゃないです、私心です、そうでもないかな。

いや、こういうのこそ日記というのかな?



こんにちは、asukaです。

皆さん凹んでますかー?イエーイ(グデグデしながら)

いえね、最近暇すぎて他人様の日記サイトをウロチョロと、こう、

何かパクれるものはないかとフラフラしていたのですけれども、
(あんまり使えるのはないな。)

いやいや、なんてかね、凹みまくりの日記が実に多い。



『死にたい』、『消えたい』、『やりたい』、もうこれしか目にしない。

うんうん、そうだね、死にたいね、消えたいね、やりたいね、よく解るよ。

ニュースを見りゃ毎日誰かが惨死してますものね。

そんなものを毎日聞いてりゃただでさえポンコツ同然の頭が余計におかしくなってしまいますね。



傘で目を刺すって何ですか?

どういう神経してたらそんな空恐ろしいことが平気の平左で出来るのかこちとら皆目見当もつきません。

凄いですねー、痛そうですねー。

女子高生が締め殺され、女子大生は宙ぶらりん、

幼児は虐待されるのがデフォルトで、鬱病患者が高齢者を抜くんじゃねーの?

ってな勢いで増加の傾向を辿り、人生に敗れた敗北者は自殺かルンペンの道しかない。

愛されて授かったはずの命はプチっと潰されて跡形もなく、はい、それま〜で〜よ〜。



時々この星の住民として、このふざけた社会に生きていると本気で吐き気をもよおすことがある。

お前さんのマンコちゃんからプニュっと、

『こんにちは赤ちゃん』した赤ん坊を壁に叩きつけてるニュースとか見るとですね、

反吐が出てくるわけですよ。

『たかい、たかーい』が『いたい、いたーい』に変わって子供を育てる時代。

『ママー』て言うと張り手が飛んでくる。

『パパー』て言うと蹴飛ばされる。

冗談は顔だけで十分だ。



うんうん、僕は非モテも非モテ、もはや大御所と呼んで欲しいくらいなのですけれどもね、

結婚もしたことなければ、なーんの苦労も知らずに毎日酒をすすっては、

センズリして寝てるようなブタですよ、ブタ。

え?ブタって御存知ですか?

とても綺麗好きなくせに体臭はノネりまくってる彼らのことですよ。



でもね、明らかにおかしいでしょ。

はっきりいってこの地球上に化け物が住み着いている。

運良く『人』とめぐり合って付合っても彼女はレイプされ、結婚しても夫は浮気相手に刺され、

子供が出来てもテメーで殺してしまう。

おー、すげー星だ。

銀河系第三惑星に属する『地球』は『化け物屋敷』に改名した方が適してるとさえ思う。



気の抜けたコーラみたいにポカンと口をあけてただ息を吸っているだけの人生に、

自分がまさにそうしている人生に、人ってのは周りのせいにして、ブヒーっと、こうわめきちらすんですね。

『俺たちは牛のように働き、さんざん苦労しているのに、野良犬のように腹ぺこで貧乏しているんだ!

ところが、他の連中は働きも苦労もしないくせに金持ちときている!(いや、いつものおきまり文句さ!)』

ドストエフスキー

とまあ、こんな感じですかね。 

『およそこの世の中はどんな治療をほどこしても手遅れならば、

いっそ千人の首を同時にはねてしまうという荒治療が適しているのかもしれない。』

ドストエフスキー

も一つおまけ。



この世があやまちだらけれであろうと、そのあやまちなしにはこの世が成り立っていけまいと、

そんなことは僕には関係はないのだけれども、思ったんです。

思ったんですが、書きません。

僕が言うのもなんなのですけれども、一言、みんな大丈夫かい?






サイト閲覧者様からこんな質問を頂いたのでたまにはブルトラさんちで公開しようかと思います。

■Q1.二重人格ですか?
A.多重キャラです。

■Q2.ニヒリストじゃないって書いてありましたけどニヒリストですよね?
A.違うとは思っているのですけど。

■Q3.たまに漢字に()でふりがな書いてあるんですけど馬鹿にしてるんですか?
A.してません。自分が書けない漢字にふってます。

■Q4.彼女いますか?既婚者ですが浮気とか無理ですか?嫌いそうですけど。(笑)
A.いません。全然OKです。

■Q5.ぶは。酷い文章だ。ワロた。
A.ワロス、ワロス。

■Q6.出会い系のacchanからきました。別にって感じ。
A.♪

■Q7.ぶっちゃげ今までどれくらいの人とセックスしたんですか?
A.星の数ほどです、気持ちは。

■Q.8あなたのキャプチャーソフトは他のに比べて優れてます。
タイトルバーのないものがキャプチャ出来ないのですがバグですか?
A.仕様です。
タイトルバーをアクティブにしてキャプチャしてるのでないものはキャプチャ出来ません。

■Q9.なんで掲示板消したんですか?女の子食っちゃったんですか?
A.特定の方の書き込みに偏ってきたので止めました。食べたいですけど食べれません(実力的に)。

■Q10.パスワードクラッカーにパスワードついてるじゃん!使えね!
A.パスワードは拡張子を除いたEXE名です。(書いてあるんですけど…)

■Q11.怖い人ですか?
A.よく言われます、どうなんでしょう。

■Q12.本当に毎晩あんなに酒飲んでるんですか?
A.飲みまくってます。

■Q13.顔写真下さい。
A.ウンコみたいな顔してるので自分のウンコ見て下さい。僕が下から覗いてます。

■Q14.北海道にはいつ来るんですか?
A.もう行きました。次回は未定です。

■Q15.ママチャリ感動しました!次はどこ走るんですか?神戸に来たときには声かけて下さい!
A.もう走りません。そちら様の連絡先が分かりません。

■Q16.乱交売女すげーです!マジですか?日記って全部マジなんですか?
A.全部嘘です。

■Q17.新しくサイト作りましたリンクして下さい。
A.半年以上続いたら考えます。

■Q18.スメル日記がなくなってるんですけど。
A.スメル君に彼女が出来て僕にメールを送ってくれなくなりましたのが理由です。

■Q19.オナニーの話しもっとして下さい。
A.オナニー、オナニー、オナニー。

■Q20.死んだかと思いました。これからも更新頑張って下さい。
A.よく死にますが頑張ります。


■2006/09/07:久保君のクリスマス
久保君の母親が死んでしまってから、イルミネーションは二度と輝きを取り戻すことはなくなってしまった。

僕が自宅からはほど遠い久保君の家の前の穏やかな坂道をオフクロと一緒に家路を辿っているときだった。

何でそんなところをオフクロと一緒に歩いていたかは忘れてしまった。

時は夕刻をとうに過ぎ、空は・・・

憶えてない。

けれども、完全な夜ではなく月が光を放つのに準備が整ったといった、そんな空だったと思う。



オフクロが足を止めてまで心を魅かれた久保君の家の庭に飾られたクリスマスイルミネーションは、

完璧な夜の訪れを待つ紺碧の空(そうだ、空は紺碧だったんだ)の下で優しい輝きを放っていた。

オフクロは一言も発せずに僕の顔を覗き込んで微笑んだ。

いつもは口うるさいオフクロの普段は出さない優しさの一面だ。

久保君のイルミネーションがくれた微笑だ。



雪もよいの空に紛れてその知らせが耳に届いたのは、ある年のもうじきクリスマスがやってくるといった頃だった。

久保君の母親は突然意識を失い、数日後には一握りの灰になってしまった。

葬式に向かうオフクロの背中を見送りに外へ出ると、

空気は凍てつきはじめ、胸の動悸が激しくてまともに息すら出来なかった。



久保君のような青年に出会ったことがない。

僕らは小学生時代に同じクラスで知り合った。

とても清楚で静かな子だったけれども、とても賢く、才気煥発で、誰からも愛される顔をしていた。

とてもいんぎんで、決しておもてで活発に飛び回るような子ではなかったけれども、

僕の世界へ引きずり込んでは何度も泥んこだらけにしてやった。



久保君は運動音痴とまではいかないけれども、

小学生がやるような遊びに関しての成績は芳しくはなかった。

けれども、そんな僕らの遊びに心から楽しみを見出しているのがよく感じとれた。

僕は久保君の屈託のない、晴れ渡った大空のような笑顔が大好きだった。

口数が多い子ではなかったけれども、彼は誰からも慕われ、彼も皆に優しかった。

ところがそういう子に限って、特定の親友というものがいない。



僕はとてもがさつな人間で、久保君のような、

いわゆるお坊っちゃんといった柄の人間とはまず合わない。

けれどもどういうわけか、お高くとまるわけでもなく、誰よりも礼儀をわきまえてた彼と親しかった。

あまり自分から人を家にを呼ぶ子じゃなかったし、

とりわけ久保君の家に行ってみたいという子もいなかった。

それでも僕は何度か久保君のうちで、とても綺麗な笑顔を持つ久保君の母親から出されるお菓子を、

それもとても高価なお菓子をむしゃぼりながら、

脂ぎった手でファミコンのコントローラを握り久保君と遊んだものだった。



そんな久保君から母親を奪い、

おそらく不本意にもこの世を去ってしまった母親を前に立ち尽くす彼を、

葬式で目にしたときのオフクロの言葉を聞かされた。

身体を戦慄がさっと流れ、心臓が凍てつく思いだった。

清らかな罪のない胸に、小さな拳を握り締めて必死で嗚咽と戦っている。

彼は泣かなかった。

今にもこぼれそうな涙を目いっぱい溜めてはいたけれども、それをこぼしはしなかった。



小学生の頃に久保君が経験したことが自分に降り注いできたら、

僕がもし、生まれなくてもよい権利を持っていたら、生を享ける権利を放棄していたかもしれない。

死−何かの巨大な暗愚の力によるものでもなく、倫理でも演繹(えんえき)でもない。



幾日かが過ぎて、愁わしげな顔つきで教室に入ってきた久保君を見たときに、

僕の心は完全に苦しめられ無限の哀しみに泣いていた。

この悲惨な事実を論駁し否定しつづけ、簒奪(さんだつ)さえた大切なものを、何としてでも取り返してあげたい。

そんな幻影に我を忘れて夢中になればなるほど余計に僕の心は傷ついた。

久保君は強かった。

何もなかったように振る舞い、皆もそのように接した。



僕は次のクリスマスに久保君をうちに呼びたいとオフクロに悲願した。

オフクロは一言、

『久保君には久保君のクリスマスがあるのよ。』と言ってのけた。

僕はなんて馬鹿な提案をしたのかと自分の愚鈍さに嫌気がさす。

彼が過ごしてきたクリスマスは彼だけのもので、僕ら家族が代弁出来るわけではないし、

それはあまりにも彼に対して失礼である。



若くして知った挫折、絶え間のない深い寂寥(せきりょう)。

心をえぐる閃電光、深い悲しみに襲われて何度も堰を切らして流した涙。

心痛と悲痛に張り裂けそうな胸を限界まで痛め、

血をしぼるような涙を流しながら現実を受け止めた小学生。



久保君の家のイルミネーションは、

その年も次の年も、僕が横浜を去るまで二度と輝きを放つことはなかった。



久保君、今元気ですか。

僕は横浜に戻って来たんだ。

実は今すげえ辛い心境にあって人生をおっぽり投げ出したいんだけれども、

久保君を前にするとそんなこと出来ないや。

秋まではもうしばらくありそうだけれども、物悲しい秋になると何だか君のことを思い出すよ。

まだ先は長いけれども、

今年のクリスマスにはあのイルミネーションが限りのない光を漏らしてるといいな・・・


■2006/09/01:夏休みの自由研究
夏休みの自由研究?

そんなもの貪婪(どんらん)な興味をもってマンコについてでも研究すりゃいいんじゃないかと思う。

はっきり言って夏休みの自由研究には良い思い出がない。

思い出す度にやり切れぬ憤怒の情に顔がピクピクと痙攣してしまう。

思い出がないどころか、忘れてしまいたいほどの陰惨で醜悪な思い出しかない。



(ある夏のことだった。

そりゃ、ある夏に決まってる、なんたって『夏休みの自由研究』がタイトルなんですからね!バカ!)



で、小学五年生の夏休みの自由研究。

何かについて研究して発表するのもいいし、何かを工作してもいい。

天真爛漫な無邪気さを遮二無二(しゃにむ)にうっちゃからして想像力の塊を見せ付けあう絶好の舞台。

僕らのクラスでは作品について誰が一番優れているかと、票を入れあう制度があったのだけれども、

この舞台で優勝すればいちやく時代の寵児(ちょうじ)に早代わり!

おにゃにゃのコ達は優秀な雄の精子を求めちんぽをもさぼりに来るに違いない。

ぐははははははー DNAウラー(万歳)

と、流石に小学生五年でそうは思っていなかった。



そんなこんなで切磋琢磨に僕が作り上げた作品は、

厚紙の箱に海の絵を書いて、横に起こし立てて、上から紐で魚やらタコやらイカなんかを吊るし、

蓋(ふた)の部分にサランラップを貼って小さな海をイメージしたといった、

どう考えてもお前のアイデアじゃないだろ?

ってな作品。

うん、TVでやってたからパクったんだ。



僕は抑えきれない弾む心に、胸をボインボインに躍らせながら、

大事に、大事に、まるで赤子を扱うかの如く大事にそいつを抱いて学校へ向かった。

そして、そこで奇怪きわまる途方もない椿事(ちんじ)が起きたんだ。



『あんた、胸のデカイ女ってバカなんだぜー、市川とかぜってーそーだよー、そう言ったんだって!?ええ!?おい!』

市川(いちかわ)さんはもう、忽然(こつぜん)となりながら叫んだ。

僕が教室へ入るなり、いきなりツカツカと歩み寄ってきては僕の大切な宝物を片手で払い落とし、

周りのことなんかかえりみずに、異常なほどの憤激の念をさらけだした。



いやね、全国のボインを敵に回すつもりはないのだけれども、

これは貧弱で脆弱(ぜいじゃく)なパイの、

うちのオフクロがひがみ根性丸出しで口癖のように言ってたんですよ。

そんなこんなで僕も外でそんなことを口走ってしまって、

おっぱいがデカイ女いたっけかな?

とか考えてたら、まあ、市川さんが浮かんだんだな。

それで、確かに言った。

『おっぱいのデカイ女ってバカなんだぜー、市川とかぜってーそーだよー』

って、言ってしまった。



「おめぇーのことじゃねーよ、おめぇーのことじゃねーよー」

僕は必死で訴えた。

『ムカつくあんた!』

そう言い放つと僕の大切な大切な心の海の作品を踏みにじり始めたのです。



間抜けな顔で陰惨な運命に終わった自分の作品を憐憫(れんびん)の情たっぷりで見ているときだった。

その僕の間抜け顔が気に入らなかったのか、

無礼者の顔をいまずぐにでもはすかいに力いっぱい打ちすえてやりたい。

そんな阿修羅の様なペダンティックばりの形相で彼女は僕を睨みつけた。



凍てついた空気をチャイムが救い、そうしていよいよ発表会。

皆が自分の席についてゆく、僕はまるで針の蓆(むしろ)にでも座っているかのような焦燥感(しょうそうかん)にかられ、

ブラックアウト寸前の茫然自失状態から現(うつつ)をぬかしかねていた。



礼節と気品の重んじられる独特の空気が教室を包む。

教師が教卓につき、一人一人の名前を呼んでは皆自分の作品を手にとって、

それを自分の席からゆっくりと一回りしながら皆にみせ、愛着わく作品の説明をする。

そしていよいよ僕の番だ。

誰もが事の真相を知っているはずなのに皆が皆、実に不思議なくらい黙過している。



僕は驚きに似た、何とも言い難い心の動揺を覚えながら、

驚愕の戦慄(せんりつ)に戦々兢々(せんせんきょうきょう)と身をガクガクとうち震わし、

言い訳をしてやろうという一つの考えが頭をよぎった。



そしてずるそうな面持ちでつぶらな瞳をチロリと市川さんにやると、

なぜだか憤怒(ふんぬ)で胸を煮えたぎらせて、さも、

『そんな言い訳なぞしたら頭をぶち割ってくれるぞ!』

とでも言いたげな表情をしてるんですよ、この人・・・

いや、もはや人じゃない、悪魔だ、祟りだ、小五のくせに胸だけやけに発達しやがってバカ女。



自分の誤謬(ごびゅう)を認めるどころか、

自分こそが荘厳(しょうごん)極まりない女だといわんばかりの悪態っぷりじゃないか。

我こそが並々ならぬ叡智(えいち)の持ち主で、非常に多くのことを洞察することが出来るのだ。

で、貴様の存在など息をする度に罪を犯しているのだ。

そういった非貫禄さが身体中から湧き出ている。

こわひ。






『人間というものは、互いに苦しめあうように創られている。』

ドストエフスキー






なんて懶惰(らんだ)で非良心的な女なんだ、デカパイ娘。

よし、受けて立とう、僕も男だ、覚悟を決めた、

たとえこの僕が天使のように君に対して無実な身であっても、

君が我慢出来ないというなら仕方ない。



僕は・・・

いまやスルメのように細く潰されてしまった、

僕の海だったはずの箱の先を片手で持ち立ち上がると、

「一反モメンです」。



こう言い放ちその場でぐるぐる回りながら「きたろ〜」と、黄色い声を轟かせながら、

幸運の白い蛇の様に痩せ細ってしまった無残な厚紙をくねくねとヒョロつかせるのでした。

いやもう、これが僕に出来る精一杯のことだった。



『お前なめてるのか?こっちこい』。

最後は言うまでもないと思う。

次の瞬間、教師にそう言われて重い、

市川がくらうはずだった、重い、拳固に轟沈させられるのでした。

まあ、言い訳したにしろ結果は変わらなかったと思うんだけれども。









---おまけ---
次の年の小六のときも酷かったのですよ。

次の年はなぜだか挙手制になり、優れた作品のものをあらかじめ推薦するのですよね。

教師が、『asuka君の作品が良いと思う人ぉー』なんつっちゃって周りに挙手を求めるのよ。



で、中原君てな嫌味な不倶戴天(ふぐたいてん)の仇敵がいたのだけれども、

彼がなんと僕の作品に挙手してるじゃないですか?

まあ、彼一人だったんですけどね。

で、僕の作品は予め作品展示場さながらの、

教室の前方に並べた机の群れの上にところ狭しと可愛らしく鎮座。



で、一巡めぐって確認の二審査で再び教師が、『asuka君の作品が良いと思う人ぉー』。

て聴いたらあの野郎手あげないのな。

もちろんその他の奴もあげないし。

晒し者にして終わり。

中原のやろぉぉぉぉぉー!!!



僕の精魂こめて作った貯金箱は未だに健在なんだぜ!

このソルマックの『飲みすぎ』ってシールが、

あれから16年たった自分にふりかかるとは思わなかった。





これ、小学六年生が作ったんだぜ?

じーちゃんと一緒にさ、ニスとか塗って、鑢(やすり)で角もツルツルよ?

だめ?

ぜってーいけてると思うんですけど。

僕のDNA駄目?

誰にも認めてもらえなかったけれども、じーちゃんと作った僕の宝物です。





オフクロが500円玉貯金してます。

実家帰ると、こっそり一枚増やしてやってます。






---おまけ2---
てことで、久しぶりに僕も何かを作ろうと思って作ってみたのですよね。

夏ってこともありますし、なんか、こう、エアコンとか電気代かからなくても済むような、

画期的なアイデアがないかと、つるつるの脳味噌で考えてみた。



で、できた。

バーン。





これが何かですって?

あんまり自分のうちのオンボロっぷりをさらけ出したくはないのですけれども、

まあ、なんての?

『氷結タワー』。

みたいな・・・

で、全然涼しくない。--;p







●作り方
1.準備するもの
氷結柚子84本(500ml)、セロハンテープ。

2.7本づつペアでセロハンテープでとめていきます。





3.積む
7缶1セットの氷結柚子が12組並んで天井に届いたよ。

まあ、最後は短いの(350ml)が天井につかえてたけど。



ねっ?簡単でしょ?



注意:
良いコの皆は絶対に真似しないで下さい。

肝臓が壊れる恐れがあります。

ちなみに、84本1月かからないで飲み干しました。